ゆみこさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ゆみこ

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私は確信する(2018年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

いろいろと理路整然としない部分が多く、話にうまく入り込めなかった。

まず、主人公がなぜここまでこの事件に入れ込むのかがわからないし、何か理由があるのかと思いきや別段何もなかったのももやもやする。
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

3.4

脈絡も無く、映像を切り貼りしているだけなのだけれども、たまに出てくるバチバチにキマったシーンが気持ちいい。

ただ、暗闇にバイクのヘッドライトが流れている様を見ているだけでなんかいい。
そこに流れる音
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

監督や役者、撮影で映画を選ぶことはあっても音楽担当者を基準に観る作品を選ぶことは今までなかった。
しかし、この作品を観て、音楽で映画を選んでみるのもいいなと思った。

映画における音楽の効果を、作曲家
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

5.0

超おもしろい。

この映画を映画館で観ることができて本当に良かった。


映画の"音"を、時代背景や技術を踏まえていろいろな角度から知ることができた。

作中に数多くの映画がメドレーのように怒涛の如く
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たまの映画(2010年製作の映画)

3.3

柳原さんはいつ出てくるのだろうかと期待していたが、結局最後まで出てくることはなかった。

彼の何を知っているでもないが、"らしいな"と思った。
たまのメンバーそれぞれが違った趣向や意見を持ちながらも、
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神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

3.6

どこまでも自由で、皆が享楽的。

機械的な動きがクセになる。
それに合わさる音楽のチョイスもよそよそしく、ポルノ映画ではあるが、エロさは感じられない。

ワンピース、花、塗りつぶされた眼鏡。
"赤"が
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.4

ダニエルの家族がわりと冷静だったり、人質とIS以外の人々が淡々としていたのが現実的だった。
過度な音楽や演出を用いていないのも、そのリアルさを引き立たせていた。

ただ、自業自得だし、自分勝手な行動に
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おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!(1986年製作の映画)

3.5

おニャン子ファンとしては大満足。

おニャン子自体のドキュメンタリーのように、コンサートや彼女たちの裏側をたっぷり観られた。
その裏でちょこちょこ話が進んでいるだけで、おニャン子のメンバーの演技シーン
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

3.3

テンポが良く、単純明快で楽しめた。
ややご都合主義的で強引、フェミニズムも感じたが、まぁハッピーなのでいいでしょう。

夢に向かって挑戦することが許されていること、夢を仕事にできていることが素晴らしい
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

3.2

ストーリーは結構ありがちで、展開も読める。
王道な感動系。

ザルードのキャラデザがこわい。
セレビィって紫だったっけ?
黄緑のイメージだった。

ヨクバリスがとってもかわいくて癒された。

Endless Waltz エンドレス・ワルツ(1995年製作の映画)

3.6

完全にボーダーの共依存物語なんだけれども退廃で儚くて綺麗だと感じた。

町田町蔵と広田レオナの雰囲気も合っていて素敵。

パンツの穴(1984年製作の映画)

4.0

ひっちゃかめっちゃかお祭り騒ぎでハッピーなのが最高。

主演の山本陽一が、かわいいしポップで愛せる。
矢野有美もとてもキュート。

劇中の音楽も爽やかで素敵。
くだらないけど、こういうの大好き。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

ファーストカットで板尾創路が殺されていた場面を目の当たりにしたとき、全てを察した。
そして、その推察が正しいものだとわかっていくに連れ、とてつもない嫌悪が襲う。

刺されたナイフを捻られるように傷口を
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

綾野剛、日に日に凄い役者になっていく。
瞳で魅せる演技に惹き込まれる。

時代の変遷や、展開にやや引っかかるものがあったが、"ヤクザ"映画の新たな視点として見応えがあった。
映像の撮り方も、随所で細か
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

のんがひたすらかわいい映画。


瞳なんかキラキラうるうるしちゃって、透明感はんぱないし、同い年だが全く感情移入はできない。

しかし、のんは何をしてても絵になるし、このようなのんのプロモーションビデ
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.0

どんなにツイてなくても、特別なことが起きなくても、日常の中に幸せを見出す。

それが伝えたかったことなのだろうけれど、この作品のノリが合わず、やや退屈に感じられた。


チャンシル、レスリーチャン、大
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.4

ぐいっぐい来るねぇ〜〜

でも私がミュージカル映画に求めるものは、この強引さ。
元気を押し売られて押し売られていくうちに、なんだか本当に元気になってくる。


演劇ネタや海外ネタがところどころにあった
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

3.8

後味悪い。


内容に共感やリアルは感じないが、とてもセンセーショナル。

また、映像や音楽にある"ハズシ"に美学を感じた。

少年達のバカ騒ぎの中で流れるクラシックや、ストリートの雑踏の中のアコーデ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

私は兼ねてから、
"映画の中で映画を撮る映画にハズレはない"論
を展開してきたが、この作品も例に漏れず。
ある意味姑息なやり方だよなあ。


不穏、不穏&不穏で精神がガツガツと削られていく。
下手なホ
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.3

衝撃の結末!という喧伝を多用しすぎていたため、疑い深く作品を観てしまう。
そのため、序盤で展開が読めてしまった。

展開の早さと伏線回収は観ていて気持ちよいが、中村アンの演技が鼻につき、あまり乗れず。
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

忘れかけていた。
とても大事なことを思い出させてくれてありがとう。


競争社会で磨耗されていくうちに、自分の存在価値や生きる意味を探して続けて踠き苦しんでいる自分のその呪縛を優しく解いてくれた。
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

2.7

怖い。
これはプロパガンダ。

絵本、そして、アニメ映画。
子どもを対象にしているところが狡猾で、ある意味やっていることは洗脳。
辿々しくぶつ切りのストーリーの中に散りばめられる啓蒙。

映像自体は綺
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.7

素敵な作品。

階級についてを描きながらも、クローズされるのは、女としての生き方、家族の在り方、夫婦の形や友情について。
その描き方が良かった。

女と女が出てくれば、それぞれを嫉妬や羨望、比較や競争
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フリー・ライド(1915年製作の映画)

3.4

現代のアダルトビデオにも通ずる設定、撮り方。
しっかりエロい。

大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.4

富山弁がきつくて所々何を言っているかわからなかったが、楽しめた。

話としてのまとまりはあったが、笑いどころなのかよくわからないところが多くもやもや。

また、井上真央のクールで無口、知的なキャラクタ
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

4.3

散文的な言葉と画から紐解かれる人生とその苦辛。

生きることの孤独と絶望を提起しつつも、そこから導かれる人生の賛美に安堵する。


悠長な映像の美しさにただただ圧倒されるばかり。
雑多に流れる音楽や示
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100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.0

シンプルライフを始めるきっかけとその帰結にいまいち乗れなかった。

散らかすだけ散らかして、最後はうまくまとめようとはしていたんだけども浅はかな印象。

作中のノリにもあまりついていけなかった。

また、あなたとブッククラブで(2018年製作の映画)

3.5

いくつになっても女は女である。

マダムたちが楽しそうでいきいきとしていて、こちらまで明るく微笑ましい気分になった。
ドラマを観るように、軽い気持ちで観ることができた。


歳を取っても恋をして、女友
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.6

サイコショタに拍手!


びっくり系が苦手なので序盤は少しきつかったが、後半からの怒涛の展開に興奮。
テンポの速さと二転三転する展開に瞠目。


主役の男の子のサイコっぷりが最高。
かわいくあどけない
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.4

話こそ革命思想に満ち溢れていて、物語としての面白さには欠けていた。
しかし、その画の力にぐんぐん引き込まれる。

特に、「オデッサの階段」は凄まじかった。
人の暴力と撮り方。
気圧される。

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.4

実写版とは細かな設定や展開が異なり、違う作品として楽しむことができた。

より感動路線、泣かせ路線に走っていることにより、一般受けはいいと思う。

声も違和感なく、心なしか池脇千鶴のジョゼを思い出す雰
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大列車強盗(1903年製作の映画)

3.4

話自体は単純で、面白いかと言われるとそうでもない。

しかし、縦の構図だったり、並行描写、パン撮影、クローズアップなどといった現代に通じる映画の撮り方が駆使されていて見応えがある。

モノクロというこ
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脳天パラダイス(2019年製作の映画)

3.5

申し訳ないが、語ることを放棄させていただきたい。

それくらいに乱雑で混沌とした作品だった。
しかし、私はこういう作品は嫌いになれない。好きだ。


インディーズの自主制作作品ではこういった破茶滅茶な
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.5

初 ロイ・アンダーソン。

観る前に想像していた"映画"との乖離に拍子抜けしたが、その"映像''の、"画"の美しさに引き込まれる。


断片的に日常を切り取ったような、統一性もオチもない映像。
その平
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

3.4

話がわかりやすくて観易かった。

起承転結の明確さとテンポの良さで飽きることなく楽しめた。


ただ、タイトルにもある"歌声"を聴くことができる場面が少なかったように感じる。
もっと歌声を印象的に使っ
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