Screen7さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

"誰が最初のドミノを倒したのかな?"
豪華俳優陣によるダーティなクライムサスペンス。英国紳士が着るBarbourは一段とカッコいいな。チェックのジャージ集団のトドラーズもお気に入り。彼等の存在がこの騙
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ビジネス・ウォーズ(2015年製作の映画)

3.0

正直こういう映画は数ヶ月に一回のペースで十分なんだけど、逆に言えば数ヶ月に一回は観たくなるんだよな。馬鹿笑いしたくなる時にちょうどいい。本作の笑いどころは殆ど下ネタなので、男子中学生脳の人は笑えるはず>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

3.9

ざっくり言うと、ベストセラー作家・ポール vs 熱狂的な女性ファン・アニーという構図。ポールは大人気小説『ミザリー』の新作を執筆した帰り道、雪山で大怪我を負う。そんな彼を救ったのは「1番のファン」だと>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「夢」って①眠っている間に見る心象風景、②将来の目標や現実とは異なる理想郷など、複数の意味を持つ言葉よね。本作は②が①に強く影響を与えているストーリーで、鳥肌立った〜。遣る瀬無い愛の物語としては美しく>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

たまにボウリングに行きたくなるように、定期的に観たい痛快アクション。冒頭のうんざりするほどのルーティン化してる毎日、家族の中で微妙な扱いをされてる姿、やり甲斐を感じない仕事…「不満あります」感が伝わる>>続きを読む

シーズ・オール・ザット(1999年製作の映画)

3.2

王道シンデレラストーリーで、学園版『プリティ・ウーマン』と言えるかな。人気者の男子が、冴えない根暗な女子をプロムクイーンにする物語。ドレスを着て見違えたレイニーが階段を降りるシーンは、『マイ・フェア・>>続きを読む

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.6

アメリカ人で初の宇宙飛行士7人の物語!アポロ計画の前の、ジェミニ計画の前の、マーキュリー計画を描く。宇宙モノは大好物だけど、英雄譚な要素が強くて、期待は超えなかったというのが正直な感想。冷戦下なので、>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.8

ブラッド・ピッドが死神を演じ、アンソニー・ホプキンスが死の床が近い大企業の社長を演じる、ロマンティック・ファンタジー。死神が登場する映画ってひんやりしたイメージだったけど、とってもハートウォーミングな>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

1人(或いは1グループ)のアーティストに焦点を当てた音楽映画は、"音楽系"伝記映画が多いように感じる昨今。一方本作は、等身大な青春映画に落とし込んでいる。飾らない魅力があって、好感が持てる作品だった。>>続きを読む

完璧な他人(2018年製作の映画)

3.6

大人たちが軽はずみで始めたゲームが、"見せかけ"の友好な人間関係の「本当の姿」を浮き彫りにさせてしまう…。 公的な場所、私的な場所、秘密の場所。そのどれもが自分を構成するもの。自分なりに大切にしていた>>続きを読む

セント・エルモス・ファイアー(1985年製作の映画)

3.5

"昔通りの友達に戻りたいのに"
劇中の季節もちょうど今くらいの、ハロウィン終了後の紅葉シーズンで、季節感もたっぷり!就職してから約半年後の、大学時代の仲良し7人組の姿を描く青春映画。名門大学を卒業した
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8

今では、日常系映画を撮らせたら、右に出る者がいないのでは?な立ち位置のジャームッシュ。彼の出世作が本作ということで、ようやく鑑賞した。「新世界」「1年後」「パラダイス」の3部構成。ハリウッド映画のよう>>続きを読む

スパイキッズ(2001年製作の映画)

3.4

子供向けの単純明快なストーリーのスパイ映画。童心にかえったようにワクワクできる。「両親が国際的なスパイ?2人が誘拐されたから、姉弟で救い出すしかない!」って導入部分だけで胸が高鳴る。でもこれは小学生の>>続きを読む

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.8

どこにでもある兄妹のTVのリモコンバトルの末に迷い込んだのは、往年の人気TVドラマの中の世界。TDLのワンマンズ・ドリームのオープニングのように、モノクロの世界が部分的にカラフルになっていく様がいいね>>続きを読む

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.8

"記憶の缶詰に期限がないといい"
長期保存できる缶詰に、失恋を引きずる男性の気持ちを重ねているの秀逸🍍これは圧倒的に夜に1人でしんみり観たくなる映画だな。ウォン・カーウァイ作品の醍醐味でもある、鮮やか
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.8

特撮っぽさプンプンなSFアドベンチャー!PGことサイコゴアマン。PG-12にしては攻めたスプラッター演出。故郷のガイガックス星で『悪魔の公爵』(後のサイコゴアマン)と呼ばれ、問題児扱いされていた謎の宇>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

寝不足&仕事帰りに観に行ったのに、むしろ目がかっぴらくエナジードリンク映画!振り切った「何でもあり」展開が爽快で、長尺だけど失速知らず。映画館に来たのにサーカスや動物園も楽しめちゃったお得感もね🐅 >>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

「美味しい」がこれでもか!というほど詰まった、飯テロ映画。"国立極地研究所"のインスタのような世界で楽しむ食事時間。最高です。深夜に食べる罪深いラーメン、ふっくらとした美しいおにぎり、巨大な伊勢エビフ>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

3.8

「ヒーローとは?」をテーマに、ご都合主義で片付けない、苦味たっぷりなヒーロー映画。グロくて痛々しい。でも主人公はもっと痛いのよ。笑 自分にとって都合が悪ければヴィランズ扱い、そうでなければ掌返しでヒー>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.6

小さい頃ピーターラビットの色鉛筆使ってたんだけど、そのパステル調でふわふわ〜なイメージは見事に裏切られた。笑 でも感情が分かりやすい動きと、映像でも伝わるもふもふ感は可愛い。ピーターの象徴でもある青い>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

日付が変わるたびに出てくるTWEMCOの時計、ずっと購入するか迷ってたけど購入意思が固まった。やっぱり可愛い。
タイトル通り、過去の恋愛を断片的に振り返る内容なんだけど、時間軸を逆転させた構成が面白か
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

POPEYE系男子の教科書みたいな映画だな〜と思いながら序盤の方は見てたけど、オシャレ映画と片付けるのは勿体無い作品だった。昨今の「自分軸で生きよう」マインドは好きだし、私自身そうでありたいと思ってい>>続きを読む

抱きしめたい(1978年製作の映画)

4.0

私の好きな映画のジャンルの1つは、オタク映画。「ファン」「オタク」「マニア」「フリーク」と言われるような人物が、好きに一直線になりすぎて、少し狂ってるくらいの物語。己の好きを突き詰めた真っ直ぐな人を見>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.4

ある日目が覚めたら、釘で両手に銃が固定されて、殺し合いバトルに強制的に参加させられた…という、深夜テンションで考えたようなぶっ飛んだストーリー。笑 ポップな音楽、カメラワーク、ネオン調の色彩、2次元的>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

架空の新幹線「ゆかり号」の車内で巻き起こる、個性豊かな殺し屋たちのバトル。天然な友達と会話してる感じの面白さ。真面目にツッコみながら見るよりは、深く考えずケラケラ見るのが吉。目の前に広がっていたのは、>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.8

「あの子の盗んだっていうマニキュア何色か知ってる?」何色かは観た方ならご存知でしょうが、個人的にこの台詞は本作に絶対必要なやりとりだったと思う。
スーパーで万引きしてるところを見られた女子中学生が走っ
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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

3.8

多額の懸賞金が出る、コーヒーメーカー主催の標語キャンペーンに応募したカップル。男性の同僚がイタズラで偽の当選の電報を送ったところ、当たり前だけど2人は大喜び。勘違いはコーヒーメーカーの社長にまで伝染し>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

ジュラシックワールド完結…!3D字幕で観たんだけど、ほどほどに怖くて楽しかった〜。炎の王国のレビューで「これは4DXとか怖くて観れない」的発言してるのに、その数年後自主的に立体鑑賞を選択してしまう愚か>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.2

渦巻きパンや17アイスのソーダ味とか…グルグルしたものを見ると、この映画を思い出す🍥「高所恐怖症だからめまいを起こす」という主人公の台詞があるんだけど、このめまいを引き起こすきっかけになった事故がトラ>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

復讐は映画館で。
片手で数えられるほどしかタランティーノ映画を観たことない私でも、タランティーノだ!と分かるポップな残虐さ。第二次世界大戦というどう扱っても辛く悲しくなる話を、痛快で爽快な物語に仕上げ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

SINGというタイトルに恥じない歌唱シーンの充実感、そして満足度の高さ!前作は登場動物の紹介が大筋のサクセスストーリーだったけど、本作はそこが不要になることでショー密度がググッと高まってる。あのゾウ君>>続きを読む

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

3.7

今から70年後の宇宙が舞台。宇宙×はみ出し者集団ということで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』風と言われるのは納得!5%の富裕層以外は、お金と交換可能なゴミをひたすら回収して生計を立てる「スペース>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

育ての親と生みの親。養子を迎えた夫婦と、中学生の時に授かった息子を養子に届けた若い女性の2軸が交錯する物語。夫婦の元に突然電話で「息子を返すかお金を払うか」脅迫をされる、とここまではよくあるサスペンス>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.9

これだけ有名な作品だから「見えちゃう」映画ということは知っていたけど、それ以上は知らずに鑑賞。それが大正解だった。震える。幽霊の怖さに対してではなく、全ての繋がりに、登場人物の想いに。全部知った状態で>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ついに折り返し地点に来たファンタビシリーズ。ニュートの必需品🧳大作戦、スキャマンダー兄弟の蟹舞踊、お茶目で可愛い魔法動物、ハリーポッターシリーズとの繋がりがより明確になった物語…楽しめるポイント満載で>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.5

2作目をすっ飛ばして観に行ってしまったけど、楽しめた!単なる3人の力試しではなく、こちらでもあちらでも繰り広げられる騙し合いが楽しい。ダー子の最高に効率が良くて目的に沿った行動は流石だし、お芝居のお芝>>続きを読む