ShiroKuroさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ShiroKuro

ShiroKuro

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アルゴ(2012年製作の映画)

5.0

このCIA工作員、リーダーとしての決断と勇気は最高勲章を得たとあるが当時は極秘とされ、一般には非公開、常に危機的管理及びリーダーとしての存在と役割(命を賭けた)は大きく、信頼に縋る人材ならではの功績だ>>続きを読む

エージェント:ライアン(2014年製作の映画)

3.0

近年、ビットコイン等ネット金融は盛んになり大金を国家間の電子処理で移動させることは可能だ。犯罪にも当然利用される。国民レベルだと知らぬ間に銀行口座からお金が抜き取られることも可能になる。特に少額で継続>>続きを読む

闇はささやく(2021年製作の映画)

4.0

一つの嘘がその嘘を消すために次々と犯罪を拡大していく。そして罪を重ねることで精神的障害を起こし、やがて殺害が罪ではないことを錯覚し始める。人の変貌は自分の都合の良いように解釈していくのが怖い。
昨今の
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イルマーレ(2006年製作の映画)

4.0

「異次元」は現世に存在するのだろうか。この映画を見ていると現実に「ちょっと先を予言できる能力」なのかと思ってしまう。よく夢で見たことが現実に現れることがある、それかもしれない。 もしかしたら人間はそん>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.0

人は金が絡むと欲が出る。誰よりも多くの金を持ちたいと。その欲が仇となり自滅する。欲は程々がちょうど良いのかもしれないが、なかなかできることではないのが人間社会。

ファザーフッド(2021年製作の映画)

5.0

妻を亡くし気力を戻したシングルファーザー、父親として一人で娘を育てることを決意する。面白いのは子育てに全く予備知識もなく決意し、その後の生活環境がガラリと変わる。コメディータッチの場面も多いが、やはり>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

騙しやすい少年たちを盾にテロを起こす指導者たち。指導者たちは裏で操作するだけで犠牲は全て「イスラム信者」だ。恐ろしいのはその背景にある貧困と宗教教育なのは間違いないが、そんな国にあることは何故か一部の>>続きを読む

ニューヨーク 冬物語(2014年製作の映画)

4.0

「役割のない命などない」はとても印象的な言葉だ。人にはそれぞれ生まれた理由とその役割が与えられ、それが成し遂げられた時にあの世に召されるのだ、と言う。現世に生き、自分のは役割は何なのかと問いたくなる。>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

4.0

見た目で人の善悪を判断したことが後々大きな問題を引き起こす。一番無難と見えた人物が犯罪者で殺害事件に巻き込まれていく。 現代でも事件犯罪でのインタビューで多いのが「とても良い人でした」など人は環境によ>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.9

身分証明証もない記憶喪失は恐ろしいことになる、とはこの映画だが、実は最近富に徘徊する老人(年間1万7千人が行方不明)が多く、必ず身分証明書を必携するように言われている。成人でも突然の記憶喪失(一過性の>>続きを読む

ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

3.5

数十年後にも脳の片隅に残る悲劇(犯罪)の妄想は甦るというこの映画は、人間は特に悲劇的な現象は何かのきっかけで脳内で蘇るという事だ。夢でも悪夢の様などは再び甦ると同じ現象かもしれない。そう言った現象は記>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

4.0

若き女性カレンの夢まで見た結婚生活。これはその夢を異国で実現させるべく結婚し移住した映画だ。だが、夢で見た結婚生活は儚く間に消え、現実の厳しさに耐えることから始まる。最後にカレンは「ギリギリまで自分を>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

5.0

現実と非現実の世界において、特に映画の中の画像処理技術は自然界の動物なのか非現実のグラフィックスで描いたモノなのか区別がつかないほど精密な動きと仕草をする。不気味で恐ろしさと愉快さ両方を体感させる映像>>続きを読む

Zolaゾラ(2021年製作の映画)

4.0

世間に上手い話など多くはない、単にダンスの旅に誘われたことが気っ掛けで、一旦金稼ぎの罠に嵌れば抜け出せなくなった一人の女性のロマンサスペンス映画だ。更に一度に大金を稼ぐ事に誘惑され慣れると人はいくら善>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

5.0

人を、民衆を纏めると言う技がここにある。人種の偏見を見事に覆し南アフリカの新たな時代を築き上げた。それは誰もが興味ある「スポーツ」への情熱を向けさせ白人、黒人の民衆の心を集めたことだ。大統領自身の肝煎>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

5.0

1945年は第2次世界大戦が終戦を迎えた年、米国では急速な経済成長時、人種差別問題は一向に変化が見ない世間だった。だが、一人のニグロ野球選手(プロ野球最初の黒人選手)、ロビンソンの活躍がチームに好影響>>続きを読む

ジャンプ!アシン(2011年製作の映画)

3.5

物語の場所は今の北朝鮮と中国の境にある村が舞台で、民族同士の争いに役人の私欲が絡み合った残酷な戦いである。同じ種族が私欲から仲間を裏切り殺戮、無惨な絞殺は正に悲劇を復讐へと執念に燃えさせる。貧しいが故>>続きを読む

僕はラジオ(2003年製作の映画)

5.0

少年時代、何もできなかったことにトラウマになったことを大人になってやっと行動する。それは知能障害者への人助けだと言う。過去、何もできず「トラウマ」化した自分を責めた行動のノンフィクション映画だ。映像に>>続きを読む

JOLT ジョルト(2021年製作の映画)

3.5

警察でもない一人の異質の女性が犯人を探し求める痛快なディテクティブ映画だ。狂人と常人との違いは常人の域を遥かに超えた時だ。だがそれが「才能」として見出されることで全く別人に変わる。「天才」もそうかも知>>続きを読む

ミッドナイト・キラー(2021年製作の映画)

3.5

性的欲求異常者が若い女性ばかりを狙った連続犯罪を犯す。普通の家庭に暮らす男が何故か異常者となり事件を繰り返す捜査サスペンス映画だ。現代でも「普通の人」が異常な行動をする事件、事故が多発しているが何が原>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

これは難聴家族を助け家族の絆を深める感動映画だ。よって映画は手話シーンも多く(字幕がない)理解出来ないが手話で親子の口喧嘩から始まる。そんな中で心を打つシーン、コンサートは難聴家族には周りの雰囲気が読>>続きを読む

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

過保護の世界から現実の世界を一人旅で経験し知っていく「良い子には旅をさせよ」の映画だ。現代でもやはり人生にとってとても重要なのが「経験」だという事を訴えたい。机上での経験とは違った現実世界での未経験は>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

5.0

人を信じる事で人生が変わる。騙されることもあるが商売の一歩も人を信頼する事から始まる。偶然が奇跡を呼ぶのは御伽噺だけでなく現世でもあることを信じたい。その為には疑うより、先ずは信じる事が大切だと知るこ>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

5.0

近未来に、人の脳内の記憶を呼び起こし過去の記憶を知ることがことができる、ミステリー映画だ。多分、現実での可能になるだろう。そうなると人との出会いから恋愛、結婚など人生の全てに変化が起こるだろう、いわゆ>>続きを読む

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

4.0

人は人を好きになるのには何かきっかけがある。今まで全く興味を持っていなかった相手が急転直下の如く好きになることがある。それは、何事に対しても先入観と固定概念を持っているからだ。だが、それが一旦消えると>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

「アカデミー受賞作品」幼少期、少年期、青年期と体は大人へと成長するが精神面は別だ。生まれながらの環境で気弱な性格は大人になっても変わらず人に言えない悩みが続く。結局、人に言われたままのことしか出来ず悪>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

欲を出し過ぎた夫との関係は妻アレサの精神的重荷となった事は間違いなく、妻をより強くした。しかしストレスで我儘が周りを怒らせ、酒に頼り、幻想も見る程になったが、唯一音楽が妻・アレサを支えた。歌うことでス>>続きを読む

ベスト・セラーズ/小説家との旅路(2021年製作の映画)

5.0

往年の仕事家はやはり時が経っても「いいもの」がある。常に備え持っているものだと、感動した。老いの良いところは長年の経験とそれから派生する感性、知性だ。現代っ子には少々感性をあわせるのは難しいかもしれな>>続きを読む

悩める失恋の処方箋(2021年製作の映画)

4.5

愛と家族の絆を探るこのロマンチックな映画の見どころは、「自分に会った結婚相手」とは、さらに「この相手に悔いは無い」のかを問う人生を決める重大な選択を迫るシーンだ。 「結婚」とは何を意味するのか十分理解>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.5

妻の鬱を治す為、森に住むことにした家族。子供達には自由で開放的、だが教育は極めて厳しく、規則正しい暮らしを与えた。家族全員が唯一母親を助ける為、家族が一緒にいることの幸せを映画は魅せる。
世の社会シス
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.0

退職後の老後をどう生きるか、を教える映画かもしれない。
一番はやはり「自由気ままに」、「居場所」自分がしたいことができる場所だろうか。さらに「良きパートナー」だ。

メッセージ(2016年製作の映画)

3.0

コミュニケーション・意思疎通は人間同士でも複雑で怪奇だ。人の心を読む「相手に歩み寄る」は現代に不可欠なアプローチかもしれない。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

女性の仕事、地位を求め、結婚適齢期になっても彷徨う女性心の葛藤を描いた映画。分かち合える相手に巡り合う事への大切さを知る。

ゲーム・オブ・デス(2010年製作の映画)

3.9

 権力を持った陰の実行者たちは頂点に立つ人間によって左右される。
正義を守る輩が変貌するのは不思議ではない。

ムクドリ(2021年製作の映画)

4.0

子供を亡くした夫婦の苦難な心を開き、通じ合う事への難しさをこの映画は教える。「命の尊さ」 人の親切・思いを快く素直に受け入れるのは病人もそうだが、老いると尚更難しいかもしれない。

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

3.0

神の手は本当に悪を無くした世界を作り出せるだろうか。
人は環境で善にも悪にも変わる。