YLxxさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

3.8

マイケルダグラスとシャロンストーンコンビめちゃええ。ヴァーホーベェン成分が少なすぎるかなとも思いつつ、取り調べシーンのゴクリ感はやはり最高。
シャロンストーンに全員が惚れた理由がわかる2023でも惚れ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

昨年の話題作でもあり今騒がれている入管法に関連するテーマなので視聴。
幼いころ「オリンピックどこの国応援するん?」と聞かれたことや、クラスメイトにされる国イジリも別に不快ではないのだけど狭間で生きる自
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

3.7

MLBスター選手のインタビューにおいて好きな映画と聞かれ答える人が多く気になり鑑賞
どんな時もどんな物も壁を突き破るのは若い力が束になった時である。
アメフトルールしらんけどめちゃ見るの面白そうやな
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.7

前作見た時の衝撃、そしてアニメーション界隈がその影を追いかけたここ5年間その壁を最も簡単に乗り越えたのは続編だった。

運命をぶっ壊す。オレは両方救う。
その代償とは如何に、逆転した運命、ヒーローとは
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.9

おっさん特有の他者の解釈も気持ち悪いが、作中の言葉を借りるなら本当に自分勝手で腹が立つ。隣町をあたかも外の世界のように語るおっさんと小さな町でくすぶる若者。
なにが正解でなにが不正解なんてないのだけれ
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真実(2019年製作の映画)

3.8

記憶や書記は物語の真実を語らない、唯一真実を語るのはいま目の前に生きる人々。
サラという強烈な過去の亡霊に取りつかれ崩壊した家庭、その家庭を再建するのは今を生きる人達。

構造がややこしすぎてもう一回
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーだと思ってみたら全く違った。
人物が最終全て絡み合いそうな構成で序盤進むのだが、その糸は交わらず世界の構造は特に変わることなく経済は進み続ける。リンクレイター節も健在で社会風刺的ではあ
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彼女と僕のいた場所(1995年製作の映画)

3.7

印象的なキャラクターにザクザクとした編集でよくある文系青春卒業映画であるのだが、なにかが物足りない。ラストがロマンティックじゃないせいなのか、ドラッグやアルコールに溺れる印象的なシーンの欠如の為なのか>>続きを読む

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

3.4

戦争が起これば人種国籍宗教関係なく理不尽にそして突然に別れは訪れる。

題材はかなり面白いのだけど現代と過去の繋がりを生かしてラスト着地したいのなら構成が雑すぎて生かせてない、感動するはずがツッコんで
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ブラックマジック M-66(1987年製作の映画)

3.1

士郎政宗の女はえろい!
ツッコミどころ満載絵も賞賛できるものではないが沖浦さんこの時まだ21歳か…恐れ入った

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.1

UHDBlu-ray購入したので久しぶりにフルで鑑賞
メインテーマが最強すぎてOPでぶち上り、終盤の「私達いけます!」では拍手喝采
メカ怪獣サブキャラの造形から香港の街並やラボまで最高の連続、金掛けて
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怪物(2023年製作の映画)

4.6

STAND BY MEの先にあるのはマイ・プライベート・アイダホなのか
溢れないよう塞き止めていた感情が流れ出る、羅生門効果に+αを足すことで観客全員に投げっぱなしにするのではなく共通の答えを手渡す。
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

大人になり過去の父の姿に自身を投影することで、また観客も自身と家族を投影する。
親子が腹を割って話すことなんて人生で数回しかないのが普通ではないだろうか、それが一人の人としてそれぞれの生き方であり大人
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

4.3

イーサンホークのこの生意気で頭がキレる役とウィノナ・ライダーの才能豊かなのにどこか欠落した役がハマり役すぎる。他の事やれば出来てしまうのにずっとバンドマンのやつ、主席で卒業するも尖りすぎて人の下で働け>>続きを読む

ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

3.6

「驚いたよ クソマズかった」

大好物な料理映画なのですが、折角キャラクターの設定がありきたりで良いのでもっと基本に忠実で無駄がないスポ魂(ロッキー)内容でよかったのでは。
画で語る描写が多くグッと
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少年と犬(1975年製作の映画)

4.3

寝ぼけながら見たせいかどハマりしました
ギャグキッレキレやしシンプルに画が鬼カッコいい、ディストピア物をある程度見ている人ならあるあるの連続で変なところもない。
ぼけーと見ていたのと終盤女にムカついて
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BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

3.5

梅津のKITEが98年でこちらが00年公開、設定だけでなく共に後年にスピンオフが制作された点や海外のクリエイターに影響を与え引用された点で共通点があるのが面白い。
OPの銀座線暗殺のシーンと基地に閉じ
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ロボットカーニバル(1987年製作の映画)

3.4

OPでぶち上ってそこから盛り上がり切れない感は否めないが、やはり梅津のプレゼンスが頭抜けて良い(キャラデザに笑いが止まらんが)のと、そこから「starlight angel」の理不尽少女アニメに「CL>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

ラストの違和感が積み重なって行くショットは笑えてしまうのがエグいし、EDもゴリゴリのエレクトロポップ/trapで皮肉が効いてる。その直前の配慮が無さすぎるマッサージ屋紹介も最高。


芸術を評価する際
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.2

マジでコメディ青春モノを見る気分で行ったので完全にミスりました、またしっかり見直そうとは思うが今回はしょうがない
様々な問いが飛び交い精神的に辛いものも

不条理映画の始祖的なモノでもあるのか?
継ぎ
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.3

自分の人生と他人の人生

仕事、育児、介護、恋をする主人公サンドラの一切背伸びせずに等身大で毎日を生きる姿に心を打たれる。人は他人の人生を自分の人生に取り込みながら生きる、他人との関わりには楽しい時も
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小さな兵隊(1960年製作の映画)

3.7

見ているこちら側もガンガンに振り回され感情がわけがわからなくなる、自分とは恋人とは

緑の光線(1986年製作の映画)

4.6

恋人に限らず人と関わる上で日頃の細かいだるいがあり強靭なATフィールド持ちの私にはアンセム的な作品。
彼氏と疎遠になり病み期な主人公は友達や家族が優しく手を差し伸べても一向に応えようとしないが、見知ら
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

同じ人間なのに立場の優劣から人の心は崩壊する。
池井戸潤作品しつこくシネコンで予告を見せられお腹一杯になるので見たことなかったのですが、池井戸潤ファンにこの映画は出来が良いと勧められ鑑賞。まじの豪華キ
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テトリス(2023年製作の映画)

3.5

正直ソ連を肌で知らない世代(今のロシアも変わらないか?) なのでいまいちピンとこない部分が正直あり、これ何処から何処までがノンフィクションなんだという疑問。脚本の細かな部分と編集でかなり面白さが軽減さ>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

ラジュテ大塚明夫ver無料公開ヤバすぎる。時を語る映画として押井守と合わせて語られることが多いがこれを観ると同じフランスのせいもありゴダールのアルファヴァルをいつも思い出す、あのアンナカリーナはごっつ>>続きを読む

ゴーステッド Ghosted(2023年製作の映画)

3.5

アナデアルマスのために鑑賞
どう考えてもCIAぽさがなさすぎるアルマス
ギャグ配分かなり多めというかほぼギャグアクションなので退屈はしなかった
途中からいきなりナイト&デイになってた

個人的ツボった
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.8

押し出し席替え祭り、ジェラシーのダンス、ホカホカタイツ強盗
結婚していた期間なのも影響があるとは思うが、アンナカリーナ×ゴダールを短期間に連続で見たがこの作品のアンナカリーナが一番好きだ。露骨な身振り
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

色彩豊かに情景が人生の楽しく華やかな部分を強調し死の闇さえも照らす。
トークショー付きで「はなればなれに」を映画館で見る前にさすがに見ておかなければと思い鑑賞。アメリカンニューシネマに通ずるものがある
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.1

何故か評論家スコアの低いThe Son見てきました。
個人的には全く嫌いじゃない、家族3人が違う場所で同じことを回想するシーンが最も印象的。父親が干渉すれば息子は変われると?父親はみなそう思ってしまう
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.9

ゴダールがSF撮影していたのかと思ってみてみたらSFというよりは、抑圧された近未来を想定したディストピア物であった。出てくる固有名詞の名前/形状が2020年代を生きるものとしては既に古臭いものばかりで>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版(1987年製作の映画)

3.5

109新宿プレミアムのイベントにてDEATH(TRUE)2~オネアミス4kまでオールナイトで見てきました。去年オネアミス4kスケジュールが合わず観に行けていなかったのと109プレミアムなのに二本レア映>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.0

109新宿プレミアムのイベントにてDEATH(TRUE)2~オネアミス4kまでオールナイトで見てきました。去年オネアミス4kスケジュールが合わず観に行けていなかったのと109プレミアムなのに二本レア映>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

序盤の細かな音や小道具に上がり街中横スクロール移動にぶち上がったものの物語が流石につまらなさ過ぎた、いや子供向けじゃん!って言うかもしれないがそれを考慮してもかなりつまらない。
イルミネーションが作っ
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

4.2

ミカエルアース監督が描く人と人の距離感がほんと好き堪らん
OPからホームレス役タルラが可愛すぎてもう最高、あんな危なっかしくて可愛いお姉さん転がり込んで来たらそりゃああなるで。見たら絶対妖精のように現
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.7

良くも悪くも予想通りになってしまった印象を受ける。家から介護施設までの道のりの間老婆の思い出話で展開していくのは良いが行先と話の展開のマッチ感が非常に薄い、街中をタクシーがずっと走っている分画に面白さ>>続きを読む