何をどう間違ったらこのスタッフとこのキャストでこんな目も当てられない作品が出来上がるのかさっぱり分からない。
イングリッド・バーグマンに憧れる売れない女優という役柄がエマ・ストーンの来歴と重なり、その成長物語をバーグマンをモデルにした衣装とともに表現するのは見事。ただ、致命的にテンポが悪い。
このレビューはネタバレを含みます
『殯の森』で難しいのは、例えば川を渡るシーン。観客が川を渡る行為をメタファーとして解するだけでは十分理解したことにはならず、「しげきさん」と「真千子さん」のそれぞれの立場から眺めることで初めてあのシー>>続きを読む