香港映画スター大集合という感じ。
プロットは割合普通だったけど、カンフーの演出がそれぞれの俳優のイメージに沿って造られてたのには好印象を持った。
マークしてなかった。
今やあまり見かけることができなくなってしまったアンソニー・ウォン。
他の葉問映画に比べて、人間模様がよく描かれていたと思う。
生活が描かれている。
こと、言葉になっていない声が多く描かれていて、映画であることを忘れそうになった。
一作目とは別テイストの映画。
だけど「続編は駄作」の典型かも。
詰め込みすぎで何だかよくわからない。
ミラがロシア映画に⁉︎と思ったら、やはり驚くべきことだったらしい。
相変わらず絶世の美女で、半ば彼女の花嫁姿に目を奪われてた。
冒頭がテンポは良いけど展開が早すぎて若干ついていけなくなってたけど、>>続きを読む
空間的に隔絶され、時間的に圧縮された場所で、人間の観念に何が起きるかということを、器質的に、あるいは地球外生物という外部に根拠づけてみようとした作品。
だがこれでは『ソラリス』や『遊星X』の下位互>>続きを読む
昔観たはずなのにノーチェックだったので。
数年前に観たときはあまり響かなかったけど、今みると結構良い映画かもしれないと思った。
ナチスに醒めるのはやや凡庸だけど、ヒールで頭を貫くとか、最後のオチ>>続きを読む
開始早々、ゾンビというのは良かった。
ゾンビ情勢とは歴然たる「例外状態」で、だけどそこでは腐敗党員や悪徳資本家は死に、阿Q的青年が英雄になるという、意外と中共のイデオロギーに沿ってそうな映画。>>続きを読む
『囚われた国家』を先に観たけど、こちらも敗戦後から始まる。
個別の戦闘と地球規模の状況とが上手くリンクしていない気がした。メディエイターの雑なCGいるかなあ…?
劇中音楽がとにかく良かった。
フォレスト・ガンプがところどころタイムトラベラーでもあるかのように歴史から浮いて見えるけれども、そのような架空の人物を中心に背景となるアメリカ現代史が編集されることに>>続きを読む
印象深いものであるはずのシーンでの会話やスピーチが、どこか噛み合っていない、場違いなもののように思われることが多かった。
これは戦時においては思考の中心が、平時におけるそれから強制的にズラされてしま>>続きを読む
聴く映画。あるいはアナキズムの映画。
結局、こういうドタバタ企画運営ものに弱い。
序盤は登場人物の紹介が続くせいか少しグダッてる印象もあったけど、全体を通じた笑いのセンスは品の良さで彩られている。
ゾンビものとコメディって、つくづく相性がいいと思う。
何がアレって、グロネタを使えるところ。
映画に彩られた故郷の村での生活は、トトの居場所であり、彼を成長させてくれたが、それは夢のように儚いものでしかなく、いつかはそこから外の世界に出ていかなくてはならない。
遠い過去の夢が朽ちた跡を見つめ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
白雪姫が、物語=王国を邪悪な女王から奪還する話。優れた翻案。
この映画では姫だけが成長し、王子をはじめとする男は総じてひどい目に遭っている。
それは、この物語において「移動」が女性の特権であるとい>>続きを読む
フリーの存在が社内の様々な関係の調整弁になっているのは、なんとなくわかる気がした。
A面はもちろん野火ちゃんのビルドゥングス・ロマンなんだけど、B面は『SCOOP』編集部のそれという感じがした。
『遊星からの物体X』の前日譚らしい。
見知った人間を恐るべきものに変えてしまう感知できないものこそが“The Thing”(原題)なのかと思って見てたけど、最後の方とかバイオハザード並みのキモさでウ>>続きを読む
アフター・パンデミックの映画。
パンデミックの遺産は容易に商品化されうるし、それはリスクを中心に再組織化され、そのために暴力装置が動員される。
生態系に組み込まれていないゾンビとの共存は不可能>>続きを読む
「死」という事件を再生産しつづけることで物語が展開するスライドパズルのような作品。
本来なら道徳として機能するはずの熱血教師ウェルテルが白痴を演じざるを得ないのは、物語冒頭からすでに人が死んだ後であ>>続きを読む