まいたけさんの映画レビュー・感想・評価

まいたけ

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ノマドランド(2020年製作の映画)

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コロナかインフルか、よくわからないままとにかく2日ほど寝込む。どうしても抜けられない土曜日の仕事は、熱が下がってなんとか遂行できたものの、日曜日、どうにもダルくて5:30に目が覚めた。二度寝しようと思>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

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映画好きさんに教えてもらった一本。

アメリカ大統領選挙の不正投票についての国家機密文書を漏洩したNSA職員の逮捕現場で録音された音源をもとにセリフまで完全再現。すげーこと考えるよな。

Wikipe
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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ゴジラ×敗戦後の日本 という掛け合わせの興味のみの鑑賞のはずが、想像の3倍くらい楽しめたゴジラ第30作目。

自分、ほんとに鈍感で、演技の上手い下手とかよくわからないので、いつもそこは考えないようにし
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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自分はグラフィックデザインにまつわる仕事をしています(デザイナーです、というのはいつも恥ずかしくてなんか言えない)。

映画をはじめ、街で見かけるデザインやウェブサイト、SNSにあふれるいろんな制作物
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

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かなり長い時間、なんという不穏な映画だ、、というムードで、何度か途中で出ようと思った。あんまりそんなことないのですが。
「ブリグズビーベア」をイメージして観てしまったからかも。

昔の映画みたいな不穏
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

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ケイトブランシェット史上、最高に楽しかった映画(自分調べ、と思って調べてみたけど、出演作をそんなに観てるわけでもなかった)。

行方不明になってからが長いのかと思ってたけど、完全に逆で、日常の違和感と
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シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

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アメリカの文化がわかればもっともっと楽しめるんだろうなぁと思いつつ楽しかった!

ドキュメンタリータッチで描くストーリー映画(なんか名前があるのかな)。

パンフォーカスとかついつい身構えてしまって、
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福田村事件(2023年製作の映画)

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自分が中学生くらいの頃、叔父はドイツ人の人と結婚していて(現在は離婚)、夏休みにあったときなんとなく「ヒトラーのことをドイツ人はどう思ってんの?」的なことを聞いたら激昂して「食事中に話題にするような話>>続きを読む

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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どこか舞台っぽいというか、昔の映画というか、ウディアレンの映画みたいな雰囲気、映画あんまり詳しくないけど元ネタとかあるのかな。

有名な映画だしずっと観たかったのだけど、なんか機会がなくて観れなかった
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃ好みの映画に出会ってしまった。。これは劇場で観たかったな。引きこもり時代を恨みます。
お話云々の前にとにかく画が好き。色味も構図も切り取る場所も出てくる街も映画館も3Fから上も最高すぎ。映
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

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まず、イランの内情はまったく知らずに観ました。
たのしい? ドライブ旅行の雰囲気のなか、ときおり不穏な空気がふと出てきて、だんだんその空気が濃くなっていくかんじ。

ジャケの次男坊だけはまったくなんも
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

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こういうかんじなんだろうな、というのがなんとなくわかる映画は最近避けているのが今の気分。なので、この映画の予告を観たとき、まさにそんなかんじで観るつもりはなかったんだけど、なんか気になってしまって、や>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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中学か高校生のとき、母に勧められてレンタルで観たときの衝撃と言ったら。
そのころは全然勉強してなかったので中国近代史のことはさっぱりわからず、映画観た後に、文化大革命や四人組、国共内戦などなど調べまく
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

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文化の問題、人種の問題、移民の問題、性差別の問題、、などなど、描かれていることすべてを推しはかれるはずもないのですが、それでも心に残る作品。
映画から受け取るものも男女でずいぶん変わるだろうと思います
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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事前の情報は、スタジオジブリ単独資本の作品ということだけ。鑑賞まではあまりSNSを開かないようにしていました。

途中から、製作委員会方式をとらなかったのは鈴木さんから宮崎監督へのプレゼントだったのか
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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これはツラい映画。。
起こることの大きさの違いこそあれ、みんな似たような経験があるのではないでしょうか。

同性同士も揶揄されたこともあるし、異性と話しててからかわれたこともあって、もう一度人生やり直
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大いなる自由(2021年製作の映画)

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公衆トイレに隠しカメラを当局が仕掛けてるなんてなんつーことや、といきなりショックを受けて始まった。

ほぼ刑務所の中の物語で場所としては移動していないのだけど、なんだか旅を観たようなかんじ。あんまり書
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

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15年ぶりに観ました。DVDって持ってても観ませんね〜自分だけでしょうか。

劇場で観たときも、主に美術周りがすごいと思ったけど、なんか今回のほうが引き込まれてどっぷり鑑賞。
蒼井優もいいけど、ネズミ
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

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最近美容師さんといつも話になるのは恋の話で、誰かの恋の顛末というか、自分らが死ぬ前に、恋を経験できてよかったねえ、という話。

いまいちばん好きになってしまった人がパートナーでなかった、てことは、そり
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

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こんなテイスト的にもテーマ的にもドストライクな映画を知らなかったとはなんという不覚。
ホーキング博士のことは、通り一遍の知識しかなかったのですが、「ビッグバンセオリー」に時折本人役で出演してはジョーク
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

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こざき亜衣さんの漫画を読んでいて、気になって鑑賞。漫画と違って悪女なアンブーリン像だけど、世間的にはこちらが一般的なのかな。

とにかくテンポが良すぎて、話がどんどん進むから、観やすいんだけどなんとな
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

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「悲情城市」の侯孝賢プロデュース、でいいのかな?
さっぱり意味はわからんが雰囲気は◎
台湾映画は、台湾が好きなだけに、街とか空気感が観たくて観てるフシがある。パリとかベルリンに近いかんじ。
そういう意
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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ずっと気になっててやっと観ることができた。
なんともやるせない映画…

82年というのがきっと韓国におけるボーダー世代なのだろう。
そのあたりの感覚はわからないけど、他人の価値観やポジションは決して当
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パリタクシー(2022年製作の映画)

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来年(2024)1月にお菓子の先生が渡欧するのにあわせてパリに誘われていて行くことになるかもしれず、最近Duolingoでフランス語を勉強し始めたのですが、フランス語はぜんぜん聞き取れませんでした。。>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

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エアジョーダン誕生とマイケルジョーダンとナイキとの契約に至るまでの裏側を追ったドラマ。先日観た「テトリス」と比べると、淡々と進んでいく、というか、あれ、この人いつの間に変節したの? ということが多くて>>続きを読む

テトリス(2023年製作の映画)

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予告もかるい感じだったし、かるーい気持ちで観はじめたのに、最後はさながら「タクシー運転手」みたいな展開に驚き。

ゲームの契約の話をこんなにどきどきの物語にする脚本がすごい。
どこまで本当かは気になる
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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いやー面白かった。時間を忘れて食い入るように観ました。
熱い気持ちと隠しきれない正直さと、逡巡する人間らしさと変わらない不器用さと。途中からエレカシ宮本がダブって仕方なかった。
この映画だけ観てどやこ
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PORNOSTAR ポルノスター(1998年製作の映画)

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昔むかし、WOWOWで観たのかレンタルで借りたのか……とにかく「青い春」で豊田利晃監督の名前が気になってて観た本作。少し前にボックス化したときに買おうか悩んで結局買わなかったけど、めっちゃ面白かった印>>続きを読む

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

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邦画の「PLAN75」と大きくちがうのは、家族がいること。フランスでも孤独死は問題になってそうな気がするけど(しらんけど)、やはり家族がいるのとソロ行はだいぶ印象が違いますね……貧困層対象のプラン75>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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自分はフラットに考えてるつもりでも、けっこう先入観とか偏見とかあるみたい。

この映画、フォローさせていただいている皆さんが絶賛されていたので気になっていたものの、どうもインド映画は苦手な気がしてスル
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私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

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言いたいことはたくさんたくさんあります。

❶まずオープニングが大好き、タイトルの入れ方、ユーミンの曲の入り方(魔女の宅急便と同じ)、MEIDIYAで買い物してるカット、ライオンズバスを抜かしていく三
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ベルファスト(2021年製作の映画)

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いつも映画を選ぶときは、重いテーマを選んでしまいがち。本当は明るくやさしい映画を観たいのだけど、知的好奇心😅というか社会勉強😂というか、歴史ものや戦争ものを選んでしまうことが多いです。そしてだいたいい>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

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80年代て、人類の絶頂期ていうか、、なんでもかんでもが許された最後の時代ていうか、そんな気がします。その象徴が、あの巨大でアンドレアス・グルスキーみたいなスーパーマーケットなのかな。
有毒雲はやっぱり
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

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映画館で観たかった本作。Amazonプライムに追加されたとのことでさっそく鑑賞。恥ずかしながら夢枕獏さんの小説も谷口ジローさんの漫画も未読。実写は鑑賞済み。

極地での撮影はなかなか実写はキビしいと思
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

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これはあれですね、イギリス版「アイデン&ティティ」。高円寺からイギリスの田舎町へ、ボブディランがブルーススプリングスティーンに。
ただし、パキスタン系移民の主人公ジャベドが抱える苦悩は、「アイデン&テ
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イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

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原題は「Edie」。Mountain とかClimbing とか内容についての単語はまったくなく、この邦題でなかったら観ていたかどうか。
よくトンデモ邦題とか話題になるけど、日本はちょっと過保護なのか
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