せみ多論さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

せみ多論

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ソウ2(2005年製作の映画)

3.8

1に続き。2も。

今作の良いところはジグソウがよく喋る睨む覗き込むまた喋る喋る。前作では最後だけちょっぴりだったもんですから、彼の表情が大好きなあたしには、それだけでも満足な一本でして。

しかしま
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ソウ(2004年製作の映画)

4.2

初めて本作を見たのは学生の時分ではありましたが、シリーズ最後まで見ていなかったので、改めて最初から見直してみました。
ソリッド・シチュエーション・スリラーの名作と言われるだけあって、やはり面白い。(調
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

旅の途中で夫とけんか別れして(恐らく)道を一人歩く太ったドイツ人女性ヤスミン(自分の見た字幕ではジャスミンでした)

とぼとぼ道を行くとそこにあるのはまぁ小汚いさびれたモーテルもやってるガソリンスタン
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.0

ちろりと聞いた話では脚本なしで取られたという本作。以前から一度見てみたいと思っていました。

ストーリーはアウトローの世界に同時期に入った5人の男達の物語。

冒頭で唐突に5人のうちの1人、ウーの妻の
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.5

パンチの効いたブラックジョークは相変わらずの面白さ。

本作を見てから知ったのですが、アダムスファミリーは以前にドラマ化されていたんですね。

映画版と比べてドラマ版のモーティシアは結構な美人でして。
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ビヨンド(1980年製作の映画)

4.1

フルチ映画と言えばサンゲリア

ビヨンド見たことあったかな…フロムビヨンドと勘違いしてるかな…
うろ覚えの中視聴するとやはりかすかな記憶が。

しかしどう捉えたらいいのか、どうしてなのか、何故なのか、
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

羊たちの沈黙シリーズ三作目。時系列としては羊たちの沈黙より以前の話で、冒頭でレクター博士がお縄になるところから物語は始まる。しかしあんだけ撃たれても死なないってのは、高齢にしてはとんだタフネスですな。>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.2

ロード・トゥ・デスロード
ということでマッドマックス1から見始めたのですが、世紀末感はそこまで高くない印象。

前半は冗長な印象ですが、マックスがぶち切れマックスさんになってからは盛り上がる。

ただ
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エル・ドラド(1966年製作の映画)

2.5

悪くはないと思ったのですが、最後の決闘シーンのジョン・ウェインこすズルくないですかね。そりゃ万全じゃないですけども。
早撃ちの名が廃るよ。

ミシシッピのナイフも最初だけで、後半は当たらないショットガ
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モンキー・マジック 孫悟空誕生(2014年製作の映画)

2.2

ドニー・イェンとはいえ…

CGがお粗末なのは致し方ない。CGだけの映画になるよりはよっぽどいいとは思っているので。ただ、この映画はストーリーも…

話の中身と言うよりも、テンポが異常に悪い。いらない
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

冒頭からの切込みの速さ、テンポ、クリーチャーのグロさに言うことなし。転送ポッドから醸し出される、いい意味で古い近未来感。ヴィデオドロームでも大変楽しませていただいたが、商業的にも成功した本作も勿論のこ>>続きを読む

姑獲鳥の夏(2005年製作の映画)

2.5

原作を一切読んだことがないので、映画のみでの感想になります。

堤さん演ずる京極堂のリアリストな立ち位置と、妖怪ものの超常的な雰囲気との兼ね合いがとても面白いところなのだとは思いました。この世に不思議
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

2.3

映像がとても綺麗なことと、前作ファンがニヤリとするようなネタはとても素晴らしい。

ただ、ストーリーは…
物語の展開の中で成長するということをやりたいがために、無理に入れ込まれてるようなバカな行動には
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

主人公のパットとティファニー、お互いが心に傷を負っている状況で出会い、衝突しながらお互いを癒し、そして成長していく、とても清々しい物語。

ストーリーも面白いのですが、主演二人の演技がとても素敵。
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

唯一悔やまれたことは、あまりにも有名な作品のため、事前に内容を知ってしまっていたこと。

とはいえ、作中の緊張感、『母』が飛び出してくるシーンの音楽の秀逸さや犯人と被害所を上から同時に映す斬新なカメラ
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ブレイド2(2002年製作の映画)

3.1

リーパーズの造詣の気持ち悪ささすがというところ。

内容はまぁデイウォーカー(人間含む)・ヴァンパイア・リーパーズの三つ巴で、誰が裏切りなんちゃなかろうかみたいな心理戦まがいの感じで展開されますが、大
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.0

こまけぇこたぁいいんです!

純血のバンパイア達が何故あそこまで無抵抗なのか、えらい少数派のようにあっけなく為すがままになってしまっているところであるとか、敵が不死身風になったと思ったらさらっと死んで
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フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

3.6

思っていた以上に話がポンポン進むことも良かったし、エルム街、13金はホラーの要素が強いのに対し、本作はスプラッターアクション的な部分で盛り上がれるので、そこもまた良し。

ちょっと突っ込みどころのある
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プレスリー VS ミイラ男(2002年製作の映画)

2.5

タイトルだけでこう…してきませんか?香ばしい香り、ふざけてきたなという期待感。

プレスリーは実は生きていた、ケネディも実は生きていたけど黒人にされちゃった、などとにかくふざけてくるこの映画。
ただ設
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

3.3

以前見たのがかなり前だったため記憶はおぼろげだったのですが、思っていた以上にあっさりと話が終わった印象。

しかしながら霊幻道士しかり本作しかり、お堅いように見えて情に厚くちょっと抜けてるようで最高に
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.2

南極基地の調査部隊と外宇宙生命体とを描いたSFホラーの大名作。もはや今更過ぎるとは思いますが、本当に面白い。

南極基地という閉鎖的な舞台、取り込んだ生命体の姿そっくりに変異する『それ』の衝撃的な造形
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

前作が面白かっただけに、あまり期待をせずに見ましたが続編もまた悪くない。

今作ではストーリーの大枠としてヒーロー軍団と悪者軍団の対立を描きながら、キックアスとヒットガールがヒーローとして生きるべきか
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キック・アス(2010年製作の映画)

3.5

そこそこ激し目な表現で残酷描写をしながら音楽はかなりポップ。おバカさとシリアスさが融合されている雰囲気は何も考えずに見ても楽しめます。

一番の見どころはやはりクロエの演技なのだとは思うのですが、凄い
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妖魔伝 レザレクション(2012年製作の映画)

3.5

何故、画皮2という邦題にしなかったのか理解に苦しむがそれはさておきましょう。

映像のクオリティーは前作より上がっているし音楽も良い、ただ個人的な印象では前作より軟派なつくりになったというか、良く言え
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画皮 あやかしの恋(2008年製作の映画)

4.0

あぁたまらんね。

ドニー兄貴を筆頭にヴィッキー・チャオ、ジョウ・シュン、チェン・クンと豪華なキャストとそれに負けない哀しく美しい物語。もちろんアクション部分ではお馴染みのワイヤーアクションで楽しませ
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

4.0

ドラマも新作スペシャルも全部見て、ようやくここに来ることができた。

トリックの魅力は何かと改めて考えると、自分にとって一番大きいのは、フワリと浮かしたようなところ、というと何かうまく伝えられないが、
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

以前見たものですが、時間が空いたのでレビュー

ネタバレしないほうが面白い映画だから中身には触れないのですが、終盤エスターがメイクしているシーンで、強く思い出されたのが楳図かずお先生の漫画『あかんぼう
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.0

お金がかかっているんだろうなということはわかる。
ただ制作費の多寡などは作る側の問題であって、観る側としたらそんなことはどうでもいいことでして。
お金をかければ製作者側の選択肢は増えるわけだから、良い
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キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

3.3

これは夢落ちだったという解釈でよろしいのか…

そうであるならこのオチに関してはどう考えたらいいのか悩む。

夢落ち自体はすごく興ざめなのではあるが、主人公は落ちぶれた映画スター、夢であったとされる本
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.3

21歳の誕生日に父から告げられる衝撃の事実。うちの家系の男はタイムトラベルできるんよ。

普通のラブストーリーかなと思っていたら、もっと大きな家族の絆であるとか、またあるいは、生きていくこと、過去では
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マッハ!(2003年製作の映画)

3.0

アクションは一流、ストーリーは…

とにかくアクション部分だけは楽しめると思います。

老師のムエタイをむやみに使ってはいけないみたいな教えは何だったのかとか、敵のボスと賭けをしていた別の親分みたいな
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マチェーテ・キルズ(2013年製作の映画)

3.4

相も変わらずトレホだ馬鹿野郎!!(申し訳ありません調子に乗りました)

いやー相変わらず(前作うろ覚え)マチェーテが大暴れですね。
冒頭は軍から麻薬カルテルへの武器の受け渡しシーンを取り締まろうとする
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マチェーテ(2010年製作の映画)

3.5

マチェーテキルズを見たのでうろ覚えながら前作のことをつらつらと。

しかしながらかなり以前に見たので驚くほどに中身を覚えていない…これはもう一度観なくては、と思い部屋の片隅にある本作のDVDケースをひ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.8

細かいことを気にせず観て楽しめる映画だと思う。

メインの4人の表情がたまらなく良くて、その良いシーンに重なる音楽がまた素敵。

ストーリーは、傷心の女性二人が、インターネットのお宅レンタルサービスを
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.0

チャン・ツィイーの表情が本当に良かった。

物語は田舎の村を出て町で働く男性の視点から描かれているが、メインは男性の両親の出会いのお話。

男性の父親が亡くなり、数年ぶりに村に帰ると悲しみにくれる母の
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

面白い。

宮本信子と山崎努が物語の軸なのですが、彼らは仕事上は捜査する側される側と敵対構造であるのに、プライベートではそう争う様子もない。

宮本信子が徹底的に脱税を暴く仕事の鬼でありながら、プライ
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