モさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.6

人が強くなるのは人がいるからだけど、人を不幸にするのはまた人なんだな。不死の力を持つ戦士たちが世のために実は飛躍してたって話だけど、アンディが言うように現代になればなるほど「悪意が多く」なり、放っては>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.3

生まれて5年間を過ごしいつも母といた"部屋"は誰になんと言われようと彼にとって世界のすべてで、こうした事件の被害者は事件解決とされてもずっと被害者であるということを痛感する作品だった。天窓からしかのぞ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.8

魔の残業期間を終え、見ておかなくてはと思ってやっと… これ、イギリス人はどんな気持ちで観た?バーフバリは自国の覇権争いメインの物語だったのでまた心持が違ったんだけど、今回は植民地とはいえ国と国との話だ>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.7

これもなんとかプライム滑り込みセーフ… はちどりは果たしてちいさくか弱いだけの存在なのだろうか。ヨンジ先生に宛てた「私の人生もいつか輝けるでしょうか」ヨンジ先生がウニへ授けた動けなくなったときの対処法>>続きを読む

セント・エルモス・ファイアー(1985年製作の映画)

3.9

アマプラ100円レンタル第2弾。学生時代をともにし"新社会人"となった7人それぞれが抱える悩みを投影した作品。今の季節にぴったり。かなり前のものだけど、これほどまでに「わかる」が溢れるほど若者の持つ普>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.7

終わってみれば宗教問題がメインなわけでもないんだけど、やっぱり信仰もない人が理解するには苦しいかなーと思った。トムホを真ん中に置き、さまざまな時代、状況、場所であっても悪魔のような人間は常にそばにいる>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

アマプラ未視聴作品を滑り込みで観ていこう第二弾。ジョニデがこういう人間くさい役をすること自体、恥ずかしながら私は観るのがはじめて。不器用で気難しいなかに魅せる愛嬌のある人間を演じたらこんなに良いんだ!>>続きを読む

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.3

観たかったんだよこれー!アマプラで100円レンタルだったのでついに!人生において圧倒的時間を割くことになる労働について、働くってどういうこと?というのを思い出させてくれる作品。はじまりは3人の子どもた>>続きを読む

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アマプラで配信終わっちゃう!と駆け込みで。スポーツエージェントとして出世街道に乗っていたはずのジェリーが、これまでの仕事への向き合い方を見直し、今後の自身の考えをまとめた提案書を会社へ提示したことをき>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.9

なんかもうヒョンビンったらすっかりアクション俳優枠だな。家族を失い、心は復讐でいっぱいなのに共産国であるが故にそれだけでは突っ走れない理性との狭間で動く感情をうまく演じ切っていた。スピード感のあるアク>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

女性たちの人生を懸けた制裁の話なので、ここに対して"単なる復讐"やイかれただなんて言葉は相応しくない。圧倒的な加害者や、手を加えずともその周囲で笑っていたモブのようなしょうもない人間も、真っ当な人間の>>続きを読む

リボルバー(2005年製作の映画)

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いつか途中まで観た気がすることを思い出したので。

キラーナース その狂気を追跡する(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

グッドナースとあわせて。ちょっと…益々わからなくなったというか。前述はあくまでも実話に基づいた作品なので脚色している部分があることもわかるんだけど、実際のカレンという人物があまりにも平坦すぎて、本当に>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.4

前作がキャラや設定のPVのような位置付けならこちらはやっと本編という感じ。でもそれがこの作品的には1番良い形だと思えるのでこれで良し。エノーラの生き方を決定づけることになる母の教えとその仲間、兄、恋人>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.3

女性の自立に一貫して挑んだ勇敢な作品。聴衆に目線をよこし、こちらにも挑戦的に意見を聞きながら進めていくのが、エノーラの勇猛さと少々お転婆な性格を表していて全編を通してこちらもなぜか勇気づけられるような>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

表現が難しい役に取り組むイメージの強いエディがこれまたそんな役にということで鑑賞。配信産業、益々侮れないな… エディとジェシカという顔ぶれ、この演技が配信のみでしか観られないだなんて驚きよ(と思ったけ>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

ついにバーフバリ(父)の過去が明らかに…!インド映画の良いところは挙げたらキリがないけど、悪いところを挙げるとすれば他のどの映画もスケールでは太刀打ちできないところ…(=何を観ても物足りなく感じてしま>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

Netflix加入記念すべき第1作品め!1つ目大好きだったから迷わずこれ。ヘレンが撃たれてからの回想はこれこれ〜と躍るような気持ちで観れたけど、全員がマイルズに少しの憎しみを抱きながらも力関係が災いし>>続きを読む

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

上弦顔イイ会議に参加(ではない)。映画作品ではなくアニメ上映と明確に位置付けを分けたものであれどそれがわかっていても二度と劇場放映のチャンスを逃したくなくて公開日翌日にいざ。結果、イイ…!!!刀鍛冶の>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.9

ただいま34巻あたりまで差し掛かったので一旦漫画を中断していざ映画視聴へ。自分が一応履修済みだったからか、共感したい部分がひょっとすると未読者には伝わりにくいのかも?と思った。たとえば政と信。ふたりが>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

久々のキノシネマ!ミニシアター規模の劇場だけどそこそこ埋まってたのでパラサイトの主軸メンが主演ということで期待値もあるのかなという感じ。一般車でも荒さが際立つ韓国という土地なのでカーチェイスがあること>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前のめりになって観てしまった。俳優陣の熱のこもった「演技でしょ?」とは言わせない目、息遣いに感銘を受け、事実に憤りを覚えながら観た。他人事にしてはいけない。悪の象徴であるワインスタインと同僚や家族、街>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.4

新年1本目!ええ〜〜〜〜次への予告ばっちりじゃん!こんなに次回を前もって受け入れられるのすごいんだけど!?なんでこれ今まで目向けてこなかったの私?!RRRの人気すごいからまずは導入ということでなんか壮>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.2

思わぬ名作。どの国にも存在する格差、ホームレスの集まるところとしてアメリカでよく挙げられるのが公共図書館なのだろう。こうした公共施設、駅に集まるのはよくあり、日本でも市役所などに暖や光を求める実態があ>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

12月になるとより一層恋しくなるあの人に感想を聞いてみたかった。"戸締まり"と聞いてピンと来たのは、知る人ぞ知る"クイーンズクオリティ"という漫画のお掃除屋さん。"ガワ"で働く人たちの話だったのでまさ>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

どのキャラに対しても愛着がさらに湧いて一人ひとりのことをまた好きになれる作品はこの先何年経ってもきっと色褪せない。間違いなくそんな作品のひとつである本作、いわゆる箱推しな私だけど(強いていうならみっち>>続きを読む

ザッハトルテ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ビフォアサンライズをなぞった(?)作品だけど、これ観るとあの世界線が同じものだとは思えなかったな〜同じひと時を過ごした人間同士でもやがて身体が離れるにつれてともに時間を共有する人と温もりを感じるように>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.5

シンデレラストーリーってこのことだね?その後どうなったとか後先なんてどうでもよくて、ただただ映画ってこういうものだなということに浸れる作品。メグライアン×ロマンティックラブコメってだけで安心して観れる>>続きを読む

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

4.7

彼女の心はいつもどこか「怒り」をはらんでいた。イギリスの豊かな地、美しい庭、私邸、ホリデーシーズン…と、目は確かに美しさで埋め尽くされる。SPENCERのロゴの入り方も目を惹く。のに、ダイアナの心の内>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.6

有名すぎる作品をやっと。人より目立たず全員等しいこと、俗世から切り離された世界に生きる彼女たちが、ひとりの歌手の出現により自らの殻を破って生き始めることができる。規律が悪いこととは思わないけれど、歌を>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

絶賛体調崩し中なのであまり頭使わなくてよさそうなものを。タイムリープものすごく苦手なんだけどコメディ要素が強くてこれは大丈夫だった。リープ慣れしているナイルズと巻き込まれてしまったサラがリープありきの>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

ブラピ熱が続いているので。思えば、確かにこのふたりいつまで経っても距離が縮まらないなーみたいな違和感は持ちながら観てた。こういう闇賭博みたいな抗争(?)は今でもあるくらいだし当時のアメリカでも流行りみ>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.4

あまり前情報なくなんとなくブラピが観たかったのとかっていう気分で選び、観終わってここ見て思ったこと、そういえば私キック・アスとかキルビル系苦手だったじゃん…という事実。ここ数日残業続きだったこともあり>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.7

前作視聴から1年近く空いた、私ってこういうとこがある。MCU一生かかっても追いつけないかもしれない。スケールのでかい兄弟喧嘩してくれてた方がまだ良かった、かもな… 私が北欧神話系に明るくないのもそうだ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.9

しばらくここ放置してたな。。夏真っ盛りに観た記録。ジュラシックパークといえば人間vs恐竜のイメージがあったまともな視聴ゼロの私。でも実はこういうのって向こう側にはまた人間がいて、動物や生命体はいいよう>>続きを読む