kottanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

2D字幕で鑑賞。アニメは吹替ばかりだったので違和感が凄かった。
日本語版のキャスティングを恨むよ…。
動物たちのリアルさには驚くし音楽はやっぱり好きだし同じとこでグッとくる。リアル過ぎて表情や感情表現
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.8

カーアクションはワイスピ風味満載。
2人のバディ感は薄味で会話も一本調子ながら重量感溢れる肉弾戦は十分見応えあり。ただスピード感はもっと欲しかったかも。突然の超スローモーションにはしらける。ただサモア
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ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

4.0

ホロコーストを生き延びたユダヤ人男女の証言を元に当時の映像と再現ドラマを織り交ぜながらドキュメンタリータッチで描く。如何にしてゲシュタポの目をかいくぐり潜伏していたのか。静かに淡々と彼らの日常を再現し>>続きを読む

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.5

このシリーズはどれもハズレがない。
1作目ほどのインパクトはないが、事件の背景や現場の凄惨さには毎度吐気がする。今作はフィクションである事件と、史実である断種法とその事後処理への批判を上手く絡めてあっ
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.8

何度観ても暴走列車の迫力が凄くて圧倒されるんだけど、とにかくミスった太っちょ作業員にイラつく。
おーい!反省してんのか??

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.3

ネオナチも極右勢力も存在することを知ってはいても何をしているかとか聞かれたら言葉に詰まるだろう。その意味では貴重な作品だと思う。全編通して薄ら寒い雰囲気と張り詰めた緊張感が怖いしダイアン・クルーガーは>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.3

冒頭から???な世界。背中、真上、ドア…何か間合いが独特と言うか…とにかくずっと薄ら寒い。でも止められない。途中で妙な既視感があってモヤモヤしたが、その答えはイピゲネイアにあった。なるほどなあギリシャ>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.9

一面の雪に覆われた極寒の地。油断すると死しかない。冴え冴えとした空気を切り裂く銃声は生きて行く為の手段だ。残酷な結末はネイティヴ・アメリカンが向き合う厳しい現実をきっちり浮かび上がらせ、シンプルで無駄>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

公開前の怒涛のCMラッシュでもうお腹いっぱいだと思ってたのに、どうやらあれは腹1分目ぐらいだったらしい。日常の何事もなく当たり前に受け入れていることが、物凄いスケール感で描かれる。期待どおりの圧倒的な>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

4.8

2人の生い立ちや家庭環境、人間性などを時間をかけ丁寧に飽きさせず描く。そうして2人への思い入れが深くなった頃ようやくウインブルドンのシーンがくる。すっかり感情移入して2人の心理状態や変化が手に取るよう>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

ただのクズにしか見えない郁男という男の根っこが香取慎吾を通して垣間見える。皆がそれぞれ問題を抱え、果ては重大なトラウマを共有しひとつになる。みんな優しいなあ…涙止まらなかった。しょっぱなからひたすら薄>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.8

欲望を持たず国家の為に生きろと教えられても人は考えることを止められはしない。若者たちを分断し狡猾な罠にかけ精神的な攻撃によって貶める政府など滅びるべくして滅びたと思う。まるでドキュメンタリーを観ている>>続きを読む

ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

3.8

ノルウェー国王ホーコン7世の実話。あの絶頂期のヒトラーに否を言えた国家元首がいたとは。ハーラル国王の名は知ってたけど完全に勉強不足。しかしとても興味深かった。戦闘シーンは極わずかながら水面下での交渉や>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

4.0

クラスのはみ出し者マイク14歳。
好きな子には無視され夏休みっていうのに親にも放っとかれ既に人生諦めモード。
破天荒な転校生チックと盗んだ車でドライブに…ちょっと大人ぶりたいけどまだ子供という微妙な背
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

冒頭の無差別テロ、トラウマを抱えてしまった主人公は復讐の鬼と化す。そうか復讐劇なんだと思ったらあっという間にあっさり目的達成。でも実はそこからが本番だった。あれトラウマはどうした?
場面場面の描写や演
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.8

ムズムズの鬼となったピーター・パーカーは1人アベンジャーズと化し、悪を打ちヒーローとして覚醒した…。
初登場からエンドゲームを経てもモヤモヤしていたが、今作にてようやく本当にスパイダーマンが帰ってきた
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

一方通行だろうがなんだろうが好きだからいいんだ。優しくされたり特別扱いされれば嬉しくて、何されても嫌いになれない。無意識か確信犯か相手の好意を利用するクズっぷりや、そのクズにとことん利用されっぷりにイ>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

4.0

個人的にはアポカリプスより断然こちらが好き。
色々漏れ聞こえてきた部分はその通りなんだろうと思うけど、列車のシーンとラストで充分満足だった。初期のXメンたちのウザいくらいの干渉ぶりを思い出した。ただ意
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

ゴジラを始めビジュアルやバトルシーンの迫力が圧倒的。
怪獣へのリスペクトも感動するレベルでとても熱い。だからこそ人間パートはもっと単純でいいしお飾りでもいい。人の言葉で怪獣たちの気持ちを代弁する必要は
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.0

戦争や差別、宗教による抑圧、民族間の対立など息苦しく、女性が人間らしく生きては許されなかった時代。男を惑わしてしまう存在は当然許されなかった。重くてもラストは読めてしまう分かりやすい話だったが号泣して>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

これが現代の、実話だという事がショックだった。アルコール依存症や薬物中毒と同じくLGBTを悪魔付きだ病気だと狂信めいた論理を振りかざし、人格そのものを全否定し、矯正できるものとして隔離し洗脳さながらに>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

いやぁもう……何だよもう。ピカチュウ可愛すぎ。
ストーリーは至ってシンプルながらリアルな動くポケモンに萌え死にそうになる。大谷育江さんへのリスペクトも素晴らしい。ただどうしても分からなかったのはティム
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

4.0

何とも残酷な導入からまるで世捨て人のような運命にグッと心掴まれる。道場での息遣いと木刀がぶつかる音しか聞こえない張り詰めた場面に思わず唸る。街中での激しい殺陣との対比が見事だった。物語と見せ場との切り>>続きを読む

タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑(2009年製作の映画)

3.0

17歳から18歳へと……少女たちの日常と非日常を淡々と時に残酷に描く。
年相応には見えない大人っぽいメイクで何かを隠しながら、無邪気に笑い突き進む女の子たちの危うさは男の何かを掻き立てるのか。何を伝え
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ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

4.0

他人ならば命のやり取りに微塵の動揺がないマフィアでも血の繋がりに勝るものはない。光と影、奥行きの長さ、雨や雪が素晴らしく美しい。ストーリーは単純だが、一貫して息子マイケルの視点で物語が進むのがいい。唯>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

森林専門の消防士、巨大火事の最前線。アメリカは実話のスケールがデカい。これが日本なら責任論で連日ワイドショーを賑わしてるだろうなあ。ステレオタイプの伝記映画ではあるが大火事の迫力と男臭い人間ドラマの胸>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.8

何とも言えない後味の悪さ、かと言って観るのを止められない中毒性。人間の表と裏、闇、二面性とか生き様とか…色んなドロドロしたものを性別や世代別、年代別に淡々と描き分けていて説得力が半端ない。ただただ納得>>続きを読む

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.5

そこはバルカン半島のどこか。
1本のロープがあれば全てが解決するはずなのにそのロープが手に入らない。
歯痒さを押し殺し危険に身を浸し悲劇を目の当たりにしながら彼らは奔走する。
とても静かな戦争映画で戦
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黒い箱のアリス(2017年製作の映画)

2.8

タイムループもので5つのパートに分かれているし、俳優陣の感情表現がとても静か。物語は家とその周囲だけで起きるし、何とも独特で不思議な雰囲気。アリスの家自体が黒い箱のようなので黒い箱とはそういうことかと>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

こんな壮大な伏線回収をやってのけたルッソ兄弟の手腕にただただ脱帽。
身体中の水分という水分が吹き出し、感情という感情が全て溢れ出てエンドロールが終わっても涙が止まらなかった。
場面場面のキャスト皆が美
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.5

DCぽいダークさとユーモア、アクションのさじ加減がちょうど良く心地いい。ヒーローなのにちゃんと子供だし、ちょいちょいヒーローオタネタが炸裂するので、笑い止まらず。
アッシャーくんとジャックくんめちゃめ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.7

もっとポップなお話かと思ってたら、思いの外ブラックで風刺が効いた作品だった。ダウンサイズする時の何とも言えない気持ち悪さ。……しかしマット・デイモンは孤独キャラやらせたら右に出るものなしだなあ(笑)

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.3

全然ベイベイしてないけど、凄くいい。どこか懐かしさがあり、可愛らしさ健気さ全開なのが堪らなく、泣ける。ここ最近の本編より断然こっちが好き。ワンコがまた良い仕事してるし、ビーもワンコっぽいし。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

いや~凄かった!!コミックからまんま飛び出た雰囲気も保ちつつ、最高技術もこれでもかと盛り込むバランスの良さ。ドラマ性も高く文句の付けようがない。吹替だったが素晴らしかった。日本版主題歌を差し込む意味だ>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.7

CIAやらMI5やらイスラム過激派やらロシアやら盛りだくさんな上に、それぞれの関係性が複雑で登場人物も多い。なのにちょっと薄味に感じたなあ。でも相変わらず強いノオミ・ラパスとカッコいいトニ・コレットが>>続きを読む