S3RI6さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.6

原点回帰。

過去作ほどの勢いがあるわけではないが、リサージェンスのような力んだ窮屈感もないし、ミッドウェイのような地味さもない。
実に伸び伸びとしていてエメリッヒらしさが出ている。

年月が経ったこ
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.6

オリジナル版ゴーストバスターズの続編

ストレンジャー・シングスとゴーストバスターズ1、2をマッシュアップしたような映画。
雰囲気はIT(2017)にも近い。

映画全体は良く言えば丁寧、悪く言えばテ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

ジャリッド・ブッシュとバイロン・ハワードの両監督によるミュージカル映画。
この二人は『ズートピア』の脚本家と監督でもある。

ヴィランを設定せず、冒険にも出ない、おもちゃのためのマスコットキャラも出て
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スカイライン −逆襲−(2020年製作の映画)

2.4

ハリウッド大作のVFXを多数手掛けているHydraulx社は、ロサンゼルス決戦とその続編をずっと作り続けていた…

Hydraulx社がおくる低予算SF映画スカイラインの3作目。
CGとアクションが出
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

空想と浪漫、最先端のエンタメアメリカ映画。

1作目未見で視聴。
ノスタルジックな雰囲気と現代的なセンス、技術が相互で上手く働いた素晴らしい作品。
お馴染みのストーリー、展開、音楽を用いて画面に映るも
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

1.8

現代とは分岐した世界のウルトラマン

私は初代マン、セブンは歴史に名を残す名作だと思っている。

本作は元の作品への愛が重すぎたのか偏愛なのか、全体としてダイジェストのような映画になってしまった。
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.4

ドクター・ストレンジ6年振りの2作目、MCU28作目。

マルチバース・オブ・マッドネスという副題の通り、サム・ライミ監督らしい往年のホラー映画のような作品。

MCUでは元から監督の作家性を重視する
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逆境ナイン(2005年製作の映画)

3.5

島本和彦の暑苦しい絵柄で下らないギャグを連発する同名原作漫画を可能な限り再現した実写映画。

原作と比べてさわやかな作品なので島本和彦特有の暑苦しさは物足りないが、これは当時流行していた「ウォーターボ
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

2.7

タイトルで映画全体を見渡せる見晴らしの良さが特徴。

恋愛、カメラマン、男主人公というと有名?な『恋愛寫眞』が思い浮かぶが、本作はタイトル通りの話。

ベタすぎる恋愛・難病映画でありキャラクターやシチ
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アーカイヴ(2020年製作の映画)

4.0

良質なSF鬱映画

ネタバレ厳禁な映画なので多くは書かないが、
近年のSF映画を見ている人やトンデモ日本描写を洋画の常識として捉えている私達日本人は、まんまと監督の手のひらで踊らされるであろう。

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驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れ(1945年製作の映画)

4.4

NETFLIXにて「汝の敵日本を知れ」のタイトルで配信されていたので鑑賞。
本作は、第二次世界大戦中にアメリカで作られた反日プロパガンダ映画である。
プロパガンダ映画として非常に優秀で煽動されやすい作
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.2

前作から原作寄りのストーリーになったファブルの続編。

アクションは大幅にパワーアップしている。反面、ストーリーは湿っぽくもったりした印象。

一番の見せ場である中盤の戦闘は、原作から大幅に盛られてい
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.4

22年経っても本質は変わらない

ラナ・ウォシャウスキー監督によるマトリックス最新作

マトリックスといえばその圧倒的なビジュアルイメージで、映画史に名を刻んだ大傑作。
当時としては革新的なビジュアル
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