SETさんの映画レビュー・感想・評価

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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

途中までよくあるパターンの詰め込みすぎて最後への期待薄めで観ていたけど、胸のピンマイクの音を手のひらで掻き消したシーンがカッコ良すぎた。いちいちおしゃれ。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

エリオがオリヴァーに惹かれていく過程とか、両親の対応とか、音楽とか、一瞬一瞬が絵画のようなカットとか、ティモシー・シャラメの美しさとか、好きだなあと思える箇所は沢山あった。だがしかし大人が子供に手を出>>続きを読む

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.6

どっちの世界も女の位置と男の位置があまりにも極端すぎる。極端すぎるけど片方はまさかの現実(2018)。コメディというよりある意味ホラーでは。
立場逆転で気付く"男はいつまで経っても子供だから"の違和感
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

ショーンペンの緊迫した演技に終始圧倒された。あまりにも壮絶な人生と愛と友情。実話を基にしてると知って更に驚愕。毎回思うが、実話の方が実話にみえない。
個人的にはマンシーがとても好きだった。いつまでも信
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ頑固で偏屈なジジイだけど、ソーニャのような素敵な女性に愛されてた男が嫌な奴なわけないんだよなあ…
オーヴェがソーニャに惹かれたようにソーニャもオーヴェに惹かれていて、そしてその魅力はソーニ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

重くて深くて残酷なストーリーだろうと相当構えていたが、わりとコミカルで軽快でサクッと観れてしまった。前半と後半のギャップはあるにしろ、意外と人に薦めやすい作品な気がする。
富裕層の鈍感さにつけこむ貧困
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.5

ボブがひたすら可愛いし賢い。うちの猫は抱き上げることすら一苦労な気難しい奴なので肩にひょいっと乗る姿もハイタッチも異次元すぎて腰抜かした。ボブが本人(本猫?)役だと知って更に腰抜かした。

Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.3

ケッコの図太さもウザさも最低で最高。なんだかんだでどこ行っても皆にわりと愛されちゃってて笑った。ブラックジョークに溢れまくってたけど、カラッとしてて何故か不快じゃない。コメディだけどしっかり伝えたいメ>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブルースに出会ってからどんどん自我を表現し始める主人公が愛おしい。ブルース以外はクソ!みたいな謎ムーブに共感性羞恥を覚えて笑ってしまった。若さゆえの衝動が羨ましい。
あからさまな人種差別や偏見に日々耐
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

ほんとただのカルト宗教というか、その村独特の昔からの風習にあんまり思えない新しさが気になってしまった。頭おかしいやつがテキトーに考えたノリに見えてしまったんで、そこに何も感じられなかった。
素晴らしい
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スケーターガール(2021年製作の映画)

3.7

根強く残るカースト制度の名残、家父長制の圧力と男女格差、この村もこの家族も問題は山積みで、このあと上手くいくなんて思えない。このあとどうするんだ。そんな疑問は残るけど、人が何かにハマる瞬間っていうのは>>続きを読む

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.2

3部作と知らずに視聴。そのせいか全然ノリについてけなかった。嫁達がお姫様の時点で頭抱えた。あの時のアイツ!みたいなのがきっと沢山あったんだろうけど、何一つ噛み締められず。シリーズものかどうかくらいの前>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

爽やかだけど苦い。若さへの羨望で胸がいっぱいになる。エズラミラーが主役を食ってた。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.8

造形美の暴力ともいえるニコラ。それなのに人懐っこいとかそりゃ男も女も翻弄されてしまう。あと一歩踏み込めるか踏み込めないか、その距離感が絶妙。その焦ったい空気感が流れている時にこっちまで緊張してしまった>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.3

手放しに子供可愛い!大好き!と言えるタイプではないので、これは観てて辛かった。
教師という職業の闇と、小学生という存在の怖ろしさと、虐待する母親のスイッチがリアルすぎる。
鈍感そうに見える池脇千鶴の鋭
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最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

4.0

4人の娘がそれぞれ移民の中国人、アラブ人、ユダヤ人、アフリカ人と結婚。フランス人パパ葛藤。ママも葛藤。 観ながらずっと笑ってた。観ているうちにどんどん婿もパパも愛しくなる。

ブラックユーモア満載で
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

5.0

世界情勢が混乱しまくってる今だからこそ観た方がいい映画。
この映画を観た後は、更に現状から目を背けたくなるが、目を背けないで真実を見極める力を養いたい。無知は恥というより、政治家や独裁者の恰好の餌食だ
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2012(2009年製作の映画)

3.3

迫力が凄いだけに、ストーリー展開の無理矢理さが気になった。無計画にも程がある。主人公も自分達が助かりたいだけの男にしか見えなかった。

ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日(2013年製作の映画)

3.5

くだらなすぎる世界の終わりパニックムービー。大体の出演者とセスローゲンが好きなら問題なく楽しめる。ジョナヒルのいい感じのウザさが本当それっぽいし、スモーキングハイの続きも観れたし満足。

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

5.0

ぐうの音も出ない。唯一無二の傑作。

観たばかりだけどもう一度観たい。どんな熱量があればこんな映画を制作できるのか…。レスリーチャンの艶っぽさと強かさ、そんな熱演はもちろん何もかもが鳥肌物。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

韓国映画といえば!絶望に次ぐ絶望。そして絶望。癖になる絶望感。でも本当に質が高い。ゾンビ映画なのに安っぽさが全く無い。すごいよこれ。
パニックに陥った時、自分のためにしか動けない人、誰かのために戦える
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

3.5

退屈する暇がないほど展開が早くて引き込まれる。蓋を開けてみれば自己陶酔のぶつかり合いだった。
それにしても神父、惚れっぽすぎ。乙女か。

龍の忍者(1982年製作の映画)

3.4

中国武術と日本忍者の夢のコラボ。こんな漫画ありそうだし、あったら是非読みたい。それと主題歌めっちゃカッコいい。

まあまあシリアスだったのに、ラストスパートで急にギャグ一色に走るってなかなか見たことな
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

これは面白い。観終わってすぐ監督が黒人なのか白人なのかが気になって調べてしまった。なるほどなー
ホラーの皮を被った社会派映画。ステレオタイプの白人と、ステレオタイプの黒人はまさにこれだし、パーティに一
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.3

何かで予告を見てからずっと気になってたアニメ。自殺ショップを経営する家族の話。ブラックユーモアといえるのか、シュールといえるのか、はたまた意外と王道なのか。正直よく分からなかった。どういうことなんだろ>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.2

子供向けファンタジーってことで大人気ないツッコミは不要。
イギリス映画に出てくる家の内装やインテリアが好きで、色遣いやこのセンスにとても憧れる。

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.8

子供の頃に見たかった。子供の頃に見てたら最高にテンション上がったと思う。
ウィルスミスの息子がめちゃくちゃ可愛くてびっくりした。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

4.8

こんなくだらなくて優しくて楽しくて可笑しくてカッコいい邦画があるのかと。乱痴気騒ぎしてるだけっていうのがもう最高。衝撃。時代なんて関係なく新しすぎる。イイなーこれ。大好きこういうの。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

RADWIMPSが悪いわけでも監督が悪いわけでもなく、何の情報も得ず勝手な思い込みだけで前世から君を探してる話だと思ってた。前世はいつ出てくるのかなとワクワクしてたらまさかの隕石。目が点になって終わっ>>続きを読む

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.6

世界にたったひとりぼっちって設定が大好きなので前半はテンション上がりまくり。後半はそうか、まあそうなるのか、って感じだったけどそれなりに楽しめた。ウィルスミスがひたすらカッコいい映画。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.4

ずっと見たかった映画だけに絶対に面白いだろうと構えて見てしまった。
埃の饐えた臭いまでしそうな退廃的な雰囲気はさすがに大好きだけどそれだけ。長いしだるいし苦痛だった。登場人物も好かん。

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.2

とにかく癒しが欲しかった。それなのに猫がありえない動きを見せるときのCGっぽさが凄いし、全体的に古臭い。古臭いのにSNS云々、iPhone云々と現代描写がやたら多い。あとタイトル。タイトルも勘違いを招>>続きを読む

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