しめちくさんの映画レビュー・感想・評価

しめちく

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8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしも先日のハーフタイムショーでエミネムやっぱかっけー!!となり再鑑賞した組なのですが(笑)、やっぱりかっこよかった。

どうしようもない母親、夢を諦めるタイミング、差別受ける日々、何もかもうまくい
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画だけの話ではなく、少し触れただけで◯◯の作品だとわかる作風ってすごいなと常々思っているのですが、ウェスアンダーソンに関してはむしろ爆裂しすぎて体調が万全の状態で挑まないとめちゃくちゃ疲れます。万全>>続きを読む

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.0

アルルに移り住んだゴッホが、絵を描く場所を探して歩くシーンをセリフもなく音楽だけで流したり、病院でのテオとの再会シーンを絵画のように描いたりと、アート作品のような美しさをもった映画だった。
ゴッホの晩
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ある程度のところまではふーんて感じの内容でしたが、種明かしと翻訳家たちがエリックに通じない言語で作戦立てるところはめっちゃ緊迫感あってよかったです!でも中国語のイー、アル、はやっぱバレますよねえ…>>続きを読む

切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.7

容疑者の筆跡がたまたま見つかり、筆跡にかけたところ(別にそのつもりじゃなかったのがまた)たまたま犯人が見つかった…という感じだったので、科学捜査が発達していない頃の捜査って、どう確証を得るかがすごく難>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

歯車がひとつ外れ、ふたつ外れするたびにバンバン人が死んでいくし、およそ考え得る悪いことが次々と起きていくが、何につけてもそこにはちょっと笑いが含まれていて、「あーあ」みたいな感じになる。表現も直接的で>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの出方や、BGM、場面の見せ方など映画全体がアート作品のようだった。

芸術作品となることで出入国が自由にできるようになるが、オークションや個人売買などおよそ人権とは程遠い扱いをされる反面、五
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.4

ほぼおじさんの表情を眺めるシーンしかないのだが、なんだろう……なぜか真剣に見れた。途中ちょっとだけおじさん以外の人間も見たいよー!ともなったけど笑

作りがおもしろく、音声だけでこんなにもハラハラでき
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

見終わった後、ずっしりとした満足感を得られる作品でした。

オスカーのあの計算の緻密さ(子供ゆえの甘さなどはもちろんありますが)や、一つのことに没頭する姿勢は元々の性格もあるでしょうが、アスペルガーだ
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透明人間(2019年製作の映画)

3.4

エリザベスモスの表現の豊かさよ!!!となりました。精神的に追い詰められて焦点の合わなくなる顔がとても良かった。一部始終見ているので、彼女が本当のことを言っているというのは知っているのにも関わらず、あの>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.3

バッドトリップ感あってめっちゃ良きな作品。ストーリーといい音楽といい、ぬるぬる動く感といい、天才が集まって生まれた作品というのがとても良くわかります。
これを生み出した脳内がどうなっているのか本当に知
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

有名作品なので一度観ておこう、という感じで観ました。

どこを切り取っても絵になるような色鮮やかさが印象的。さすがキューブリックです。
これを観た頃やたらロボトミーに関する作品を漁っていたような…
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.7

主人公の奥さんへの愛情も本物だったのでしょうが、自分でない、他人へのあんな熱情をまざまざと見せつけられたらそりゃ出ていくでしょう。心ここに在らずがあからさますぎましたし。同性ならまだ声を大にして怒りを>>続きを読む

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014年製作の映画)

3.8

なんか急に観たくなったので観ましたが、かわいい!!4羽が4羽ともかわいい!そりゃマダガスカルからスピンオフが作られますよねって感じです。
モンスター化したみんなを元に戻すのに「とてつもないキュートさ」
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108時間(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

他の方がレビューでわたしの言いたいことを言ってくれているので特に言うこともないですが、あえて重ねて言うなら、108時間の断眠によって精神面でなにが起きるか?というテーマに対して序盤に答え出てるーーーっ>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0

公開前から楽しみにしており、劇場に観に行ったが、、全然ハマらなかった…

次の日には観たことを忘れるくらい個人的には実のない内容だったが、街中で叫ぶ子供の声や犬の鳴き声にはビクッとなった。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

何も考えずにぽや〜っと観れる優しい作品でした。

主人公は押されやすい弱気な性格ですが、好きなものを好きと言えるところはとても好印象。ゴールデンエイジと呼んで憧れる1920年代に留まることも出来たのに
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

起伏がなく、淡々と進むのにおもしろい。クリントイーストウッドのすごいところか…
淡々系結構好きなので良かったし事実が元なら納得できる。いらない誇張はしてないんだろうなと。

ただ、めっちゃイライラする
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.8

ずっと観たくてようやく鑑賞したが、わからんすぎて笑ってしまった。
でも考察読んでそんなに深いストーリーだったの…?!!とびっくり。

オリジナルは観たことがないので比較しようもないが、どうやら軸は元に
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.7

伏線もたくさん散りばめてあって、でも最後までどういうこと??と引き込まれる感じがとてもおもしろかった。
真相がわかるとああそうだったのか、と納得できるストーリー。

60.70年代のお洋服を着るアニャ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的に好きな暗さ、落ち着き具合だった。

事実が元になっているからか、大幅なストーリーの浮き沈みはなく、ただ、起きたこと、起きていることをたんたんと進めて行く感じがとても良い。
コリーの、罪を犯した
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

公開当時めちゃくちゃ話題になった記憶があるのですが観たことはなく、あれだけ話題になったからにはとんでもなく怖いんだろうなとワクワクして観たのですが、多分怖さではなくどういうこと?!の考察のしがいがある>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

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こんな不条理があっていいんですか。
こんな歴史をいつまで続けるんでしょうか。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.5

目の見えないおじいとのエンカウントの怖さ……ドッと疲れる上にみんなクソで救いようのない胸糞映画なので、観終わったあとに観る映画を考えていた方がいいです。何も考えずにポケーっと観れるやつとか…笑

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

ミステリーなのですが、ポップでコメディ要素もあり最後まで飽きずに観れました。EDも併せて全体的にオシャレな作品です。
ダニエルクレイグは007のイメージが強かったのでこういった役も違和感なく出来るんだ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.6

多感な思春期時代の出来事を、大人になって子供が産まれても覚えていられるって素敵なことだなと思う。
なんでもないけどなんでもなくない、小さな町しか知らない12歳の子供たちにとっては人生を変えるほどの2日
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.4

ガブリエルの出てき方が人間見下しまくりで最高でした。キャスティングがめちゃくちゃ良かった…全く敬う気のない敬語だったのも良かったです。

聖なるメリケンサックとダイナミック肺治療は是非観てもらいたいで
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

バットマン作品、メメントやインセプション、テネットなど観てきましたが、ノーラン作品のすごいところは、「なんかよくわからんけどおもしろい」だと思います。
インターステラーもまさにそうで、物理学の難しい部
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

海外のホラーは、いくらゾワゾワさせられても結局悪魔崇拝とか宗教に関するところに着地するので、今回もそれか……となったのは事実なのですが、それを踏まえてもとてもおもしろかったです。

物語の核であると思
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

初劇場でしたが、こんなにおもしろかったっけ…?!!!と驚きました。

テレビで初めて観て以来ずっと「少女の成長の物語」だと認識していたのですが、「壮大なラブストーリー」であることに気付いていなかったこ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

おもしろいなと思い最後まで観たが、あとで解説や考察を読むとわたしが思っていた以上に深い意味がある映画だった。

奴隷時代の綿花摘みから昨今の白人警官による暴力・死亡事故に至るまで、ありとあらゆるメタフ
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アス(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

夜中に家の前に立っているシーンや、手を繋いでラインのようにただ立ち尽くしている人々はゾクッとしたが、全体的に突っ込みどころが多いのでゲットアウトと比べるとコメディ感が強いなと感じてしまった(個人の感覚>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

あんまり深く考えずに観れるけど結局しっかり観てしまう系の映画。

わりと初めからぶっ飛んでいるので、コメディかと思いきや(というかコメディだけど)主人公と死体の不思議な友情物語だったりする。
散々ええ
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