YLxxさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.9

結婚に美しい結婚があるとしたら醜い結婚があるのか?いやそもそも結婚とは美しいものなのか?医者の娘が医者に一目惚れしたと言って好きに芸術紛いをやっているのは美しいのか?全編通して主人公がアホやのにメンヘ>>続きを読む

ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

4.0

charli xcxが音楽プロデュースと聞いてみたが、アヴリルが懐かしすぎてまじやられた。そしてparty 4uの使い方まじ最高
そしてメインテーマbottomsもやべえ

音楽とカメラワークだけで最
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.3

3クール前の予祝特別編とはいえこれを劇場公開するのならば許されないと思う、本当に配信で見てよかった。

どれだけユーフォニアムという作品が演奏よりもふざけた人間関係に重きを置いた作品かは分かっているつ
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Love Letter(1995年製作の映画)

2.9

画は随所随所に岩井俊二節を感じるが、この物語で喜ぶのは女子小学生と女子中学生ぐらいでは?
2人が似てる設定はそもそも故藤井樹に対する冒涜。恋とはそういう一面あるがこの作品では全く恋愛をすることの意義な
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.7

海辺のポーリーヌってロメール作品ならメジャー作品な認識だった。しかし喜劇と格言劇のロメールらしさは正直そこまで感じられずどちらかといえば馬鹿の戯言にしか見えない。ポップな笑いもすべて皮肉に満ちた笑いに>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.4

喜劇と格言劇シリーズ三本目

なんだこれ愛おしすぎる。
ハラハラドキドキtheラブコメなのに喜劇シリーズお約束なメンヘラ主人公は無機質で哀しみに溢れるのはロメールらしい。
エドワードヤンの恋愛時代に似
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満月の夜(1984年製作の映画)

4.3

エリックロメール3本目
見終わった後の充実感が半端じゃない
1つ目のダンスシーンの人間性の描き方が圧倒的、それまでの会話を踏襲しつつ今後の物語を大きく占う場面となる。
画が洗練されており被写体の意図が
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.7

描かれる物語や人々の感情は物凄いものがあるがまだまだ物足りない。観ているとこれ凄い映画なはずなのに何処か欠落しているせいでそうではなくなってしまっていると思わざるを得ない。

手持ちカメラによりノンフ
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.8

見ておかなければならない一本として
ディパーパッドはスコセッシなこともあって好きなのだが正直世間で評価されているほどハマらなかった。正直OPが事前情報ないと字幕ではかなり分かりづらい、その後の攻防だけ
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欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

4.8

大好きな映画を4kで

何度見ても何度同じセリフを聞いても毎回痺れる。以前見たときはトニーレオンのシーンの解釈を脳内で完成させてたはずなのに今回見るとまた分からなくなってしまった。いや分からないという
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いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

4.1

香港映画をそもそもよくしらないがどこか当時の香港映画の軽い雰囲気を感じると共に実にウォンカーワァイらしいポップかつ繊細な色使いやカメラワークが見て取れる。
後期ウォンカーワァイ作品を見た時に感じるもの
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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010年製作の映画)

3.8

結構見応えあった。なるほどと言った感じ
眠くはなります
ヌーベルヴァーグぼちぼち見たなーくらいで見れば結構オモロしい

マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.0

THE90年代アメリカ映画な音楽と画と物語
成長と友情そして愛情がしっかり描かれていて題材だけみると退屈そうだがクオリティが物凄く高い。二人の演技が間違いないのも良い。笑いが泣きに変わるのはなんでもず
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スモーク(1995年製作の映画)

4.1

他人からみると他愛もなく質量も感じられないような会話や出来事の数々、しかし人生とはそれによって成り立ち当の本人の生き方をも変えてしまう。煙たくて涙が出る。
乾いた笑いが畳みかけられるだけなのに、ラスト
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

毎年クリスマス時期になるとみなあかんなーのまま未聴で遂に
前後どっちが狂っているのかわからなくなる

イルマ・ヴェップ(1996年製作の映画)

4.2

なんだこの常に漂う孤立した雰囲気は
フランス語でベラベラ話す周辺
分かったようにベラベラ話す人達
他人が自分へ向ける眼光
どれも聞いていて見ていて不快でそして孤独に感じる
入れ子構造になった物語とリア
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私の少女(2014年製作の映画)

3.9

呼応するopとedの車内
カエルにてんとう虫を食べさせようとする少女の始まり

村社会に飲み込まれそうになりながらももがく女性二人
韓国人ならもっといろいろ理解できるのだろうな移民や田舎や女性差別の感
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市子(2023年製作の映画)

3.8

物語のテーマや写される情景は美しく胸を打つ
母親のありがとうには流石にやられる
シリアスな展開の中にある関西人の笑いが面白い
ストーカー北くんが「おまえのヒーローはおれしかおらんのや!」ってセンターで
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

3.7

鉄の敵が最高マジ最高
山寺宏一の役がスパイクとかぶる

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.8

これは現実なのか、それとも走馬燈が作り出した幻なのか

イチャンドンの初期作と言われればかなり納得する作品。

ラヴソング(1996年製作の映画)

3.8

最後の歌が全て
運命なのか偶然なのか

身体がぶつかるマギーチャン
隠し生きた叔母の夢

笑えるとこがあるせいかそこまで重くない
ドラマでありそうなバカな題材をここまで昇華できるのが凄い
マギーチャン
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

足で稼いだ実績も最後には声を発することもなく崩れ落ちて行く。
映画全体を通して雰囲気はものすごくあり、魅せる力が強いのでサクッと観ることは出来る。しかし比較対象になりやすいグラディエーターに比べると物
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.9

見るのには相当な覚悟必要
見ていて生き苦し過ぎる
ジュリアガーナー圧巻の演技
近年の韓国映画感も感じる
そこには本心の人なんて誰もいなくて心を殺して生きている。
飴と鞭の恐怖

町山さんがシャンタルア
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.4

so each tried, drinking by way back to the love

アメリカのテレビドラマみたいな画もあったりして、ウォンカーウァイらしいと言うよりかはウォンカーウァイぽ
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Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

4.0

大谷翔平を見ていると強すぎて鬱になるよ
編集が結構面白いです
西海岸にこだわりがなかったって話は今までメディアに出てなかったのでは?

迷宮物語(1987年製作の映画)

3.8

迷宮物語を断った押井守は同じ1987年2月に伊藤和典らとのオムニバス作品トワイライトQにて迷宮物件をリリース。
3月には押井守の紹介によりGAINAXが製作したオネアミスが公開
6月には士郎政宗×北久
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SUNRISE TO SUNSET(2023年製作の映画)

4.4

who knows I have got this gift.

正直どう評価して良いか分からない。
PTPは高校生の時に影響受けて間違いなく自分の好きな物の輪郭を作った一つのアーティストなので自分に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

全体として例えるならサザエさん
もう恐竜すぎてロストワールド
浜辺美波演技結構いけるやん

子供が楽しそうに声上げて見てたから間違ってはないのだろうな。
しかしシンゴジラがこれと比べられるのはかわいそ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

theデヴィッドフィンチャーらしい映画
60歳を越えた彼が撮る映画にふさわしい重厚感と美麗を兼ね備えた一本に感じる

相変わらずのopにねっとりカメラ
独白、一人称の物語
様々な美しいロケーションによ
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オケ老人!(2016年製作の映画)

3.1

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
4/4

全体としては悪くないのにマジで最悪なのが最終画的にみても若者が多すぎる。若者×老人にスポットを当てているのなら良いの
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
3/4

普通におもろい
林業ってのも異質で惹かれる
ラスト怒涛の下ネタで笑う

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.0

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
2/4

普通にやばい
シーンとシーンの繋がりの説得力が皆無
でもキャラクターが良い為ギリ見れた
俳優陣に拍手

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

3.7

映画の趣味が全く合わない映画好き先輩に見ろと貸されたDVD消化シリーズ
1/4。三谷幸喜は名前も知っているしおもろいやろ!とここからスタート。

面白い
もうただのコント
アンジャッシュ
ごっ
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.2

人間の執念がぶつかり合う様が美しい。この物語が実在しようとも実在しまいとも歴史は変わらないし変えられない。モノクロにより、演じることに命を掛けた彼らの悲哀な人生が眩い光に照らされる。
中国人女優二人
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.7

どの界隈でどの世界のオタクであろうと本質は変わらない。アーカイブされることされてしまうこと。永遠とは終わりがあると知っているからこそ求めたがるもの、本当の永遠なんてだれもいらない。