Arelさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Arel

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カリートの道(1993年製作の映画)

3.0

昔気質なカリートが格好良くてゲイルとの恋愛にもグッと来る。だけど説明過多だし、見返したいと思う程の深みは無かった

麦秋(1951年製作の映画)

2.5

間宮家の上流の生活が当時はモダンと映ったのだろうが、今では普通としか思えず、映画の賞味期限について考えさせられた

晩春(1949年製作の映画)

3.0

原節子自身、本作の紀子は好きな人物像ではないと語っていたようだが、やはり父親と共依存の関係が過ぎるようにも思われる

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.5

ニトロの運送開始までが少し長いけど、以降は約70年前の映画とは思えないスリルと、きっちり教訓も含まれていて、楽しめた

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.0

日本屈指の俳優陣がR15+で大暴れ。中でもマル暴刑事を演じた役所広司の迫力が抜群で、まるでヤクザだった

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

3.7

コメディという事でバザーリア改革に深く突っ込んだ内容ではないが、精神医療について考えるきっかけとしては良いと思う

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.2

自然体な関係こそ理想だと考えていたので、「結婚とは理想の夫妻をお互いが演じる事」という結婚観は、ヘビーだが勉強になった

近松物語(1954年製作の映画)

2.0

吊り橋効果による一時的な恋愛感情にも思え、同情は出来ても共感は出来ない。ラストの表情も、台詞とは相反する様に見える

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

展開はB級だが、人種差別に関する新たな視点の発見と、問題の根深さの実感があった

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

2.5

友情物語としては楽しめたが、光州事件の詳細や政治的背景は語られず、市民の武装化にも触れない等、勉強にはならない

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

2.5

左平次の人間性やフランキー堺の好演を否定する訳ではないが、小心者としては同調が難しく、憧れる生き様でも無かった

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

ワンカットの効果で、映画では味わった事がない種類の没入感を味わえたが、冷静に分析すると微妙な展開も目に付いた

西鶴一代女(1952年製作の映画)

3.2

涙腺が緩んだ場面も多いが、不幸や不運があまりにも続くので単調な展開に思えた節も。田中絹代の生娘役にも無理があった

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

変な顔の誘拐犯やミネソタ訛りの警官等、独特な緩さのあるサスペンス。町の像は「ポール・バニヤン」という伝説上の木こり

凪待ち(2019年製作の映画)

3.0

宣伝に反してミステリー要素は希薄で、ギャンブルによる破滅と再生がメイン。香取慎吾が本当の駄目人間にしか見えなかった

U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

4.0

U・ボートに汗臭い男達と同乗する疑似体験が可能だが、何しろ潜水艦なので展開や映像的に地味で、あまり娯楽的ではない

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

2.9

富裕層を騙す貧困層という構図は面白かったが、人物に魅力はなく、後半にかけて展開の粗や暴力が目立って失速した

エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

その古典化は否めず2度は楽しめない気もするが、特にフェイスハガー時点では、確かな恐怖と緊迫感があった

スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.0

シュテーケル風に言えば「未成熟なスミスが理想を説き高貴な生を貫いた」映画。ご都合主義だけど、不思議と楽しめる

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

2.0

近年薬物事件は良くある話題で、感覚が麻痺したのだろうか?彼らが「普通に」薬物依存していくだけで、全く衝撃的ではない

深夜の告白(1944年製作の映画)

3.0

探偵役の「犯罪は2人でやれば2倍簡単じゃなくて2倍安全じゃない。20倍ほど危険なんだ」という台詞が印象的だった

プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

2.2

手作り感に溢れた映像と、細かいツッコミ所の多さに疲れてしまったが、もっと気軽に観るべき映画だったのかも

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

2.0

妻の不倫を執拗に確かめ、実弟まで疑い、暴力も振るう、魅力皆無のボクサー。ロバート・デ・ニーロの演技を見るだけ

ハナ 奇跡の46日間(2012年製作の映画)

3.0

あまり興味のない題材だと思ってたけど、やっぱりスポ根物は面白いなぁ。ユ・スンボク選手の奮闘シーンが印象的

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

1.5

遺産相続絡みの陰謀により投獄されたりもするが、基本がコメディ調な上に、映像が絵本のようで緊迫感がない

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

1.5

無料診療所の開設はご立派だが、大学の規則違反・備品の窃盗・下ネタの乱用等、医師に期待する人間像ではまるでない

運命じゃない人(2004年製作の映画)

2.2

実は○○だったんだよ!が繰り返されるだけで単調。自主制作映画のような映像や演技に加え、結末も嘘臭くて微妙だった

めし(1951年製作の映画)

2.0

まるで女中だと悩む倦怠期の主婦。現代にも通ずる姿だが、昨今のジェンダーフリーとは逆行する帰結で、その古さは否めない

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

2.5

カポネ・ファミリーと捜査官達の銃撃戦に巻き込まれた、乳母車の母親からすれば、どちらも独善に過ぎないのだろう

乱れる(1964年製作の映画)

3.2

高峰秀子の好演もあって古風な礼子には魅力が溢れていたが、彼女に思いを寄せる義弟が、最後までつまらない人物だった

アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.7

有り得ない人選等ツッコミ所は多いが、漫画的な展開で退屈はしないし、どうでしょう班一押しの?映画なので少し甘めに

レナードの朝(1990年製作の映画)

2.2

パーキンソン病の演技に迫真性が無いし、30年間昏睡していた割にすぐに歩けるのは謎で、彼らの葛藤もまるで弱い

浮雲(1955年製作の映画)

2.0

現代の感覚で観ると、終盤までは男女の腐れ縁がうだうだ続くだけで、高峰秀子も良く居るメンヘラに見えてしまった

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.2

都合の良いヒロイン設定や部族間抗争に躊躇いも無く銃を用いた事には違和感が残るが、バッファロー狩りは圧巻の映像

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

2.0

大人社会への反抗心とは言え手作りの結婚式を挙げる展開に付いて行けず、全編を流れる歌が106分間のMVの様だった

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

1.5

第1幕の、ユダヤ人を匿っている農夫とナチス将校の会話劇は大変に良かったが、結局はいつも通りのタランティーノだった