ゆみこさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ゆみこ

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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.4

お酒飲みたい!やっぱり酒しか勝たん!!


と感じながら観ていたのも束の間、観終わる頃にはお酒がこわい。
お酒は諸刃の剣だなと改めて。
私もアル中ではないものの、酒癖が悪いので気をつけたい。

ラスト
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くじらびと(2021年製作の映画)

3.0

たしかに巨大な鯨に生身の人間が立ち向かっていく姿は衝撃的。
そして、さすが写真家が撮った作品だけあって映像も美しい。


しかし、ドキュメンタリーとしての構成に面白味を感じられなかったし、メッセージ性
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ダヴィドの死まではよくある恋愛映画の展開。
しかし、そこからの流れがガラッと変わる。

残された者の行き場のない感情の揺れ動きが映像にうまく落とし込まれていた。

墓の上で踊るアレックスの"どうにでも
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妖怪大戦争 ガーディアンズ(2021年製作の映画)

3.3

思ってたよりまともな作品で、三池崇史のクセも毒もない。

寺田心と弟役の子が終始かわいかった。

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.3

ほっこり、だけど考えさせられる。


高畑充希と林家喬太郎、大久保佳代子の掛け合いがコミカルで微笑ましい。

映画館を建て直すという目標のもとに奮闘する話、と言ってしまえば簡単だけれども、その裏にある
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作から一転、シュワちゃんが味方に。
そしてラストはまさかの感動路線。

前作よりもよりポップな印象で、ご都合主義感は否めないものの、交錯する展開が楽しい。

エドワード・ファーロングの美しさたるさ。
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

やっと見られた。

シュワちゃんは味方で、ヒーローだと思っていたので、敵でびっくり。
やはり筋肉がハンパない。

途中に明らかな作りものになるところも含め、技術の発展途上感に興奮。
話もわかりやすくて
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

佐々木がとても良かった。

ひょうきんなキャラとその裏にある闇の部分の演じ分けが素晴らしい。
佐々木という存在に展開を経るにつれて惹かれていく。
それに比例して、とても痛く、苦しくなる。

また、『ロ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

今までの細田守作品のいろいろない断片を感じた。
そこに魅力を感じつつも、やり口にマンネリを感じなくもない。

やはり映像表現の美しさは素晴らしく、スクリーンの中にぐいぐいと引き込んでくる。
VRゴーグ
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あの頃。(2021年製作の映画)

1.0

陳腐。なにもかもが陳腐。
共感性羞恥を常に感じてきつかった。

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.6

遊園地のお化け屋敷のようなアトラクション的楽しさ。
観た後はどっと疲れた。

塚本作品特有の地を這うような高速カメラ移動が活きていた。
90年代初頭の邦画の淡い雰囲気がムンムンしていてよかった。
緊張
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最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

3.9

おもしろかった。


ジャケットの写真からオチはわかりきっていたが、展開が早く、セリフにもユーモアが溢れていて楽しめた。

バチバチに決まった構図がかっこよく、また、挟み込まれる素っ頓狂な演出もおかし
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

原題『Girl,Interrupted』に考えさせられる。

病理、病気との向き合い方、治療法、精神病院のやり方。
なにが正解かなんてもちろん私にはわからない。
ただ、"Interrupted"という
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

過剰過剰過剰な演出が気持ちいい。

ここまでやりすぎな作品はなかなかない。でもそれがいい。
妄想をそのまま映像化したような派手な音楽の使い方、キメッキメのユーモア、撃ち抜かれるようなショット。
お腹い
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.6

好き勝手やって楽しそう。
享楽の先にある終結が見事。

本を出版する、という課題に対しても、ひたすら楽しみながら取り組んでいたのが良い。
人生楽しんだもん勝ち、を全力で体現した作品。

なによりハーモ
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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.2

展開もわかりやすく明快で、サラッと鑑賞することができた。

ライトに描かれている分、一人一人の掘り下げに不足を感じる部分も多かった。
また、水球の試合やスポーツに対する熱量をあまりを感じなかったりこと
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47歳 人生のステータス(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

SNSの普及によって、他人に対しての嫉妬や羨望を感じる機会が増えた人は多いと思う。

この作品の主人公もその一人で、他人と自分を比較しては悩み、自分をよく見せようと必死に踠く。
周りの人々を巻き込みな
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

予備知識が一切無い状態で鑑賞。

最初こそこの作品の観方に戸惑ったが、その完成度の高さに一気に惹き込まれた。
芸術性はもちろんのこと、その一体感やエンターテイメント性に興奮した。

トーキングヘッズ時
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.4

思ったより怖かった。

『激突』のように、ひたすら道路上で追いかけられる話かと思いきや想像以上にグロサイコ。びっくりした。

ただ、内容が壮絶だった分、注意喚起映画としての意義を大きく感じた。

映画
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.6

いちいちスタイリッシュ。

もちろんこれは褒め言葉で、演出や編集、魅せ方の隅々までこだわりを感じ、そのオーバー加減がたまらない。

序盤こそ、登場人物の多さとごたごた具合に振り落とされそうになったが、
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

1.6

ドラマ版は未見だが、それを踏まえても、面白さが一切分からなかった。
小ネタ、パロディ、ストーリー、なにもかもが肌に合わなかった。

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.9

ノれなかった。
序盤でノれないと、最後の最後まで置いてけぼりくらう作品。
凄く疲れているとき、もしくはアルコールが入っているときだったら楽しめたかもしれない。
なにを見せられてるんだろう、と客観的に考
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.5

そこで終わるのか。
こういう終わり方か。

原作に基づいたものだから仕方ないとは言え、ぶん投げられた感じというか、突き放された感じが否めない。
もう少し最後を丁寧に描いて欲しかった。

『ヤクザと家族
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コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

4.5

恐縮です!

冒頭の髪を切るカットで一気に引き込まれる。
バチバチに交錯するモンタージュに魅了されていく。

睨む裕也、キレる裕也、おニャン子にデレッデレの裕也。
棒演技の内田裕也の中にある細かな表情
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翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

4.2

バッチバチにキマってる。

冒頭から最後まで、映像に無駄がない。
撮り方だけでなく、角度や配置など、細かなところにまでこだわりを感じた。
好きな画が詰まっていて、宝箱のような作品だと感じた。
そして、
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.4

自分も何にでも"YES"と答えてみたくなる。
YESと言わなければなにも始まらないもんね。

ジム・キャリーとズーイー・デシャネルの組み合わせや世界観、登場人物たちがポップでかわいらしい。
随所に笑い
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.3

展開も早く、サクッと観られたのが良かった。

カリフォルニアの温暖な空気感と色合い、ゆるい世界観が心地良い。
笑いあり、少しの涙あり、適度な伏線回収もありで肩の力を抜いて楽しめる。
ただ、それゆえに内
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スタイルウォーズ(1983年製作の映画)

3.6

グラフィティカルチャーの真の目的は、社会への反抗でも世間への抵抗でもなく、ただ一つ、自己を誇示することであったのだ。

この作品は、グラフィティ、ブレイキン、HIPHOPの萌芽をありありと映し出してい
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ミツコ感覚(2011年製作の映画)

2.8

演劇を見ているかのようなわざとらしい話し方や所作と登場人物や設定が突飛で、独特の雰囲気がある。
その妙なぎこちなさが徐々にまとまっていくよう。

深層心理や嘘、疑念が絡み合って創り出された空想のような
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.3

苦手だった。

共感性羞恥が発動し、逃げ出したくなった。
観賞後は誰かを殴りたくなった。

苦手だったのは、その固有名詞の出し方。
この名前を、作品を出しとけばいいだろう、って感じでそのものに対する愛
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

自分の普通じゃない部分を愛そうと思えた。

カラッとした明るい雰囲気なのが良かった。
内容も明快で尺もちょうど良く無駄がない。
音楽もわかりやすく、ポップなのも好印象。

そして、登場人物が全員適役で
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生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言(1985年製作の映画)

4.0

画の強さ。
カット割がバチバチに決まっていて心地が良いのと、長回しも最高。
そして、幻想的な部分も相まって不思議な魅力があった。


原田芳雄と倍賞美津子のかっこよさに痺れる。

スタア誕生(1937年製作の映画)

3.5

起承転結がはっきりとしていて、展開に無駄がない。
カラーということもあり、古臭さを感じずに楽しむことができた。


リメイク版は2018年のものしか観ていないが、大まかな展開は同じだった。
2018年
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

切ない。
どこまでも不条理。
ラストシーンの2人の後ろ姿が泣かせる。

素人を起用したというのも、リアリティを感じさせる上でとても効果的で、ブルーノの純粋な瞳が余計に悲しかった。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.8

衝撃、衝撃の連続のあとに爆発的な衝撃。

この奥崎謙三という人物は、明らかに"ヤバイ"人物ではあるのだけれども、この作品を観進めていくうちに意外とまともな人なのではないかと思えてくる。

この作品の重
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