うにたべたいさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

大仏廻国(2019年製作の映画)

3.0

キングコング公開の翌年にあたる1934年に作成された伝説的特撮映画"大仏廻国"をリメイクした作品です。
ただし、単純に同じストーリーで作り直したわけではなく、舞台は現代になっており、"大仏廻国"であっ
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アーリャマーン EPISODE I 帝国の勇者(2001年製作の映画)

2.4

国内製作の映画本数で二位のアメリカを抜いて、ダントツで世界第一位の国"インド"。
本作は、そんな映画大国インドで85%という超高視聴率をマークしていたテレビドラマ「アーリャマーン」を映画用に再編集した
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.3

突如謎の巨大生物が出現。
「禍威獣(カイジュウ)」と命名されたそれらに対応するため、日本政府は防災庁に禍威獣特設対策室、略称:禍特対(カトクタイ)を配備した
ゴメス、マンモスフラワー、ペギラなどと名付
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五人ライダー対キングダーク(1974年製作の映画)

3.3

仮面ライダーX 劇場版2作目。完全オリジナル作品です。
公開は1974年7月25日。
キングダークの登場がその直前の7月13日で、入れ替えでアポロガイストが退陣しています。
Xライダーは後半視聴率が下
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仮面ライダーX(1974年製作の映画)

3.6

巨大な悪の組織GODに父と共に殺された神敬介は、瀕死の父の手によって仮面ライダーXとして甦った。
謎のGOD機関を相手に戦う、仮面ライダーX!

昭和ライダー3作目、銀の仮面に黒マフラー、額に輝くVと
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遊星王子2021(2021年製作の映画)

4.0

昭和の特撮ドラマ『遊星王子』を河崎実がリブートさせた映画作品です。

荒川区南千住近辺にある個人商店のパン屋さん「大村パン店」に、ある日突然、侵略宇宙人・タルタン人が現れます。
タルタン人がパン屋の娘
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ロバマン(2019年製作の映画)

3.7

フリーアナウンサーやラジオのパーソナリティーを主にしているタレントの吉田照美68(ロバ)歳を記念に作られた映画。
主演は吉田照美で、ラジオにはがきを投稿するのが趣味な老年男が、突然、変身ヒーローになっ
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FILAMENT(2017年製作の映画)

4.1

2018年、学生の田中大貴監督が学生映画祭で大賞受賞した作品。
30分程度の短編映画なのですが、学生が自主制作したと思えないくらいできがよくて面白かったです。

予告編を見るといかにも日本映画然とした
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デビルマン(2004年製作の映画)

2.1

永井豪原作の人気マンガ『デビルマン』の実写映画化作品。
製作費10億円をつぎ込んで作られた超大作で、デビルマンへの変身シーンはもちろん、デーモンとの戦闘シーンなどでVFXがふんだんに使われています。
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ザ・コング(2005年製作の映画)

3.7

タイトルの通り、人間を襲う怪物ゴリラが登場するモンスターパニックものです。
2005年に製作されているので、同時期にリリースされたアサイラムのゴリラ映画同様、ピーター・ジャクソン版のキングコングを意識
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仮面ライダーV3対デストロン怪人(1973年製作の映画)

3.8

劇場版仮面ライダーV3の二作目。
前作はテレビ本編の第2話を劇場で上映した作品でしたが、本作は劇場用に作成されたオリジナル作品です。

世界的な発見をした博士が、その発見を悪事に使おうと画策する悪の組
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仮面ライダーV3(1973年製作の映画)

3.5

仮面ライダーの活躍によってゲルショッカーは壊滅、世界は平和を取り戻した。
しかし、ゲルショッカー首領は生きていて、新たなる秘密組織・デストロンを結成し、再び世界を悪の手に染めようとしていた。
仮面ライ
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世紀の怪物/タランチュラの襲撃(1955年製作の映画)

4.1

タイトル通り、巨大タランチュラが人を襲うモンスター映画。
1955年アメリカで作られた白黒映画です。
以前、放射能Xを見てからずっと気になっていたのですが、ようやく見る機会を持てました。

放射能Xの
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怪獣大決戦 ヤンガリー(2000年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1967年に韓国で制作された怪獣映画『大怪獣ヨンガリ』をリブートさせた作品です。
大怪獣ヨンガリと同じ名前の怪獣ヤンガリー(=ヨンガリ)が登場しますが、話的なつながりはなく、独立した別作品となっていま
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ガンマー第3号/宇宙大作戦(1968年製作の映画)

4.1

東映が"海底大戦争"に続いてアメリカの映画製作会社ラム・フィルムと組んだ、日米合作の特撮映画。
監督は『宇宙からのメッセージ』の深作欣二と、仮面ライダーやゴレンジャーで著名な田口勝彦のタッグです。
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仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)

3.7

劇場版・仮面ライダーのオリジナル脚本としては2作目。
仮面ライダーと滝和也が、大スクリーンでショッカー怪人軍団と死闘を繰り広げます。

本作は撮影中に、主役の本郷猛こと藤岡弘が失踪したという有名な事件
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仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

3.7

劇場版仮面ライダー二作目。
仮面ライダーの大ヒットを受けて作成され、前作の"ゴーゴー仮面ライダー"とは違いオリジナル脚本です。
オリジナル脚本としては一作目の仮面ライダー映画ですね。

ストーリーは、
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ゴーゴー 仮面ライダー(1971年製作の映画)

3.6

劇場版仮面ライダーの一作目。
実は関東圏で視聴率が伸び悩んでいた仮面ライダーを宣伝する意図を含んで劇場公開された作品です。

オリジナルではなく本放送13話のブローアップ版です。
ブローアップ版という
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小説吉田学校(1983年製作の映画)

4.1

戦後間もない1946年より5回にわたり内閣総理大臣の任についた吉田茂を中心に描いた映画。
タイトルに"小説"とついているのは、タイトルを原作小説から取ったためで、原作は吉田茂以降の内閣の動乱についても
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1969年5月に東京大学教養学部900番教室で行われた討論会に関するドキュメンタリー。
それは、政治的な発言が増え、日本の伝統や文化を守るため"楯の会"を構成した三島由紀夫を、東京大学の学生運動連合体
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三里塚のイカロス(2017年製作の映画)

4.0

成田空港建設に伴う建築用地確保の際に勃発した、地元農民による反発闘争"三里塚闘争"を扱ったドキュメンタリー。
前作『三里塚に生きる』の姉妹作として制作されており、時系列的に後の話というわけではなく、前
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ヤマトタケル(1994年製作の映画)

3.8

ヤマトタケル伝説を元にした特撮映画。
アニメ、マンガ、小説などのメディアミックス展開を前提としたシリーズの中心となる映画です。

当時、続編も企画されていたそうなのですが、興行収入が想定より低く、続編
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長髪大怪獣 ゲハラ(2009年製作の映画)

3.7

NHKの番組中のデザインコンテストでグランプリに選ばれた怪獣を映像化したもの。
制作会社はNHKで、みうらじゅんが脚本担当しています。

DVDで視聴したので、テレビ放映版よりも尺の長いディレクターズ
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大怪獣映画 G(2007年製作の映画)

4.1

多数の怪獣特撮で監督をしている田口清隆氏による自主制作映画。
監督、特技監督、企画、脚本、撮影に編集、効果等々、全て田口氏が担当していて、学生時代から8年の年月をかけて完成させたそうです。

PKOの
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世界大戦争(1961年製作の映画)

4.3

1961年公開の東宝特撮作品。
「連邦国」と「同盟国」で勃発した戦争に巻き込まれる日本の姿を描いた作品です。

この頃、日本特撮映画界隈では"~~大戦争"というタイトルの映画が結構ありました。
195
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ガンヘッド(1989年製作の映画)

3.4

ロボットものが得意なサンライズと、特撮映画の経験豊富な東宝映画が手を組んで作ったロボットSF特撮映画。
「史上初の実写巨大ロボットムービー」という宣伝文句の元、海外からも多く俳優を雇用し、かなり力を入
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さよならジュピター(1984年製作の映画)

3.2

日本SF界を代表する作家・小松左京氏が監督、脚本を務めた本格SF映画。
氏によって小説化もされ、星雲賞を受賞しています。

舞台は、西暦2125年の未来です。
世界では地球外へのテラフォーミングが完了
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日本以外全部沈没(2006年製作の映画)

2.9

日本を代表するSF小説・日本沈没を"原典"とするパロディ小説の映画化作品。
原典の日本沈没は2022年2月現在、2回の映画化、2度のドラマ化、加えてアニメ化、漫画化と、多数メディアミックスされています
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.1

日本を代表するSF小説・日本沈没を原作とする映画化作品。
日本沈没は2022年2月現在、2回の映画化、2度のドラマ化、加えてアニメ化、漫画化と、多数メディアミックスされていますが、本作はその最初の映画
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メタボ戦隊アホレンジャー(2007年製作の映画)

4.2

ムカデ人間シリーズや兵器人間等、個性的な映画を国内に紹介する映画配給会社トランスフォーマー。
本作もそんなトランスフォーマーが提供する作品です。

トランスフォーマーと言えば私的にはセンスの良い洋画ポ
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お色気戦隊 熟レンジャー(2012年製作の映画)

2.3

私も、過去に"072戦隊 Gレンジャー"だの"愛裸武戦隊 アイリンジャー"だの、とんでもない設定の戦隊モノを観てきましたが、そういう色物の特撮モノって結構たくさんあるんですよね。
本作もタイトルからそ
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正装戦士スーツレンジャー(2018年製作の映画)

4.1

ビジネスウェア販売の「THE SUIT COMPANY」製作の戦隊ムービー。
2022年2月現在、「THE SUIT COMPANY」公式のYouTubeチャンネルで公開されてます。
10分程度の超シ
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ムルゲ 王朝の怪物(2018年製作の映画)

3.8

韓国の怪獣歴史特撮映画。
ムルゲとは物怪という意味だそうです。

李氏朝鮮時代から編纂された実在の歴史録『朝鮮王朝実録』に記載されている事件が元になっています。
そこには中宗の政権時代(中宗6年/15
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シリーズ怪獣区 ギャラス(2019年製作の映画)

2.8

東映特撮ファンクラブに配信されていた怪獣特撮。
映画『大怪獣のあとしまつ』公開に併せて、YouTubeで期間限定配信されたのを視聴しました。
17分程度の短い作品で、タイトルの通り"ギャラス"という名
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ネズラ 1964(2020年製作の映画)

3.2

大映がガメラの前に企画していた伝説的映画"大群獣 ネズラ"をモデルにしたドキュメンタリー風映画です。

ネズラを元にした映画というと、2002年のやつが最初に思い浮かびます。
そちらはネズラたちへの愛
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狭霧の國(2020年製作の映画)

3.5

登場キャラクターがすべて人形と気ぐるみで撮影されているというちょっと異質な特撮怪獣映画。
明治末期を舞台に、大分の本家に戻ってきた青年が、蔵に隔離されている盲目の女性と出会うことで始まるストーリーです
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