島ぽんさんの映画レビュー・感想・評価

島ぽん

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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.8

テレビアニメ2期まで履修後に鑑賞。画風がガラッと変わり、日常での音演出が非常に繊細なので、本作シリーズとしては異色の印象。
時間経過でいえば、短い期間の2人のエピソードを切り取ったショートフィルムのよ
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テレビ版のミッシングリンクを補完するような追加シーンが多めなので、総集編というよりは、補足編という位置付けで是非とも鑑賞しておくべき1作。

中盤で割愛しつつ、本編の最後にあの演奏シーンを持ってくるの
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.3

テレビアニメ版2期に続けて鑑賞。ほぼ一期の総集編だが、山場はしっかり押さえているので、次期鑑賞に向けたおさらいには最適。

ある用務員(2020年製作の映画)

3.3

ベイビーわるきゆーれから本作を知り鑑賞。間延びした部分や演技の臭い部分はあるものの、アクションのキレの良さが垣間見える一作。
終盤になると、怪我や疲労でアクションのキレがかなり鈍ってしまったのが残念。

Winny(2023年製作の映画)

3.8

30代以上の人ならほとんどの人が知っているであろうWinnyだが、その開発者の知られざる闘いを描いた作品。
ずっと気になっていたので期待値高めでの鑑賞だったが、特に、金子氏の雰囲気が見事に作り込まれて
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

ノーラン監督得意の時系列錯綜が序盤から炸裂するうえ、登場人物がとにかく多いので、個人的にはTENET以上の??状態でどんどん映画が進行していく印象。

内容への賛否はありそうだが、アメリカ視点でこれだ
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.8

タイトルのとおり、夢のある壮大な夢オチ。
元々のアニメをほぼ知らずに鑑賞したが、入れ子構造の不思議な世界観を楽しめた。

監督はこのアニメというより、このテーマを描きたかったんだろうなぁと感じる。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.4

さすが経歴のしっかりした監督だけあってグラフィックは見事。ストーリーの捻りは全くないが、この手の映画ではそこに注目していないのでわかりやすくて良し。

今に始まったジャンルではないが、サイボーグや義体
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.4

前作と連続して鑑賞。
メタ的な作りに加え、グレムリンにやらせたい事はほぼ全て出し切っている詰め込み内容なので、後継作品が出なかったのも致し方ないかも。
ギズモの前日譚を作って、まともな飼い主がルールど
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.5

約20年ぶりに息子達と鑑賞。
この歳で観ると、突然暴走を始めるグレムリン達は、突如アメリカを席巻した外国製品(特に日本の電化製品?)への不信感を体現するような描き方になっていて面白い。
対照的に、久し
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

原作に忠実なので、原作ファンには嬉しい出来栄え。序盤は登場人物の乱立状態なので初見の人にはわかりにくいと思うが、後々の展開まで生き残る重要人物にはキッチリ大物俳優を配置しているのがわかる。

本作の場
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.9

主人公2人がただただ格好良いザ・西部劇。

人殺しの悪党でありながらどこか魅力的なベンと、戦争で片足を失い、貧しい暮らしながらも誇りを失わないダン。悪党の中にある良心と、善人の中にある悪への誘惑が対比
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.4

ザクⅡも地の利と乗り手次第では、ガンダムなどの格上機体を相手に渡り合えるほど強い。

映画における強さは、インフレよりデフレさせた方が戦いの描写が際立つと思ってる派なので、個人的には好みの作品だった。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

普段なら劇場では見ないジャンルだが、非常に評判が良いので鑑賞。

アクションよし、クライマックスのエグさよし、声優よし、の三拍子揃った良作。
雑音としてのポリコレが入っておらず、マイルドなラストに持っ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

元映画は未視聴だが、非常に満足な一作。韓国映画のリメイクという時点で期待値高めだったが、きちんと期待を超えてきた印象。ミステリ、サイコスリラー、ゴア描写など様々な要素がバランスよく配分されていて、日本>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

不覚にも涙してしまった。

発表会のシーンで突然無音になり、歌の一番盛り上がるであろう部分が観客である自分にも聴こえなくなった時、ろう者の両親の気持ちを少しだけ理解できた。観客を感動させることができる
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

面白い。
地味になりがちな数学をテーマにしながらも、CG技術で圧倒的な映像を作りつつ、大御所俳優揃い踏みの審議で緊迫感を高めてくれるので、盛り上がりも充分。

数学者をテーマにした映画にはハズレがない
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

予想以上に大満足な一作。

有名俳優はほぼ出演しておらず、室内のシーンが長めの低予算な作りながら、度肝を抜かれる骨太且つテクニカルなアクションシーンに驚いた。

アクションのレベルだけでなく、自然な会
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初に2人の別れを伏線として見せつつ、恋の盛り上がりから終わりまでの心の機微を丁寧に描写した作品。

偶然の出会いからの2人の微笑ましく情熱に満ちた蜜月が描かれるも、恋の終わりがわかっているので、観客
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.4

滑るのを覚悟でギャグに振り切っていて潔い。
終末の戦士が全員妙齢の中年なのがじわる。
ラストが意外と好み。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

友人の前評判が良かったので、期待値やや高めで鑑賞。復興が始まったばかりの戦後の東京を踏み潰しながら、罪のない人々へ殺戮の限りを尽くす様子には何のカタルシスもなく、怪獣映画というよりは大災害のようなやる>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

おじさんと少女のSFアクションロードムービー。王道の展開でどんでん返しや謎解き要素はほぼないものの、ベタな展開に目頭が熱くなる一作。
随所にニールブロムカンプ監督っぽいガジェットへのこだわりを感じる。
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TRAVERSE トラバース(2019年製作の映画)

2.0

色々つっこみどろが多すぎて何も言えない…。
序盤の街並みの空撮が1番の見どころ。

RE:BORN(2015年製作の映画)

3.5

伝説のリボーンゴースト…主人公に与えられた称号の厨二感がすごい、というのが第一印象。

しかしながら、B級感を隠そうともしない正々とした作りと演技力度外視で選んだマジもんの強い俳優陣によるキレッキレの
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

宮崎駿(宮﨑?)監督の最終作になるかもしれないので劇場で鑑賞。冒頭のシーンの画力は流石のジブリ

前情報一切なしで観たので、物語がどこに向かっているのか全くわからないまま進行し、話の趣旨もよくわからな
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

とにかくテンポが良い。殺人描写がリアルでケレン味たっぷりなところも良い。
フルCGのキレだけを追求したアクションシーンや映像の綺麗さは昔観た実写版「キャシャーン」を彷彿とさせる。

でも、映画というよ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ダミアン監督の過去3作が好きなファンだが、今作はというと…評価が難しい。
音楽や役者のレベルの高さ、描きにくいテーマを正面から描き切る潔さは見事という他ないが、娯楽作品としての観やすさ、鑑賞後の納得感
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず3時間超えの大長編だが、没入感が高いので時間を忘れて楽しめた。

前作の登場人物や人間関係が重要になってくるので、前作を見直してから来るべきだったと反省。

今回は前作以上に人間の破壊者・侵
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

3.8

敵も味方もあっけなく死んでいき、そこにドラマや勧善懲悪はない。
実話に基づく作品だけあって乾いたリアリティが印象的な一作。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

足が不自由で、とにかく絶望的な状況でも諦めない主人公の女の子がとにかくカッコいい。
救いを待つのではなく、自力で苦難を乗り越える女性の強さを描くとともに、母性的な怖さもまた描かれていてゾクゾクさせられ
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