ShiroKuroさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ShiroKuro

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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

砂漠地帯での映像はどこからどこまでがグラフィックスで加工されたものなのか解らない程、鮮明でダイナミックな映像は素晴らしい。 地球の大都市が数百年後には砂漠化するかもしれないと言われるがこんな世界が来る>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

自由を得るための犠牲。組織からの「脱退」を要望するが極めて難しい条件を要求される。その自由を得るために身代わりを作り裏の裏を計画していく。現実企業組織でも成果を出せど中々上司が認めず、上司の怠慢な組織>>続きを読む

デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

4.0

指揮官の判断は正当だったのか。前線部隊からの状況報告で戦略・戦術を判断する指揮官は机上にある地図と状況報告だけで即判断、命令を発進する。だが、何を守り、何を捨てるかの判断が部下を混乱させてしまう。現実>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.5

TVのスクープ映像の為、仲間を犠牲にしてまでも「金」を求めた。仕事のためとは言え仲間の命を犠牲にしてまでも「貪欲さ」が優先した。 人は誰もが「欲」はあるが「貪欲」になると変貌する。金に執着した、金が人>>続きを読む

長沙里9.15(2019年製作の映画)

4.5

戦争は何を遺すのか、闇に葬られた作戦。朝鮮戦争の米国の目的は自由主義の保守、どれだけ現地の人間が犠牲になろうとも、敗退「ステ駒」は軍部の極秘扱いにせざるを得なかった。だが戦後、同行記者の記事で名誉回復>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

敵の要塞から戦車で抜け出すことは可能なのか。そこには昔共に戦った将校「宿敵」がまたしても現れる。いずれにしても収容所で命を無くすか、「一か八かの賭け」1000分の1の確率を賭け敵線を突破していく勇気あ>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.9

警察・FBIに頼んでも拉致が明かず自分自身で捜査、犯人に仕返しすることに。現代でも「子供の虐待」「ストーカー被害」など公的捜査が真剣に取り組んでくれないことは多々ある。映画は全く同じ様な展開を描いたも>>続きを読む

ネイビーシールズ ローグ・ネイション(2021年製作の映画)

3.0

任務遂行は軍人の使命だ。激しい銃撃戦の中でも囚人をなんとか連れ戻すことに集中、なんとか難を切り抜ける。(閉じ込められた部屋から換気口を使って簡単に出てくるなど抜け道は少々お粗末なストーリーだが。) 人>>続きを読む

シルバラード(1985年製作の映画)

3.5

物語はオーソドックスだが仲間との絆、助け合いなど現代に欠ける何かを見つけたような気がする「正義の味方」痛快な西部劇映画だ。
『山は山を必要としない。しかし、人は人を必要とする』スペインのことわざ -

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

3部作の完結版「レザレクション』SFアクションでもこれほど創造力あるシーンの映像を作り出せるものかと驚愕する。 中でもAIが作り出した世界に人間が生きているという幻想世界、「ゲーム」での世界が人間の限>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

4.7

利権に絡む政治家と保安のトップが恣に悪事を働く。どこの世界にもいる貪欲な権力者のなす技であり国民にとっての悪夢である。 問題は国家のトップで法もネジ曲げることが可能な権力者であることだ。結果的に武力に>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.0

一人の男の人生、生粋のカウボーイには知られたくない過去があった。自分の寿命を悟っていたのか異質で嫌なものにはすぐ反応する。 人は内に悩みを溜め込む人と、鬱憤を外に発散する人がいるが、後者の方が人生は楽>>続きを読む

ホーム・スイート・ホーム・アローン(2021年製作の映画)

3.0

悪戯が家族の絆をより強くし、他の家族と縁となった今回のストーリーはメリークリスマスのエンジョイ・エンタテーメント映画だ。「大人の早合点」はよくある事で、対子供に対して一方的に「大人の言い分」として決め>>続きを読む

キル・ゲーム(2021年製作の映画)

4.0

スクリーンのゲームが進化、ハンターは更なる賞金とサスペンスを求めリアルタイムで敵対する的が人間となる、そんなゲームの世界が未来に訪れるだろうか。 現代でも、金と未来を約束されれば人間の野望は果てしがな>>続きを読む

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

4.0

壮大な雪景色の中、寒さと飢えに人はどこまで耐える事ができるのだろうか。重傷を負った一人の女性の命に気を遣いながら最後まであきらめる事なく歩み続ける。果たして二人は救助されたのだろうか。
結末が見えない
>>続きを読む

ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

5.0

ロボットは教えを忠実に守り実行する、だからAIロボットに何をどのように入力(教える)するか。 「教える」ことの難しさを教える。 近未来にはロンのようなパートナーロボットが現実味を持って出現するだろう。>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

5.0

家族みんなの幸せが家族を唯一幸せにする。ミラクルではなく人の愛で、愛する心で。
見かけの幸せは本当の幸せにならないことを悟る。ディズニーの映画は「ハッピエンドが似合う」

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

殺害と呪いの館は昔一人の少女の夢と希望を叶えるはずの住まいだった。悪夢と亡霊たちが襲うサスペンスホラー映画。夢から幻想へ、そして現実へと悪夢は精神的に襲ってくる、ことは現実でもあるだろうか。 夢がたま>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.5

テンポの良いリズミカルなミュージカル、それにジョンの私生活そのものが演劇となったこの映画。 短期間にさまざまな賞を勝ち取ったジョンはとても人生をエンジョイし幸せそうで、力一杯若いエネルギーを演出するそ>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.4

宝を見つける欲、冒険は欲を更にかき立てる。人の欲には限界がない。貪欲になる人間がさらに欲が出ることは人間の習性かもしれない。映画はコメディーが入った盗賊アクション映画。最後に手にするのは宝飾よりチーム>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.5

米国は潜在的な実力を持った人材に、才能を引き出せる人が実力を伸ばせる世界がある。日本では未だにその世界が程遠いように感じる、だから才能を伸ばせないままの「宝の人材」が埋もれている感がある。 この映画の>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

5.0

人間の寿命は如何にいつまで生かされるのか。その寿命を事前に知る事が出来たなら、人は生きている間に何をしておくべきか、そして何を遺そうとするのか必死になるだろう。映画での印象ある言葉は「生きた証は 別れ>>続きを読む

Shiva Baby(原題)(2020年製作の映画)

3.5

偶然とは言え、秘めておきたい人と合わせたくない人が同じ場所同じ時間に会い、その関係が表沙汰になる。浮気の秘密が一気にバレそうになる面白い設定だ。それに携帯に秘めた諸々がその相手に知られてしまう。これほ>>続きを読む

砂上の法廷(2015年製作の映画)

5.0

意外な人物が真犯人となるこの映画は最後まで観ないと判らない。「絶対ない」とは言えないのがこの映画の鋭く、巧みな構成になっている。なぜ息子は危険を冒してまで「黙秘」していたのか、現実ではあり得ないが「誰>>続きを読む

アサシン・ハント エージェント:ゼロ/エージェント:0 漆黒の暗殺者(2021年製作の映画)

5.0

人は一度助けてもらうことで疑いなく他人を信頼してしまうことが多い。人間関係で信頼度の物差しは難しい。商売でもやはり信頼が一番であり信頼を築くには時間もかかる。 だが、たった一度の不審でもその信頼は一気>>続きを読む

チェンジリング(1979年製作の映画)

5.0

権限を持った組織、人間は恐ろしい。現代、この日本でもコロナ感染時、無策の内閣が国民の命を優先することなく、経済優先、オリンピック優先で上から目線の権限を発令しているのと同じに映るのは私だけだろうか。米>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

5.0

閉塞感、鬱状態になると自分をカゴの中の鳥のように心も身も閉じ込めてしまう。人間関係から襲ってくるそれらの現象は最近富に増えていると感じる。それは精神・感情が脆く、周りに親友と呼べる仲間が減ったことも大>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

5.0

世の中の矛盾を正当化したい、と一心に最後に自分の命を犠牲にする映画だ。怖いもの知らずの若い、未成年、だが無法者を野放しに出来ない。如何に懲らしめるか、その最高の手段を選んだ。現代でも多くの世の矛盾が存>>続きを読む

オーバーボード(2018年製作の映画)

4.0

人の幸せの尺度を見るのは難しい。上を見れば天井なし、でも貧乏生活にはなりたくない。が子供達に愛され、妻に愛され仕事は辛いけどそこには信じられない幸せがあると信じれば、というコメディー映画だ。幸せは愛情>>続きを読む

The Long Weekend(原題)(2005年製作の映画)

3.5

神からの使者だったのか偶然の出会いから、恋に目覚め、突然の消失。使者は脳の腫瘍を知らせ、延命させるべく早期治療を促せたと思わせる物語だ。偶然と奇跡は世に存在するかもしれないと思わせる神秘的なラブロマン>>続きを読む

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

5.0

男女平等を裁判で勝ち取り米国の社会構造を変革した一人の女性(妻、子持ち、ユダヤ人)の生き様。今で言うならば常識を覆し、今までの非常識を新たな常識として国家に認めてもらう事を先導した勇気と行動力には脱帽>>続きを読む

オキシジェン(2021年製作の映画)

3.0

人は密室に閉じ込められた場合どうするか。脱出の方法が見つからず絶望的になった時、人は何を思うのか。 映画では過去のいい思い出を呼び戻し心の準備をしていくが。 人生で人は多くの、楽しい、愉快な「思い出」>>続きを読む

フレンチ・イグジット さよならは言わずに(2020年製作の映画)

3.5

遺産・財産を残さないことは、遺族にとって幸福なのだろうか、不幸なのだろうか。現代、莫大な遺産ほど、遺族は不幸を被っているとも聞く、それは税金と遺産を維持するための管理費などお金だけではない諸問題も抱え>>続きを読む

ワン チャンス(2013年製作の映画)

5.0

自分の夢を病気、交通事故など困難に遭遇しても諦めず、勇気を出して行動した事、映画はとても感動的だ。出来そうで出来ない人の人生は一言で一変する。それは周りの支援とやればできるという一言「一歩進める」事だ>>続きを読む

人生の特等席(2012年製作の映画)

5.0

「親の背中を見て育つ」知らぬまに父親の癖なども覚えてしまうと言うが、映画では父の野球スカウトマンの仕事ぶりに一人娘が発揮する老いた父に対する敬愛だ。一人暮らしの父親の痩せ我慢と頑固な性格は娘との距離を>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

人間の寿命は折り返し点から最後には赤ん坊のようになり一生を終える。当たり前を逆回転させた映画だ。そこで見えるのは人生の最頂点に達する時、人は人としての最大の魅力(人の旬)がある。その時を大切に経験と記>>続きを読む