うにたべたいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

モスラ2 海底の大決戦(1997年製作の映画)

2.3

平成モスラ2作目。
一応前作の続編で、前作に引き続き小美人ポジションのエリアス姉妹、その姉のベルベラが登場しますが、前作を踏襲した内容ではないため、本作からでも問題ないです。
前作同様、難しい説明やS
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モスラ(1996年製作の映画)

2.8

平成モスラシリーズ1作目。
ゴジラのvsシリーズが終了した、ゴジラ休止期間中に平成モスラシリーズは作られました。
過去作のモスラとの繋がりは示唆されておらず、平成モスラはモスラを主役怪獣に据えた一連の
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怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

3.8

一番最初の国外ゴジラ作品。
モンスターバースシリーズやエメリッヒ版よりもずっと以前、1956年に全米公開された"ゴジラ"で、全米だけに留まらず世界各国で上映され、"ゴジラ"の名を世界に広めるきっかけと
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怪獣の日(2014年製作の映画)

4.2

30分ほどの短編映画。
評判通り面白かったです。

小笠原沖に現れた怪獣が自衛隊や米軍の活躍により無事鎮圧、怪獣の死体は目下、捜索中である旨の内閣府の発表からストーリーは始まります。
怪獣は暴れ回って
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琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ(2011年製作の映画)

3.4

沖縄のご当地ヒーロー"琉神マブヤー"の劇場版。
マブヤーはご当地ヒーローというジャンルの立役者的なヒーローで、デザインがご当地ヒーローとは思えないほど本格的でかっこいいです。
テレビシリーズは第2シー
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ライズ ダルライザー ーNEW EDITIONー(2018年製作の映画)

4.6

白川だるまをモチーフにした福島県白河市のご当地ヒーロー・ダルライザー。
本作はダルライザー劇場版作品「ライズ ダルライザー THE MOVIE」のDC版 (だよね?) です。
ダルライザーは、ダルライ
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大特撮巨編 ネギマン(2012年製作の映画)

3.6

鳥取県米子市特産の白ネギをモデルにしたご当地キャラ・ネギマン。
白ネギ畑から産まれた謎の巨人ネギマンの活躍(?)が描かれた現時点で4話まで、あわせて35分程度の短編作品です。

近所のTSUTAYAで
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.9

びっくりするほど素晴らしい名作でした。
平日夜に30分だけ摘んで観るつもりがやめ時が見つからず、あれよあれよという間に2時間半、結局全部見てしまいました。
この頃の邦画には珍しいパニックムービーで、減
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

4.1

1978年の東宝SF特撮。
特撮を作りたいということで企画が始まるが、企画中に全米でスターウォーズが大ヒットしたため、それにあやかるために急遽舞台を宇宙にして内容をスペースオペラに変更。
映画作りの参
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宇宙大戦争(1959年製作の映画)

2.6

地球防衛軍の姉妹作として作られた作品。
一部の登場人物は地球防衛軍から続けて登場しますが、地球防衛軍のストーリーとは全く絡まないです。
そのため、続編というほどでは無く、独立した別の話として見た方が良
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宇宙人東京に現わる(1956年製作の映画)

4.2

大映の特撮SF映画。
"日本初の本格的カラー空想特撮映画"と、紹介されることが多いですが、日本の特撮映画では初のカラー作品ということで良いのでしょうか。

世界中で未確認飛行物体の目撃が相次いで報告さ
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透明人間と蠅男(1957年製作の映画)

4.1

大映制作の特撮映画。
この頃、日本で透明人間を題材にした映画が3作品作られましたが、本作はその内で1番最後に作られた透明人間映画です。
前2作は円谷英二が特監を行っていましたが、本作は的場徹が特撮して
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透明人間現る(1949年製作の映画)

3.2

透明人間を題材にした特撮映画。
特撮監督は円谷英二作品。

この頃、円谷英二は、戦意高揚させる映画作成に加担したとしてGHQから公職追放が命じられ、東宝から退職していました。
本作はフリーになった円谷
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透明人間(1954年製作の映画)

4.0

円谷英二が特撮と本編の撮影を行った、東宝特撮映画。
後に作られる変身人間シリーズの走りとも言われる作品で、軍により兵器として改造されて生まれた悲しい経緯を持つ透明人間が暗躍する脚本は、"美女と液体人間
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虹男(1949年製作の映画)

2.5

物理学者・「摩耶龍造」の弟子「菅八郎」と思われる焼死体が、蓼品の別荘の火災跡から、刺殺痕のある状態で発見される。
新聞記者の「鳥飼美々」は、友人の「由利枝」がこの事件の容疑者になっていることを知り、詳
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鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

3.4

大映では初となる巨大生物が登場する映画作品、らしいです。
巨大すぎるために地元漁師から"鯨神"と呼ばれ恐れられている化け鯨と、その鯨に父と兄を殺され、打ち取ることに執念を燃やす若者「シャキ」の物語。
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釈迦(1961年製作の映画)

2.8

仏教の開祖・釈迦の生涯を描いた映画。
大映の社長であり、熱心な日蓮宗徒である永田雅一が、"日蓮と蒙古襲来"に続く仏教映画として総制作費なんと5億円費やして作られた大巨編。
当時の評判も海外を中心にかな
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大江山酒天童子(1960年製作の映画)

3.7

大映特撮全盛期の一作。
酒天童子の伝説を下敷きにした作品ですが、伝承に沿ったものではなくオリジナルストーリーです。
当時のオールスターキャストで作られた豪華な作品という触れ込みで、そのためか最後までち
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日蓮と蒙古大襲来(1958年製作の映画)

3.7

日蓮宗の開祖「日蓮」を主役に据えた歴史ドラマ。
製作の永田雅一が熱心な日蓮宗で、氏は本作の後、日蓮を主役にした映画をもう一本作っています。

日蓮宗などのいわゆる十三宗五十六派について、私自身教科書レ
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大予言 復活の巨神(1992年製作の映画)

2.6

東映とバンダイビジュアルから発売された、いわゆるVシネマ作品。
"真・仮面ライダー"に続くオリジナルSFXビデオシリーズの第2弾として制作されました。
スーパー戦隊や仮面ライダーシリーズ、メタルヒーロ
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東海道お化け道中(1969年製作の映画)

3.9

"大映の妖怪三部作"3作目。
妖怪たちが主役だった妖怪大戦争から変わって、妖怪百物語のように人側が主役の作品になっています。
妖怪百物語同様、本作の妖怪は悪行を働く人間のお仕置役として登場します。
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妖怪百物語(1968年製作の映画)

4.0

"大映の妖怪三部作"最初の作品。
当時、"ゲゲゲの鬼太郎"の影響により妖怪ブームが起きていて、その流れで作られた妖怪映画です。
本作のクレジットには水木しげるは含まれていませんが、妖怪デザインには水木
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.8

クローバーフィールドシリーズ3作目。
近未来、エネルギーの枯渇問題を解決する実験を行うため宇宙ステーションに集められた科学者たちが主役。
そこで行われている量子加速装置による実験は、現在を粉砕し次元を
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

4.0

クローバーフィールドシリーズ2作目。
タイトルこそクローバーフィールドとついていますが、巨大な怪物が襲いかかってきたNYの市民をPOV形式で追った前作とは、全く違った作品となっています。
本作は、クレ
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

4.2

クローバーフィールドシリーズ1作目。
POV方式で撮影されたモキュメンタリー作品。
1台の個人所有のビデオカメラで撮影された映像という形式になっており、そのため手ブレが激しく、端的に言えば酔います。
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黒い蠍(1957年製作の映画)

2.8

メキシコで火山が大噴火する。
その地質調査のため現地を訪れた「ハンク」と「ラモス」は、サンロレンズという村を目指すが、その途中で破壊されたパトカー、赤ん坊が取り残された家、そして恐怖の表情で死んでる警
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原子怪獣現わる(1953年製作の映画)

2.9

1953年のモノクロ怪獣映画。
監督は後に怪獣ゴルゴなどを手がけるユージン・ルーリー、本作に登場する怪獣はレイ・ハリーハウゼンのストップモーション・アニメーションで表現されています。
また、本作のヒッ
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原潜vs.UFO/海底大作戦(1959年製作の映画)

2.9

1959年というアメリカ特撮の熱い時期に作られた作品の一つ。
一応、ウィリス・オブライエンが関わっていることで知られる"ドラゴドン"と"ビヒモス"で特殊効果を手掛けたジャック・ラビンが原案を務めている
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地球へ2千万マイル(1957年製作の映画)

3.9

特撮という技術において世界的に最も功績を持つ、レイ・ハリーハウゼンの代表作として名高い作品。
本作に登場する金星怪獣「イーマ」は、氏の素晴らしいストップモーション・アニメーションで表現されていて、モノ
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

4.5

宇宙空間で秘密裏に執り行われたゲノム実験の失敗によりステーションは崩壊し、遺伝子サンプルが地表に落下してしまう。
落下したサンプルを浴びた影響で遺伝子が変質し、巨大化したゴリラ・オオカミ・ワニが、高層
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クロノス(1992年製作の映画)

4.1

ギレルモ・デル・トロ監督の長編映画デビュー作品。
メキシコのホラー映画。
ただ、先日見たブロブとは比較対象がおかしいのかも知れないですが、ブロブのようなパニックホラーではなく、耽美な雰囲気のあるダーク
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ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

4.2

"マックイーンの絶対の危機"のリメイク。
どこかホラーになりきれていない、微笑ましい雰囲気を感じたリメイク前と異なり、本作のブロブは当時の最新SFXを駆使して多種多様なシチュエーションで人々をぶち殺し
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

『パラサイト 半地下の家族』で、カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞したボン・ジュノ監督の特撮怪獣映画。
グエムルとは괴물、つまりモンスターを意味する韓国語で、本作に登場する怪物の固有名称ではない
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北京原人の逆襲(1977年製作の映画)

4.3

香港版キングコング。
ラウレンティウスがキングコングリメイクする話を聞きつけた香港ショウ・ブラザーズが、香港でもキングコングをやりたいと考えて準備したが、版権が取れず、パチモノを作るもできた猿人の造形
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巨人獣 プルトニウム人間の逆襲(1958年製作の映画)

3.1

"戦慄!プルトニウム人間"の続編。
ハゲでオムツの巨大人間「マニング中佐」が、再びスクリーンで大暴れします。

大量の食料を乗せたトラックが消失する事件が発生します。
マニング中佐の妹"ジョイス"は、
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ニューヨークの怪人(1958年製作の映画)

2.6

"原子怪獣現わる"や"怪獣ゴルゴ"などの怪獣映画で知られる、ユージン・ローリー監督の怪奇映画。
ジャケットに映っている怪人が暴れ回ります。

ジャケットを見ると結構でかい感じがしますが、普通の人より大
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