Sayokoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

4.6

観ていて、何も違和感がなかった。私が生きる世界のようだった。取り残されながら、少し首を傾げながら、それでも振り向かずに、いつもの道を歩んでいく。"いつも"の息苦しさと、わからなさと、美しさ。死ぬより生>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.9

薄暗くて独特なダブリンの街並みと名もないふたりの男女が奏でる音楽が印象的。
お金がなくても、愛と好きなことはここにあるんだな、と思った。
手持ち撮影のような素朴な映像にジョン・カーニーの監督作品の原点
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.4

死後の世界について。

静かで優しい作品。自分自身が死に関心がないので世界観に入り込めないのがちょっともったいなかった。いかに自分が死に関心がないかということを感じた。

死後の世界とか、死者と話して
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セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

42歳の独身男性グラハムと実父が刑務所にいるジミーが養子縁組を結ぶ物語。

なんだかみんな痛みを抱えていて、でもどうしようもならなくて、誰も悪くなくて、見ていてつらいシーンも多かった。けど愛と家族の本
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マンボウ(2014年製作の映画)

3.4

マンボウのように変わらずゆっくりと、まるで沈むようにして、生きる。

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

4.1

本当の意味での「自立」を考えさせられる作品だった。機会が平等にあることこそがフェアなのだと思った。
自閉症の次男を支え、守りながらも苦悩する家族の姿に心動かされた。
障がい者を取り巻く環境を美談とせず
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.2

社会的な実話なのにドラマティックな作品に仕上がっていてすごい。テーマも作品もすごい面白かった。画も美しく、魅入った。

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.7

いつものトムとぶっとびキャメロンディアスのコンビがよかった。テンポよく、後味すっきり。ホールアンドオーツ。私はやっぱりトムが好き。

オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.7

音楽が、演奏が、失われた尊厳と誇りを取り戻していく。音楽にはそんな力があるのだと感じた。
ストーリー展開は雑だけど、最後のチャイコフスキーの演奏シーンが素晴らしい。メラニー・ロランの演技が印象的だった
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レナードの朝(1990年製作の映画)

5.0

こんなことが起こったなんて信じられないけれど、実話なんだなぁ…患者とその家族の苦悩、医師の奮闘、実話だからこその現実のほろ苦さと温かさを感じた。

セイヤー医師の真摯で誠実な人柄が素敵だった。ビデオと
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

勢い、感情、会話劇、バイオレンス、ロマンチック…タランティーノ節。ツイストダンス!
何回か繰り返して観たい。

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.8

アメリカ映画っぽさが、良いなぁ。
人間誰しも夢をもつ生き物、本当に大切なもの、家族、父親と息子。時代を越えたテーマがたくさん込められていた。

奥さんと娘が可愛い。
よくわからない"声"を信じ続けるレ
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.5

ジョシュ、優しいなぁ。周りを大切にしながらも、僕は僕、と思い続けて葛藤するジョシュが印象的だった。人間的だった。
父親の関わり方がすごくよかったし、家族も一緒に成長していったんだろうなと思う。
才能の
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

終始淡々としていて良い。
誰も悪くない、ただ、こういう瞬間瞬間があったのだと、そこが感情的でなく非常にフラットで、大人で、本当によかった。良い意味で、日本らしくない作品だ。

これは戦争映画じゃない。
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.7

ままならなくて、折り合いをつけながら、不器用に進んでいく。生きるってそういうことかもしれないし、それって美しいかもね。

オールウェイズ(1989年製作の映画)

4.8

「ヒコーキ好きは必見!」と言われ続けてきた1本。
A-26インベーダー、格好いいぜ!エンジン音が身体に染みる。

予想以上に、飛ぶことの美しさと切なさ、どうしようもない飛行機野郎の良さ、飛行機の浪漫を
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.4

痛烈な現代の消費社会への批判、生きるということ、フィンチャー独特の世界観。引きずり込まれた分、オチには「うわー!」ってなった。中毒性がすごい。
てかこの頃のブラピめっちゃ好き。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.9

美しいジョージクルーニーと変態さ溢れる若タランティーノのギャング兄弟が素敵。

なんだけども後半の急展開が物凄い。
ぶっ飛びトンデモ映画。バチバチしてる。
謎の爽快感に笑う。こういう半分狂ったような、
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.6

とにかく音楽がいい…

自信があるように見えて実は不安と弱さを隠せないアレックスが可愛らしかった。夢を持つって、とても勇気がいることなんだと思った。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

ヘプタポッドの文字の視覚的な美しさは映像ならでは。

難しく深いテーマを扱う原作を大衆映画として再現するには限界を感じた。
やるならいっそゴリゴリのハードSF映画に仕上げてよかったのでは。その中途半端
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

最初から最後まで、歌の歌詞を見て泣き続けていた。特に前半。マイノリティに手を差し伸べて救うのではなく、居場所を作る。それは、"ユニーク"なんだ。

私の傷は勇気であり、誇りなのだと思った。
人生を楽し
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.7

ふたりの「対話」、ずっと見ていられる…
前作も含めて、本当にいままで観たラブロマンスの中でいちばん好き。

スピード・レーサー(2008年製作の映画)

3.4

マッハGO〜GO〜GO〜〜
映像が綺麗。一見チープなCG使い、ここまで振り切れると芸術を感じる。でもチープを抜け切らない感じが、またいい。

コメディテイストでありながらレースの本質をちゃんと描いてい
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

さすがにZ、ZZのTVシリーズを観ていないのでキツかった…
とはいえモビルスーツ戦と富野節全開な感じは非常に好き。そしてTM NETWORKですべてよし。

個人的にはガンダムは1stだけでいいかもし
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

若干悪趣味な部分もまたいい。
現実的で人間らしい作品。
絶望するのは希望があるからなのだと感じた。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.3

メカ好きには堪らない作品。そしてシンジくんは逃げていい。レイが可愛い。

SF・ロボット・アニメに慣れていなかった時に観たらしんどかったかもしれない。
今は「格好良ければそれでいい」という美しさ、と命
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.8

3時間超の伝記映画。眠くなるかな?と思ったけれど、18世紀の世界観が好きだったのか案外さくっと観れた。

運命を語るような揺れるろうそくの光が印象的だったけれど、これは当時の雰囲気を忠実に再現するため
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

4.0

パパトム。

一見冷たすぎるように見えるリーチャーがもつ温かさを描きました、という感じ。
ジャック・リーチャーというミステリアスな人物の魅力を楽しむという点では1の方が好きだな。

というか今作品はと
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アウトロー(2012年製作の映画)

4.1

ダークなトム。
96時間を思い出した。アクションが良い。

ジャック・リーチャーが格好いい。原作も読んでみたい。

あと射撃手に憧れた。撃ち合いに胸が熱くなった。地味な映画だけど好き。

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

4.8

父が「ビートルズは世界の音楽を変えた存在なんだ」と言い続けていたけれど、音楽界だけじゃない、歴史の一部じゃないか、と思った。なんて凄まじい存在なんだ。

「彼らは彼らが訪れる国々で"避雷針"の代わりに
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

こういう雰囲気のジャケット、邦題は避けがちで観ていなかった…けれど、中身のある良作だった。
この感覚は「はじまりのうた」以来だなぁと思ったら、やはりジョン・カーニー監督作品でした。

個人的に英ロック
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