yuripesoさんの映画レビュー・感想・評価

yuripeso

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(2021年製作の映画)

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作品の舞台の牧場はそこまで倫理的に劣悪な環境ではないものの、やはりここまでして搾取してスーパーとかにお膳立てされるべきものなのかなと思ってしまう。自給自足をしたい、と更に思うようになるけれど、今のとこ>>続きを読む

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.5

オゾン先生は絶対に多角から見ることをやめない、貫いててまじで格好いい。
どの立場でも善悪は見方やフォーカスによって変わる、そして人は常に物語を作るし物語を信じたがる、自戒も込めて。
ヨーロッパでは現在
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.4

やっぱりホアキンフェニックスは何してもかっこいい。

銃声1つ1つにかなり重みがあってかなり綺麗に録音されている気、これは大音量で映画館で観て正解だった。


追記
他の方も書いてましたが、本当に全体
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ドッグマン(2018年製作の映画)

4.5

最初から最後まで超絶辛かった。染み渡るような辛さと暴力、だけど悲劇的ではない。全てが日常の延長線上にあるような感じを凄くさせられた、虚構とリアルとのバランスの良さ。

始まり方が最高。油断してたのでび
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

5.0

こんなに敬意とファ○クを捻って笑いに変えてくる優しさがあるのかしら、、多くの日本をモデルにした作品からは、遠くに住んでる何かよく分からないクレイジーな人種よね、みたいにポスト帝国主義感が強くて距離を感>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

真面目なつくりなのに所々とんちが効いてるプラス感情のむしり方が見事。
拷問シーンはまじで痛すぎて辛い。ジェニファーローレンスの拷問受けた後の表情も演技とは思えない。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

忘れかけてた東京の気持ち悪い部分を一瞬にして思い出させてくれた映画だった。
この独特の退廃感に美醜を感じるのを気持ち悪いとも思うし、興味深いとも思う。

たしかにな、喧嘩したことないやつに、喧嘩すんな
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海街diary(2015年製作の映画)

4.5

なんて繊細、芝居とは嘘のはずなのに嘘じゃない瞬間を撮るのが本当にうまい

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.5

キャストが最高すぎる、原作に愛を持って映画を作った感が端々から感じられて胸がいっぱいになった

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.5

鑑賞当時は日本に住んでいて、東....!と思っていたけれど、実際に住んでみると印象が凄く変わる。そして盗聴はスマホが普及した現在の方がある意味酷い。
作品としては好きだけれど、映画で歴史を語ることの責
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.0

またヒロインに「永遠はあると思う?」と言わせていたので、他の作品でも言わせてるのか気になる。

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

4.0

気持ち悪くてよかった。
後半戦夏帆と鬼ちゃんがすごく楽しそうで、それもよかった。

セッション(2014年製作の映画)

2.5

どう考えても「セッション」ではない。
追い込んで頑張ることは入り込めばできる、その先を分からないと本物になんてなれるわけがない。
製作側にもっとエグい音楽オタクがいないと、こういう映画は中途半端にすご
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.5

作品に流れているエネルギーのバランス感がすごくよかった。リリーフランキーまじでかっこいい.........
そしてどうやったら子供達のあんなに素敵な瞬間ばかりを撮れるのか

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.5

ジャームッシュはブレない。全くブレずに極上のダラダラを貫いていて最高だった。

修羅雪姫(1973年製作の映画)

4.0

まさかドイツで梶芽衣子童貞を捨てることになるとは....などと個人的すぎるあれは置いておいて、血しぶきすごかったです。これを見て大興奮してキルビル作ってしまうタランティーノの感性は本当に最高だと思う。>>続きを読む

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

4.5

Can you be with me forever? てチープすぎる度星5つの言いまわし、、的な印象だったのですが、
そういう対象ができたとたんにとてつもなく残酷に聞こえる。
ヤクやってる時も、今見
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サルトルとボーヴォワール 哲学と愛(2006年製作の映画)

3.5

「付き合おう」と言って合意すると、それがgoサインのようになって、ある程度なんでもしていいでな契約、みたいになるのが免罪符のように思えて疑問、、、
と思っていた時期にちょうどサルトルについて調べる機会
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共喰い(2013年製作の映画)

3.0

純文学を映画化するとき、湿気と鋭い芯が絶対あって欲しいと思ってるのに気づいた(超個人的なあれです、、)。じめじめ感はあるのになにかが物足りなく感じて、いまいち入ってこない。
もっと画や身体から強い説得
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.5

恋人みたいな関係にならなくとも特別な出会い特別な人っているよなぁと

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

5.0

もの凄いツラい話のはずなのに、最後さえも今までの作品のリコンポーズのように見えたりなどなどで、めっちゃ笑ってしまった。
含みの持たせ方が怪物

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.5

孤高だった。風と土と布が美しかった。
どうにもできない大きなものと、挑戦と、人間の小ささと、ジャガイモと

17歳(2013年製作の映画)

4.0

お金のためとか快楽のためとかなんだとか、そうではない言いようのないあれって確かに存在してて、そういうことをそのまま切り取ってくれるオゾン大先生最高すぎる

自殺サークル(2002年製作の映画)

4.0

セリフの端々からシーンの端々から全部から、園さん初期からとことん一貫して伝えたいことがあって、それが今でも続いているような印象を受けました。
人生という名の現場主義プラス映画愛とB級感を添えて的な。。
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

指折り数えたドラン様の新作。始まった時のドキがむねむね感たるや。
新境地を開いたのは納得、だし、そうくるか、とブラボーなのですが、自分の中ではロランス越えはならずでした。
しかし今回もとても素晴らしか
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.3

とてもとても美しかった。仕草の一つ一つ、質感、温度。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

登場人物の皆様、くすりともせず、真顔でシュールに物事をすらすらとやってのけます。その様子がある友人にそっくりで、終始ニヤニヤしながら見ていました。
スキーのシーンの疾走感は最高。そのシーンの終わりも最
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.1

極上の気まずさを、ひたすら味わえます。これをあるところで心地よいと感じている心の余裕とストリート感?をBBAになっても失いたくないと思いました。ジャームッシュ最高!!

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

最後の、おじさんのこの曲が聞こえないのかのシーンに、全てが凝縮されていた。グサリと刺されること多数
スピーディーに進んでいくのに、余白を味わえる余裕がある、ようなないような。この独特のまわし、ここでも
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.5

もうセリフがコッポラへのあれにしか聞こえなかった。スパイクジョーンズどこかに転がっていないでしょうか。かっこよすぎます。
「お箸からはじまり、テクノロジーは人間の感覚を拡張できるししてる」という話を聞
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