兎さんの映画レビュー・感想・評価

兎

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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

妹 真理子の演技が序盤 鳥居みゆきにしか見えず萎えちゃってたのだけどすぐ気にならなくなり見入ってしまった。真理子は明らかに重度の障害者だけども兄もグレーゾーン(境界知能)だろう。
「お前に俺たちの何が
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

カニバリズムを描写する映画ってシリアルキラーでサイコパスな主人公がベターな印象だがこの作品は全然違うが故とんでもなく切なくてやり切れない気持ちにさせられ、凄く辛い。こういうの大好き。

ドラッグムービ
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

5.0

優しくされるのも、優しくしたくて逆にぎこちなくしちゃうのも、
そういうの全部疲れちゃってた。
この映画に出会えてなかったら、
みんなの事も自分の事も壊しちゃってたかもしれない、嫌いになってたかもしれな
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.7

焼肉店で動物の殺戮場面を見せられながら肉を焼くのは気が引ける…って感じ。人が人を、又は自身の発育、成長過程が如何に惨い背景の上に在るか、それを醜いと捉えるか致し方ないだろうと受け流せるか、生理的な欲と>>続きを読む

エコール(2004年製作の映画)

2.0

原題「イノセンス」は仏語で無垢。少女達の制服が全員白で統一されており、白無垢が思い浮かんだり齢がリボンの色で分別されているのも御色直しの色打掛みたい。そんな可愛い映像と相反する通夜ですか?って空気感。>>続きを読む

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

4.0

戻りたい過去があるって素晴らしい事だなぁ。
夢見た世界と今とが違ったとしても、理想化された思い出を引っ張り出す、その煌めきを今の自分にトッピングする事は髪を染めるなり服を着替えるのと同じくらい簡単だ。
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

2.7

ホームアローンみたいだと思って観てたら作中でも「ホームアローンかよ」とツッコミが入ったり、スプラッターでスリリングなコメディー。見るアトラクション。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

己のセクシャルマイノリティについてをきちんと自覚した上でメアリーと契りを交わすべきでは、と感じた。妻が居ながらにしてホモセックスでエイズになってしまいながらも「愛」について歌うフレディーマーキュリーを>>続きを読む

THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ(2017年製作の映画)

1.1

劣化版ヘルタースケルターっぽい、撮り方はわりと好きだけれど、無駄にオシャレな演出の所為であれもこれも台無し。(サントラは購入したいくらい好きでした。)
内容は見る前にチェックしていたのですが、先入観無
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

この映画を嫌いな人のことが嫌いって思う程、わたしはこの映画を世界で一番愛してる。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.2

泣きたい時にはこの映画を観ている。
余りにピュア過ぎて、それゆえに見る側も身構えてしまう緊迫感、ソレをひしひしと感じた。
途中、喪失感で気持ちがぎゅうっと握り潰されそうになるけれど……
最後まで観て本
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undo(1994年製作の映画)

5.0

痛々しい、苦しい、もう嫌だ、悲しい

負の感情というのでしょうか、
そういったものが溢れて抑制不能になる、

観終えるまでも、観終えてからも、
わたしずっと寂しかった……
今もまだ寂しい。

KOTOKO(2011年製作の映画)

4.1

生きる痛みを知る人達に観てほしい。
特に雨の日には持ってこいです。

落下する夕方(1998年製作の映画)

4.8

良作。
何十回観たか不明。
原作をきちんと読んでから再度レビューしますが、邦画ってやっぱり写真的で詩情があるものがホンモノだと感じるわけで、それがこの作品です。