Keiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Kei

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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

80年の韓国民主化運動など時代背景は知らずに視聴したけど、コメディ要素の強い前半から限りなくドキュメンタリータッチで描かれる後半への振り幅がスゴい!
もの凄くリアルで凄惨な市民デモ隊と軍の衝突の後、と
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.1

第93回アカデミー賞短編実写映画初受賞

警察官に市民を裁いて罰を与える権利があり、市民には殺されても文句を言う権利がない社会で生きることを想像したら、誰でもぞっとする。
映画はタイムループ物で、た
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

3.5

人間文明が壊滅した後モンスターが蹂躙している世界で、へなちょこの主人公が愛する恋人の元へ旅立ち成長する、王道の冒険モノです。

カエルや昆虫などが巨大化したモンスターは、なかなかの出来で、もちろんCG
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.2

ハマり役揃いの俳優陣、特に松岡茉優のナチュラルな演技や國村隼の大先生っぷりは一見の価値があるし、またしてもリリーフランキーの出オチ感に笑っちゃいます。

原作未読ですが、さすが吉田監督!テンポの良いス
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

4.0

登山は本当にしんどい。
なぜ山に登るのかを聞かれても、自分でも正確に答えられない。 
そこに山があるから?
達成感があるから?

次元が違うけど(笑)作品中でも重要なテーマのとなっている。
登山家のベ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.1

幽霊もゾンビもモンスターも出てこず、出てくるのは3人の泥棒と筋肉マッチョジジイのみ。
しかもこん爺さんにはとんでもない秘密が隠されていて、泥棒が殺人マシーン爺さんに攻撃されて被害者になっていく・・
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イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

3.5

原作スティーブン・キングと密室ホラーCUBEの監督ということで、期待が膨らむ時間ループ物のホラー。

助けを呼ぶ少年の声を聞き、草が生い茂る広い草むらに足を踏み入れた妊婦とその兄。やがて互いを見失い、
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キングダム(2019年製作の映画)

3.7

最新刊まで読破後に、原作の壮大な世界観やアクション、ファンタジー的なドラマパートetc.....、どこまで近ずけるか期待して視聴。

まずキャスティングで気になったのが原作で圧倒的な存在感を放つ王騎将
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

3.0

1984年に映画化された麻雀放浪記も今回の内容も全く知らずに鑑賞。

白石監督は風刺の効いたB級カルト映画を狙ってたと想うけど、竹中直人のおふざけキャラはストーリーから浮いてるし、タイムスリップあるあ
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透明人間(2019年製作の映画)

4.2

これは怖い!
監視社会と言われる中ドラレコさえもつけていない自分にはピンときていなかったかど、知らないとこで見られている恐怖ってとんでもないですね。

透明人間が主役ではなく、追われるほうの視点で進ん
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シャイニング(1997年製作の映画)

3.7

キング版「シャイニング」を見て改めてキューブリック版が不気味で謎が多すぎるなぁと実感。(そこが良いんだけど)

ジャックトランスや妻のウェンディのキャラクターも真逆。
只々恐ろしいトランスではなく、ホ
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

80年代どきどきしたグーニーズやスタンドバイミー、大人になり80年代を思い出して懐かしんだストレンジャーシングスを足してうすーくした感じの映画。

音楽や映像は80’sの雰囲気を出していたけど、80’
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野火(2014年製作の映画)

3.8

まるで戦火にいるような錯覚に襲われる映像。

そんな世界でも、美しい大自然と蠢く人間とのコントラスト。

精神の均等が取れなくなるぎりぎりの状況でも生きることに執着する田村一等兵。

どの時代にも暗躍
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.0

シャイニングの続編にする必要あるのか?
続編のチャレンジはわかるけど。
シャイニングは現実と悪夢の境界がなくなっていき狂気と恐怖に包まれていくけど、今作は超能力者の対決に終始して、無理矢理シャイニング
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

前作の続きと思ったら4年後の別の話なので前作を知らなくても問題なく見れます。

前作オマージュのような密室ゾンビでスタートして、後はひたすらゾンビ対人間、人間対人間のアクションに次ぐアクション。
マッ
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EXIT(2019年製作の映画)

4.4

緊張と緩和を繰り返しながら最後まで走り抜けるノンストップアクションコメディ❗️
最初はゆる〜いコメディ映画なのか?と思いきや、年末のSASUKEを思い出させるアクションと、決して強い人間ではない2人が
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約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.7

実写映画化は面白い。
小栗旬ルパンのような「そ〜りゃないぜ」的なものから、漫画を忠実に再現しつつ映像でしかできない立体的な場面を取り入れたバクマンetc

また原作を知ってるかどうかでも見方が全く変わ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

2.6

密室(空間)に閉じ込められた3人の関係が徐々に明らかになっていく、タイムトラベルモノというか、ファンタジーというか・・・
謎がわかってくるにつれて、エンディングの予想も容易で、感動も驚きもなし。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.1

雪の中を女性が必死に走っているシーンから始まり、後半その理由が分かり、心が揺さぶられます。
アクションシーン(特に狙撃)も迫力があり、制裁シーンも完璧。

人は本当に辛くても悲しみを正面から受け入れる
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.7

予告編を観て、何となく観たら超難解な映画でした!
主人公の女性(名前は最後まで分からず)
が恋人のジェイクと彼の両親に挨拶に行くところから始まる。
とても長い車内の会話シーンや突然差し込まれてくる学校
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

冒頭の豚小屋のシーンで「この映画についてこいよ」という覚悟をさせられ、その後も白石監督の妥協のないバイオレンスシーンに脱帽。
いだてんの猪熊治五郎と同一人物とは思えない(笑)役所広司や名脇役の演技に度
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.9

あまりジブリ作品を見たことない自分が言うのもなんだけど(初期の3〜4作品で止まっている)予想していたファンタジー感が全くない。
というか、何気もない風景とか穏やかな日常が心に染み渡ってきて、こんなファ
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アス(2019年製作の映画)

3.8

万引き家族やパラサイトに通じる格差社会を軸に描いているけど、ホラーやアクション(中盤以降ウォーキングデッドをみてる気分に・・)、コメディなど様々な要素がテンポよく詰め込まれているし、前半部分の伏線もし>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

ビデオ撮影に取り憑かれてストリートアートそしてバンクシーの創作現場までたどり着いた男がバンクシーの一言で更にとんでもない事になっていくドキュメント。

バンクシーが仕組んだのかそれとも偶然?

ストリ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.3

この映画、最初主人公がわからない。
最初のナレーションが誰のものかわからないのが原因。
登場人物は
シガー→ 家畜銃で人を殺す冷酷無比な殺し屋
モス→麻薬取引の現場を見て大金を持ち逃げした男(ベトナム
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レスラー(2008年製作の映画)

4.5

ボクサーに転向してどん底に落ちたミッキーローク自身の境遇と作品、そしてプロレスの素晴らしさがシンクロしてどんどん引き込まれてしまう作品。

主人公のランディーはハルクホーガンの様なアメリカンヒーロー時
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

「12モンキーズ」のSFモノや「28日後・・」のゾンビモノなど色んなジャンルのパンデミック映画があるけど、今まさに起こってる事を予言したかの様な内容。
クラスター感染やネットのデマ、買占めなどそのまま
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.8

列車という密室を使った近未来SF。
環境問題から始まり格差社会や奴隷問題、最後尾から前に行くと裕福になっていくように感じる資本主義の世界も揶揄してます。
(寿司屋が比較的後ろの車両にあるって事は日本が
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.1

大切な人の事を思い出すのが辛くてなかなか観れなかったけど、とうとう金曜ロードショーで鑑賞。

「リメンバーミー」
邦題らしいこのタイトルに全てが全て表してる。
大切な人との思い出をずっと大切にして生き
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

こんなに現代の闇に斬り込んだ映画がアカデミー賞をとる時が来るとわ!
そして凄い映画を観た。この一言につきますね。

コメディタッチの前半から突然やってくる恐怖の悲喜劇に脱帽。

富裕層と貧困層、さらに
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

生ける伝説達が勢揃いして、3時間半ビシビシの緊張感が続くとんでもない映画でした。

名優の素晴らしい演技でアメリカ裏社会に生きた男たちの悲哀を堪能できます。

映画好きの映画好きに贈る映画好きの為の映
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

エンジン音、ブレーキ音、クラッチ音、タイヤ音、すべての音が体に入ってきて震えてくる。

自動車メーカーの対決だけではなくて、ドライバーや社内での対立
、2代目の葛藤や夫婦・親子の思いそして友情などなど
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.0

宇宙人が攻めてきて地球が滅亡る悪夢にうなされ、家族や同僚から病院を勧められる中、突然何者かの侵略が始まる。
が、今まで見た夢とは少しずつ違っていて、その理由が明らかになり、思わずなるほどーてなります。
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

5.0

世界中の音楽を細野流に変換して届けてくれる細野さん。

その足取りもふらふらと軽い。

生い立ち〜はっぴいえんど期〜
ソロデビュー期〜トロピカル期〜
YMO期〜プロデューサー・アンビエント期〜ヴォーカ
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

ドクタースリープの公開前に、20年ぶりの鑑賞。

ユアンマクレガー、若かりしニコルソンに似てる(笑)

突然現れる犬男?とか、シンメトリーの不気味な映像、役者のとんでもない表情などなど、そりゃあ怖いで
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

2.5

やっと見終わったブレイキングバッドの続編を勢いで鑑賞。
ジェシーのその後を描いてるが、何が正義で何が悪なのかを問いかけて、ウォルターを許した瞬間自分も共犯者と錯覚に陥ってしまう本編のヒリヒリ感は全くな
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