上映会があったので。
女医を演じる吉永小百合は、都市型大病院の救急外来から地方の診療所へ移り、在宅医療を担うことになる。
それはまさに、(死も生も隠蔽された)男性的なシステム世界から、(死と生の遍在す>>続きを読む
ゴメンしてねっ!が可愛い
「まず生きることだよ」
「生きてることって、くだらないわね
つまらないのよ、くさくさするの」
秋刀魚の味でも流れたBGMのもとで、ビール飲むシーンが好き
和泉雅子が可愛いのは勿論だが、それに負けじと笠智衆も可愛い
居酒屋のシーンと、おゆきが傘を持って追いかけるシーンが特に好き
「酒ってやつはね、まあこんな日の為にあるようなもんで」
美男美女姉弟の、家からの飛翔
時折出てくる佐田啓二が良いアクセントに
ラストシーン、何故かほろりと涙が
終盤の展開が衝撃的だった
だが物語の結末は、スッキリする
セーターとラケット、テニスボールとともに田中絹代が崩れ落ちる構図が美しかった
犬もなかなかの名演技
典型的な母もの映画
母の息子贔屓と溺愛ぶりが凄まじく、観るのが少し辛かった。
その分、左幸子は通常運転で安心した
是枝裕和「万引き家族」の原型のような作品
浜ちゃんも兵六も、ひと癖もふた癖もあるんだけど、どうも憎めないなあ
“お人好し”って、味わい深い言葉だ
笑いあり、涙あり、盛り沢山の2時間
今の日本人が失ってしまったものが、そこにしっかりと映っている。
「井戸端会議って一種のお母さんのレクリエーションなのさ」
長男君、色々と聡明過ぎるよ
それにし>>続きを読む
若い頃の吉永小百合さん、美人だなぁ
笠智衆の演技も良い
最後のシーンは、泣いてしまった
以下、印象に残ったセリフ
暑いときに熱い飲み物。精神安定剤よ。
神経も感情もある人間が機械みたいにパッと切>>続きを読む
普段は映画を観ながら色々と分析してしまうのだけど、この映画はそんな余裕がなかった
ただひたすら、情感に訴えかけてくるものがある。何度も泣いてしまった。
こんなに良い邦画もあったんだな.....
はたして、5分間の映像にこれ程奥行きを
創れる人がいるだろうか
この頃から、表現技法や映像美の秀逸さが
遺憾なく発揮されている
圧倒的な映像美と音楽
天門の良さが際立っている
ノスタルジーな風景
彼らが遠くにある塔を眺めるように、大人になった我々も在りし日の青春を想う
これこそまさに芸術だ
鑑賞者に圧倒的な傷を与え、観る前にはもう二度と戻れないと思わせる
やはり私は、この頃の新海誠作品が好きだ
少し野暮ったいような文学的な言い回しも、思春期の少年の青臭さを思い起>>続きを読む
ジブリ風新海誠
死の乗り越え方
喪失を抱えてなお生きろと
猫ちゃん?と別れるシーンがとても好き
短いので何度も観ているが、最後のシーンでは毎回泣いてしまう
社会不適合者に響く映画
圧倒的な映像美
楽曲も合っている
圧倒的な映像美に、音楽もマッチしている
何よりも、観ていて気持ちが良い
性愛と祝祭、開かれ∧閉ざされ
正義を完徹する為には、ときに法外に出ることも必要
社会を沈めた後に来る、chaosの顕在化
今までの新海誠作品に比べると、クオリティが落ちていた
アクションシーン多めで、個々の人物を深める描写が少ないため、感情移入しづらい
それゆえ、友情や性愛、葛藤などの描写がどれも薄っぺらく見える>>続きを読む
小津の名作『東京物語』の現代版アレンジ
昔の設定が中途半端に残っているから、所々時代錯誤に見える
結局この監督は何を伝えたかったのか、意味不明
劣化版コピー
構図が美しかった
親子の相似形が良い味を出している
父の姿を追う、健気な息子
そして、その克服
ラストシーンには涙
少し重ための話
映画の冒頭で、芥川龍之介の引用が入る
人生の悲劇の第一幕は、親子になったことにはじまってゐる
東京物語の前身的な作品
社会の外側にいる次男が、近代核家族の欺瞞を暴く
最後の次男と三女のやり取りが心地よい
反復される行動が、可笑しくて笑ってしまう
戦後の長屋街の貧しさ、戦災孤児
最後の語りには、はっとさせられる
小津の母性本能批判ともとれる作品
小津作品の中では例外的に、暴力的な作品
階段を這い上がる姿に託されたものは、
戦後の凋落からの回復か
キリスト教の祈りにも似た手の組み方は、
西洋の愛情原理に基づく結合への飛躍か
元の部屋へ戻っ>>続きを読む
小津の最高傑作
これほど胸を打たれた作品はない
老夫婦の会話のテンポ、時間の流れが良い
神社の境内から海を眺めながら、
「きれいな夜明けだった」
「今日も暑うなるぞ」
非連続性と連続性
この映>>続きを読む
直系家族の解体、家制度の終焉
社会進出を果たした紀子は、
自らの意志で婚姻相手を選択する
ラストシーンの麦畑が、妙に印象に残る
民主的な気風を持つアヤに対置された、
伝統的な秩序を引き受ける紀子
周吉の言葉
「それが人間生活の歴史の順序というものなんだよ」
家の歴史性という根を絶やさない為には、
必要な犠牲なのかもしれない>>続きを読む
小津作品の中で主演女優賞を選ぶなら、間違いなくこの有馬稲子がトップだ。
あまりにも儚く、美しい
男女関係、夫婦関係、親子関係、どれをとっても破綻している(クズな人物が多い)
これは小津の描いた家族解>>続きを読む
小津作品の中では、エロティック
通勤仲間なんて言葉初めて聞いた
おでん屋のお母さんが、良い味出してる
小津の遺作。タイトルが良い
岩下志麻、岡田茉莉子の2大女優が光る
コウイチはあんた1人で充分
( ˘꒳˘)ふぅん
長女の流した涙に小津が託したもの
それは戦前的秩序から民主的価値観への決死の跳躍が>>続きを読む