seiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)

3.7

めっちゃ面白い訳ではないけど良いシーンはあった。アトラクションに乗る二人を見つめる金髪の女、流れていく尿、坂を下って行くキャリーケース、喧嘩の結末。一番になりたくて嘘ついて経歴を真似したり、芸を真似し>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.9

世代交代の話。武田がすっかり丸くなって良い味を出していた。松村の天政会への執念も魅力的だった。最後の菅原文太はやっぱりかっこいい。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.6

広能も途中でいなくなるし、下っ端の抗争ばかりで余り楽しめなかった。組長や幹部達が操る前作とは対照的に今作は下っ端の若者たちが勝手に動く話。ラストの武田とのシーンはヤクザの時代が終わるという哀愁があって>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.5

権謀術数をめぐらすヤクザの争い。お互いが あっちについたりこっちについたり、本心とは違うことを言ったりでめちゃくちゃ面白い。山守と奥さんの白々しさが凄い。倉本の話があることで若者の悲劇も入れ込んでいて>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.9

正義に見えた海田がちゃっかりしてたのが笑った。正義も悪もなくてただ自らの利益のために行動する人物達と友情を貫こうとする菅原文太の行動のギャップにより起こる悲劇。金子信雄は相変わらず悪党ぶりが凄い。仕方>>続きを読む

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.3

もっと音楽家としてのバーンスタインを描いて欲しかった。夫婦の関係についての映画だったらバーンスタインじゃなくてもいいじゃんと思ってしまった。奥さんとの関係については愛しているけど男遊びはするという、奥>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.0

千葉真一の大友が狂気があって凄かった。菅原文太が活躍しなかったのは残念。今回も組長が組員を良いように使うだけ使って捨てるという酷い話。恋愛要素もあり面白かった。実録ものだから仕方ないけどもう少し派手に>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

やはりスターウォーズみたいだと思ってしまう。仕方ないけど。あと、筋は七人の侍。前半は仲間集めが淡々と行われて退屈だったが、最後30分くらいは展開があって楽しめた。船内での会話がほとんどないので仲間に感>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.3

当てつけに書いた小説が受け入れられていってしまう過程が出版業界やハリウッドや大衆への皮肉が込められていてすごく面白かった。お手伝いさんのロレインや兄などの家族の話の部分も良かった。黒人だから黒人らしい>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

無垢なテルマが自分を見つけていく所が良かったし、変わりようがすごく面白かった。ロードムービーあるあるだけど同じ人にまた会ったりするのが楽しい。ただ車で走っているシーンをヘリコプターとか様々なアイデアで>>続きを読む

物語る私たち(2012年製作の映画)

4.2

様々な人が母について語る。亡くなった人について語るとどうしても印象が柔らかくなると思った。母の恋人はいくらなんでも図々しいような気がした。サラポーリー と父の様子を見て血が家族をつくるがそれだけではな>>続きを読む

孤独な場所で(1950年製作の映画)

3.8

事件そのものではなく、それにより生じる男女の関係の危機についての話が興味深かった。ハンフリーボガートは分からない部分があるのでとても合っていた。男の家が1階で向かいの女の部屋が2階にあり、男の家の窓か>>続きを読む

スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

3.7

余り説明がなくても大体分かるのだと思った。その分テンポがよくて良かった。cgがチープな部分もあったが楽しめた。ラジオの向かいのブースの発火のシーンはすごかった。自分で手に入れたと思っていた人生が人に用>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

4.5

父の過去について全てが説明するのではなく想像の余地があるところが凄く良かった。 幼少期は父に興味があったが、成長して父への関心がなくなってしまった様子が仕方のないことだけど悲しかった。
レストランでエ
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天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

4.4

音がフッと消えて入るナレーションの入り方が良かった。基本的にセックスの話しかしていなかったけど、ナレーションが入ることで人物や話に深みが出てて面白かった。メキシコの風景は色んな動物が出てきたりしてすご>>続きを読む

カポーティ(2005年製作の映画)

3.9

作品を書き上げるために早く死刑になって欲しい気持ちと、死刑になって欲しくない気持ちの狭間で苦しむ話。ペリー・スミスはカポーティが本にすることで自分の刑が軽くなることを期待していて、カポーティは本の取材>>続きを読む