seapony3000さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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情熱の狂想曲(ラプソディ)(1949年製作の映画)

4.0

ローレンバコールとドリスデイとカークダグラス。3人の並びがゴージャス。見た目はいいけど中身はゴミだって捨て台詞吐かれるほど手がつけられない気まぐれバコールだったな…。画家の女友達とパリに行く、って同性>>続きを読む

ふたりだけの舞台/彼と彼女のコメディ(1987年製作の映画)

5.0

ふたりが過ごす家は「泣きしずむ女」と同じあの家で、家主のアランスーションは分身のようにドワイヨンに似てる。付き合って1年目のカップルが過去の亡霊に嫉妬しあっていつものぶつかり稽古。水温低いプールに飛び>>続きを読む

南氏大いに惑う(1958年製作の映画)

4.0

妻子持ちの家電社長・船越が19才の2人のギャルにモテて振り回されるおじさんドリーム。いかにも桂樹がやりそうだけど船越だとちょっと生々しい。川上康子の強引わがままアタックに比べて影が薄い市川和子も、デー>>続きを読む

走り来る人々(1958年製作の映画)

5.0

薄汚れたウサギの耳に丸い鏡がくっついていて背中のジッパーあけるとポーチになるぬいぐるみ、あれずっとほしかったやつ。天真爛漫の頭弱いシャーリーマクレーンの危うさ。この曲好き!つってステージで歌い出すとこ>>続きを読む

高原列車が走った(1984年製作の映画)

4.0

美保純ちゃんのインスタントな教師物語、に加えて鈍行列車の増発呼びかけから開通までのストーリー、小諸の田舎町を舞台にニューウェイブサウンド、ヤンキー高校生に原宿仕込みの純ちゃんファッションにてんこ盛りの>>続きを読む

鏡の中の裸像(1963年製作の映画)

5.0

毛利菊枝が校長の美容学校、赤紫色にカラーした毛利菊枝、ノースリーブの毛利菊枝、校長の椅子クルッと回転させて倍賞に最悪の言葉浴びせる毛利菊枝は「六條ゆきやま紬」の毛利菊枝まで思い出させる鬼の松山善三脚本>>続きを読む

春を待つ人々(1959年製作の映画)

5.0

関西方面で画家やってる佐田啓二、妻に優しくまわりもさりげない気遣い、ここぞという時にはビリッとキメる佐田啓二とことん最高男前…わたしともお願い結婚してー。エプロンしてホットケーキ作ってー。選挙中の佐分>>続きを読む

ラオコーンと息子たち(1975年製作の映画)

5.0

白い大蛇の縫いぐるみ巻きつけたラオコーン軍団、ジゴロに扮したタベアさんに髭の女、女だらけの王国での言葉遊びやデタラメな儀式、世の中の常識を独自に楽しくブチ破っていくラオコーンとオッティンガー。みている>>続きを読む

逢う時はいつも他人(1960年製作の映画)

5.0

「あまり美人じゃないね」って会うの2度目くらいなのに他人の妻の気を引く決めゼリフ、まったくもって理解できないけど、2人の中ではすでにスピってる。ダメダメ言いながら何度も車Uターンさせるキムノバ。はじめ>>続きを読む

赤ちゃん特急(1956年製作の映画)

5.0

「愉快な仲間 赤ちゃん特急」

赤ちゃん可愛い可愛い、映画どころじゃないっつの。東京大阪間の定期便トラック運転手の大坂志郎と柳谷寛。このふたりのシリーズもっとみたい。子どもには興味ない志郎さんより柳谷
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ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)

5.0

アマデウスで妻役のエリザベスべリッジさんみたらこちらもみたくなって。ファンハウスに居座っていままさに閉館、追いかけてきた弟や帰りかけのお客をググーっと上方に引いていく撮影から気分が高まる。奇形の牛から>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

5.0

はじめてみた10代のころはサリエリのモノマネしてたな…布切れ首に巻いて。するよね。いまみるとどっからみてもミロスフォアマンの映画だなー。もっと過激な印象だったけど、それよりもベッドのなかで青い顔したヤ>>続きを読む

肉の蝋人形(1953年製作の映画)

5.0

溶けた蝋燭がドロドロ滴れてるタイトルロゴからもう最高。時代とかビジュアルはマイケルカーティス版のほうがモダンで好みだけど、こちらはこちらでクラシックに徹しているし、見せ場もきっちりしていて素晴らしい。>>続きを読む

つる-鶴-(1988年製作の映画)

4.0

「竹取物語」に懲りずにまたやるの?日本昔ばなし、と思いきや、吉永小百合主演100本記念で小百合の持ち込み企画でした。さすが小百合。野田秀樹は小百合の推薦で…さすが小百合。なんかあったんだっけと過去を調>>続きを読む

竹取物語(1987年製作の映画)

4.0

KAGUYA at フィルセン
ミフネとあやや演技下手すぎ…でいきなり不安にさせる超大作。平安の世に現代の話し方無理ありすぎる。ずっと不安定な空気のなかそれぞれの一方通行な小芝居見せられてどっと疲れた
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肉の蝋人形(1933年製作の映画)

5.0

ジャンヌダルクにマリーアントワネット、歴史モノに徹する蝋人形の造形のセンスも素敵だし、地下に行くまでのセットがあまりにも素晴らしくて素晴らしくて、あとモガたちの衣装のかっこよさ…。火傷の跡は凄まじいけ>>続きを読む

七人の刑事 女を探がせ(1963年製作の映画)

4.0

「終着駅の女」しかみたことなかった七人の刑事、これも良い〜。殺人事件に火事になって脱走した感化院の女子たちが絡んでくるっていう凝った筋書きで。シリアスななかにも森永コーラスのオマケのヨーヨーだとかビク>>続きを読む

背くらべ(1962年製作の映画)

5.0

大槻義一監督作品、木下恵介原作の「流し雛」と同じくまた乙羽信子。コレは山田太一脚本。愛弟子二人を組み合わせる恵介ワールド。夫を事故で亡くして二人の息子を育てる富士吉田のおっかさん乙羽信子。大学行けずに>>続きを読む

日本脱出(1964年製作の映画)

4.0

すぐ禁断症状出ちゃうシャブ中の待田さんとその相棒の内田良平の下で巻き込まれてアンチヒーローにすらなれず底辺を這いずり回る鈴木ヤスシ。ずっと緊張強いられて強いられて、カットされたっていうラストの発狂シー>>続きを読む

大統領の堕ちた日(1979年製作の映画)

5.0

キーガンことケネディ家の次男坊ジェフブリッジスが大統領の兄の暗殺19年後に真相巡って振り回される、なんだかおとぎ話みたいな妄想陰謀論ストーリー…ブリッジスの青春映画と捉えたい。定期的に子どもの血液と入>>続きを読む

嫁ぐ日(1956年製作の映画)

4.0

新兼×吉村公三郎コンビで松竹。池野成の音楽オープニングからちょっと重たくてぞくぞくさせる。身寄りのない未亡人嫁の津島恵子、劇作家の斎藤達雄、立場は違うけど居場所をなくしかけた者ふたり。戦後からこっち才>>続きを読む

恐怖の火あぶり(1979年製作の映画)

5.0

焼却炉で同僚が燃えているのをみつめて覚醒したのか、そのわりにはじめての花屋の女性を吊るす部屋はすでにステンレスに覆われた壁の特別な焼却ルーム。ヤツの家の素敵なこと、同僚のアイツのファッションも好き。滅>>続きを読む

アラクノフォビア(1990年製作の映画)

5.0

エクアドルの空撮→ジャングルから丸太製の棺桶の中に潜んでいた毒蜘蛛がアメリカの田舎町に上陸。ここまでですでにスピルバーグ制作らしさ。ジェフダニエルズが毒蜘蛛と格闘するってだけで地味すぎてもう最高。蜘蛛>>続きを読む

黒い肖像(1960年製作の映画)

5.0

ヒポクラテスの誓いが頭よぎって一気におかしくなっていくアンソニークイン。娘さんをあんなゴリ押しで責め立ててバレるよバレるよって心配になるけど娘さんも感情マックス。ラナターナーはラナターナーで恋人を失う>>続きを読む

命果てる日まで(1966年製作の映画)

5.0

良かれと思って世話焼き系の従姉妹お志麻、ギャラリーオーナーのサバサバ系倍賞千恵子、スタイル良すぎてひとり異星人みたいなアパレル系桑野みゆき、まるで似てないけどやたらと気の利く系妹は尾崎奈々、ルームメイ>>続きを読む

仮面復讐拳(1981年製作の映画)

5.0

仮面軍団の残虐ぶり凄い。吊り下がった水瓶ぶち壊して鳥の血やら人間の血やら血ならなんでも水に混ぜて飲む。あの叉手?十手みたいな刺股みたいので刺しまくり殺しまくり。金の仏像が卍のノブみたいのグリッて回すと>>続きを読む

座頭市(1989年製作の映画)

5.0

ドレッドの用心棒ジョー山中主題歌もジョー山中だわーってひっくり返っていたらジョニー?誰? もうスターが多すぎて誰との闘いがメインなのか見失う!けどやりすぎが度を超えてて最高。樋口可南子親分とのエロい湯>>続きを読む

やくざ絶唱(1970年製作の映画)

5.0

勝新や太地喜和子、巧い役者には自由にやらせておいて、大谷直子、田村正和、川津さんには増村メソッドなのがバランスおかしくて最高。3人とも人形のような演技がほんといい。兄の勝新よりもどうかしている大谷直子>>続きを読む

裸の青春(1965年製作の映画)

4.0

鑑別所は二度脱走、その間に加東大介に見込まれて無免許でトラック運転手。擬似親子の加東大介もいいし、首に包帯巻いた詐欺まがいの仲介屋の藤岡琢也がきっちり怪しくていい。やくざの兄貴は鹿内孝さん。盲目でスト>>続きを読む

この空のある限り(1964年製作の映画)

4.0

寺山修司の原案で、と噛み締めながらみたけど、湿度高めの絹代と森光子より、鰐淵のキャラを活かしたグイグイ前向き娘っぷりについ注目してしまう。お嫁さんになって母になる、って希望の締めくくりは普通にうんざり>>続きを読む

カタリーナ・ブルームの失われた名誉(1975年製作の映画)

5.0

アンゲラヴィンクラーが素晴らしい。あんな理不尽で恐ろしい状況に置かれながら留置所を希望して、まずやることは汚れまくった便器を掃除すること。ハンカチ取り出した時に昨夜のパーティの可愛い紙吹雪がドサッとこ>>続きを読む

追いつめる(1972年製作の映画)

5.0

みなさんの感想読んでるだけで最高。2年前のラピュタで見逃してずっとみたかったやつついにみにいけた。ラピュタに。ラピュタありがとう。平日の昼間から混んでます。オープニングの忙しさからすでに舛田利雄。哲の>>続きを読む

サム・サフィ(1992年製作の映画)

3.0

黒いガムテみたいなやつで留める赤いビニールのスカート。ヒロミチナカノ。キザイヤジョーンズとエイズの時代。いまみるとどーなの、って思ったけど、古いちゃ古いけどこの軽いノリ悪くない。シャブロルとジャンフラ>>続きを読む

ボイジャー(1991年製作の映画)

4.0

サムシェパードとジュリーデルピー。熱に浮かされていたように憧れていたな…と懐かしさでみたけど、やっぱし夢は最高ありがとう。歯並び悪すぎてガラ悪そうだけどアルマーニの似合うやっぱし男前。8ミリで撮られた>>続きを読む

クロストーク(1981年製作の映画)

4.0

事故起こして車椅子のエンジニア。開発中のスーパーコンピュータのモニターと機械の頭脳が導く猟奇殺人。「裏窓」ベースか。研究続行のためのペントハウスみたいな建物インテリアかっこよかった。

ストラングラー/猟奇マザコン絞殺魔(1984年製作の映画)

5.0

ベオグラードが大都市になるためには犯罪者が必要…っていろんなばかけだ犯罪エピソードが出てきて、大都市を決定づけたのは絞殺魔である。って無理矢理なナレーションからもう楽しい。カーネーション売りの巨体おじ>>続きを読む