このレビューはネタバレを含みます
教養ポイントを貯めるためにドライヤー特集上映で鑑賞。ほんとうは『奇跡』も観たかったが、つまらない理由で見逃してしまった。
トーキー最初期のホラー映画として名高い本作だが、現代の観客たる自分は、どうし>>続きを読む
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竹内結子のナレーションになる「こんな手紙が届いた」という『夢十夜』みたいなフレーズで、実話系ホラーを10本繋いだオムニバス作品。開幕の中村義洋、ラストを飾る白石晃士のほかに、4名が監督を務めている。>>続きを読む
アマプラで観た『残穢―住んではいけない部屋―』があまり怖くなかったので、口直し的に続けて観たのだが、やっぱり怖い。Jホラー黄金時代のテンションを堪能できる一作。
原作、監督、撮影は「リング」と同じ座>>続きを読む
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怖くなかったホラーについて語る人間の口調は理屈っぽくなる。
そうしないと、映画館から出てきた途端「ぜんぜん怖くなかったわ〜」と嘯くバカな中学生みたいになってしまうからなのだが、そうかといって、理屈をグ>>続きを読む
「俺はとんでもなく怒っている もうこれ以上耐えられない 'I’m as mad as hell and I’m not gonna take this anymore!'」
現代資本主義のただなかに預>>続きを読む
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この映画は、映画館で観るべきだったなあ。
途中でジャンルが変わるタイプの映画で、ホラーテイストで始まり、中盤でUFOものであることが明かされ、最後は謎の飛行物体に対決を挑むモンスターパニックに。(『>>続きを読む
Prime Videoを「黒沢清」で検索したら出てきたので。
『アカルイミライ』の撮影の様子を追ったドキュメンタリーなのだが、肝心の映画を未見なので、テーマの話などは正直わからず。なので☆はつけない。>>続きを読む
『メメント』スクリーン鑑賞からの流れでアマプラ鑑賞。
語りの時系列を入れ替える手法(anachrony)を好んで採用してきたクリストファー・ノーランが満を辞して、(主人公から見た)出来事の時系列そのも>>続きを読む
前向性健忘で、10分しか記憶を保持できない男・レナードが、彼の妻を殺した男に復讐するという使命に憑かれ、街を彷徨いながら真相を追いかける。
目をつぶっている間も世界は存在するとして、どうやってそれを確>>続きを読む
愛する者の死を受け入れられずに、彼/彼女を蘇生しようとした結果生じるあれこれを描くタイプの映画は、『デッドリー・フレンド』、『ペット・セメタリー』をはじめ、最近でも『フランケンウィニー』、『ラザロ・エ>>続きを読む
アイスキュロスのパスティーシュなどインテリな作風で知られる、売れない小説家(兼文学教授)のモンクは、高齢の母がアルツハイマー病に冒され、さらに介護を務めていた妹を失う。精神的にも、経済的にも追い詰めら>>続きを読む
アイデアで勝利するタイプの映画というのがあるが、本作はまさにそれ。
『曲がれ!スプーン』とかいろいろ映画化してる劇団ヨーロッパ企画だが、2本目となる(戯曲を原作としない)劇場オリジナル作品は、登場人>>続きを読む
原題は"Cockneys vs Zombies"で、その名に違わずコックニーのガキどもが銀行強盗を計画するも、実行の最中にゾンビ禍に巻き込まれるお話。(日本の予告編ではこの連中は「ボンクラ」と呼ばれて>>続きを読む
これは殺人か、それとも自殺なのか?
山荘に住む3人家族の息子・ダニエルが夫・サミュエルが死んでいるのを発見するオープニングシーンから、息をつく暇もない2時間半のサスペンス。カンヌでパルム・ドール、アカ>>続きを読む
コメディテイストのジャンル映画だけどそれに甘んじていないのが、現代の目から見ると好ましい。
タンクをゴンッ!と叩いたらいきなりガスが吹き出し、いかにも80年代らしいチープなシンセのテーマ曲が流れ始め>>続きを読む
ゾンビ映画、世界崩壊のスケールが大きくなるほど、物語の大きなゴールが曖昧になって、生き残るための小さなサブミッションの連続になりがち。
ザック・スナイダーの劇場デビュー作だが、『300』以降全面化す>>続きを読む
ギズモの可愛さで釣ってグチャグチャしたモンスターホラーを見せてやろう、という意地悪映画。でも、映画の中のギズモを改めて見ると、目がギョロっとした鼻の潰れた生き物で、あまり可愛いくない。と思う。
モチ>>続きを読む
バルト11のIMAXで鑑賞。本作は、あの爆発シーンの音響だけでなく、音楽もオッペンハイマーの苦悩・罪悪感を激しく表現しているので、IMAXで観る意味はあると思う。
広島の地でこの映画を、とりわけロス>>続きを読む