inoueさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ANIMA(2019年製作の映画)

3.5

一歩間違えればMVまがいのよくある演出の駄作。

ただ今作がそれと違うのは、圧倒的なクオリティ(特にコンテンポラリーダンスの
人数とロケ地の公共さとスタジオセットの大きさと背景の映写など)
だと思う。
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his(2020年製作の映画)

3.6

母親が卵を片手で破ろうとしてるカット。

自分の離婚した両親を思い出して泣いてしまったけど、ラストの音楽や感動させようとした脚本で冷めた。

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.8

大学の奨学金で作ったとは。
本当に尊敬だ。

今までポートレートなどは何がいいのかさっぱり分からないわけではないが、自分の中で魅力度が低かったが、ジム・ジャームッシュ監督の作品を見てからポートレートが
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選挙(2006年製作の映画)

3.7

案外BGMやナレーションやテロップを入れずにドキュメンタリーが完成するのだと、
実際に見て知れた。

子育て支援じゃなくて子作り支援だとか、妻に仕事辞めろとか、そこは古い人間だなと思った。

でもあん
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リビングファミリー(2018年製作の映画)

2.7

朝イチから見る映画じゃなかった。

演出下手すぎで、高校生が作る映画みたい。
京都造形大学はすごい面白い作品作る人が多そうだけど、この人はそうではないのか。

一作見ただけでは分からないが、今はその印
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ドキ死(2018年製作の映画)

3.7

演出らしい演出と、並子がさりげなく歌う音楽がシンプルに楽しめた。

撮影もすごい綺麗(fixとグレーディング)だったし、ラップを入れてきたのも
好印象。

数年前の自分の片思いをしていた時期を
思い出
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パカリアン(2017年製作の映画)

3.8

ストップモーションでしか出ないあの
ブラックな雰囲気と登場人物のシュール感がとても良かった。
なんか意味分からなかったけどけど、
グレーディング綺麗でした。

ケツ刺されて首伸びるとか訳わからないし動
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

3.9

アングラ魂感じられた。

壁などにしみつかせるくらい家を血だらけにして、
真昼間にスーパーかどこかの駐車場でカーセックスさせて(窓開けたまま)、
おじいちゃんに餅とこんにゃくゼリー口に詰めさせて、、、
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

3.8

「her」と似ている。

静かすぎたという印象。
あとは、結構音楽メインで登場人物の心情を表していた。
(分かりやすい分入り込みにくかった。)

意思の疎通と思いきや、父の嫌な思い出から逃れるための妄
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

3.6

ディズニーはあくまで妄想の世界で、
射精(脱出の時のチューブ)のあとの
賢者タイム(正常、リアルに戻る時)では死ぬしかないんですね。

猫インフルエンザで死ぬということは、
(ネズミの捕食者である猫が
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バーバー(2001年製作の映画)

3.7

こんな大人にはなりたくないと思いながら最後らへんは見てました。
人生を浪費していくなど。

まあ悔いはなさそうでしたが、あれは時間の長さのせいだと思うし、UFOなんて見たくもない。もっと自分を主張して
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Tails(原題)(1976年製作の映画)

-

t.o.u.c.h.i.n.gをみました。
単語それぞれに映画やドラマの持つシーンなどの役割を振り、
フリッカー、最小限の物語とフレーム、
色、とあらゆる映像の構造を小さくして
詰め込んだ作品と思った
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つぶれかかった右眼のために(1968年製作の映画)

3.9

松本俊夫のインタビューを読んでから鑑賞。
なるほど時代を反映ね。
純粋な気持ちで、ただただ純粋な気持ちでカオスな今を(1968)カオスに表現しようと。


http://www.vctokyo.org
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.9

結局最後はすれ違いか。
男の不器用な表に出さない恋と
ただただ暇だった女の話。

3人ともそんなに不幸にもなってないと思うし、「ああ。仕方ないな。」と思う程度だけど、何か切なかった。

それは、みてる
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.3

スパイクジョーンズ
チャーリーカウフマン。

いくつか考察を見ました。

7と2/1は常識、固定観念の隙間で、


というか、自分の中で消化できずモヤモヤしている。

自分を客観視というか、「他者にな
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.9

どんでん返しのあとの、ラスト
怖い。
画角と「Caligari」の文字は、今見るから新鮮に感じました。

終始音楽が流れていたからこそ、
チェザーレの娘を襲うシーンは緊張感があった。

ただ、これがヒ
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.4

ちょーベタな話。

ストレートなテーマとメッセージ。

でも最後はユーモアありましたね。
「なんで止まるんだよ!」(笑)

最近の映画は暴力やセックスシーンばかりで…特にジョンカーペンターやジョージA
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.1

四年ぶりに鑑賞。


人の人生ってこんなにも悲しいの?
僕はやはりとてつもなく悲しかった。

どうやっても結局別れてしまうの?
「楽しさ」の後はそれを締めくくるかのような、終わりの「別れ」。
それが人
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THUNDER(1982年製作の映画)

-

感じきれなかったため、
後日また鑑賞しよう。

ブレードランナーか。なるほどな

SPACY(1981年製作の映画)

4.0

当時はこの表現が新しかったとか。

いま眠いからまた今度レビューしようかな。


これは心動かされた。
見てて興奮しますね。
種類は違いますが、かっこよさの数値は「トランスフォーマー」とほぼ同等。

月世界旅行(1902年製作の映画)

3.8

なんて面白い世界。

月の重力で落ちて地球に帰るって考えが面白いですね。
地球の上に月があると言う、まさに言葉通りの考え方だったのか。

正直、作品の面白さはレビューできないですね。
ただ昔の人たちは
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.8

盛者必衰と繰り返される人間物語を見た。

画がきれいというより、ゆったりと流れる映像が観客を中に引き込んだ。
特に決闘シーンの緊迫感が久しぶりに味わうほどドキドキした。


前半の暖色の明るい世界から
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.4

なんて映画だ。

今の私たちの気持ちをそのままダイレクトに表している。
多分、誰にでも共感し得るだろう。

「結局」進路も仕事も恋人も最期もどうにかなる。
なんか先が分かっているしサプライズがあるわけ
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アネミック・シネマ(1926年製作の映画)

3.6

youtubeにて

まず最初の印象が、音楽が思ってた以上に近代的。な印象。

円の中心が遠ざかっていく様な、それでも実際は遠ざかってないし近寄ってもいない。
円盤に書かれた文字も読むにつれて中心にた
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なかなかな衝撃。ラストは口ぽかーんですよ。

こんなにコントラストがある映画は初めて。流れは抽象的→抽象的批判→具体的というよりも直接的。いや直接か。

色々理解しようと、頭フル回転で最初から最後まで
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.2

ドキュメンタリーか。バンクシーおもしろ!

結局アートの価値は金で決まるのか。作品っぽいものを模倣して、それを世間に広く宣伝して、オークションで無駄に高い金で売ったらピカソになれるのか。

もしそうな
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

素晴らしく綺麗。

一つ一つの映像の
影や青い光や反射の光、ボケなどがとても美しくて、
さらに、
ただ登場人物の後ろ姿を追っかけているだけなのに何故か見入ってしまう。間の使い方が尋常じゃない上手くて、
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シャイニング(1980年製作の映画)

-

多分、この作品は
単純な怖さとかジャックニコルソンのサイコ的な行動や超常現象だけではないと思う。
一回見ただけでは分かりませんでしした。正直怖くなかったし長く感じた。入りにくかった。間延びしたようで。
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

3.5

死や孤独の恐怖から、現実逃避する者やそれを自分の生き様にする者。
戦争の殺戮に不安や疑問を感じている将軍。
特に、敵の将軍が「降参する」と言ったシーンが良かった。敵同士なので殺しあっていたが、お互い人
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全体を通して雨で青い映像、汚い街と純粋なレプリカント。世界観は雨粒とそれに反射する青い光が綺麗でスタイリッシュだったが、もう少し登場人物の描写をして欲しかったと思う。

物語の構造自体はとても単純でし
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.9

走り回って場所や世界を行き来したい気持ち分かる!

やっぱりディストピア映画好きやなって思いましたね。中盤は少し退屈で狂っていく主人公が腹が立ちましたが、ラストに向けて激しくなっていき非常に見応えがあ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.1

キューブリックの何か見てみようと思って探していたら、DABOO1の「禁断の惑星」のMVで見たストレンジラブ博士がいたので鑑賞。


観たら全然博士出てこない。あの義手は、自分の首を閉めようとしたりした
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

考察見ると面白いねえ。
たしかにこれはハッピーエンドではないのは確か。ジェームズの運命は結局だし。

でも私がみた考察では、たしかに保険のおばちゃんは自分たちの地位のためそうするだろうなあ、っていうか
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13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

-

なんか物語というか小説というか詩というか…。

語りが大変多く、そのバックに音楽が流れてMVのような印象を受けるシーンがいくつかあった。
物語は難解というほどまではいかないかもしれないが、客観的で私は
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男のゲーム(1988年製作の映画)

3.8

音楽が最高!
どんな音楽か忘れてしまいましたが(笑)

でもなんだろう。無駄に明るい曲調と、どこか日本の音楽の臭いがしてクセになります。

人殺して点が入るサッカー。途中テレビ中継を見ている人の家に入
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