しもふりさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

しもふり

しもふり

映画(1046)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

その男ゾルバ(1964年製作の映画)

5.0

Zorba the Greek

イギリス人の若造がギリシャの現地人ゾルバと共に炭鉱再開を目指す映画
絶景を切り取った美しい撮影とは対照的に嫉妬と欲望にまみれた村人たちが実に醜い
バイタリティの塊ゾル
>>続きを読む

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

5.0

Fiddler on the Roof

馴染みの薄いユダヤ文化や東欧風の楽曲等他のミュージカルと一線を画す名作
逆光線にバイオリン弾きのシルエット+タイトルのOPが最高

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

5.0

The Current War

エジソンvsウェスティングハウス・テスラによる電流戦争の顛末を描いた、邦題いまいち映画
カンバーバッチとマイケルシャノンの演技合戦が見どころ
ウェスティングハウスの功
>>続きを読む

モダーンズ(1988年製作の映画)

4.0

The Moderns

1920年代パリが舞台の失われた世代ものかつファムファタールを巡るノワール
ボクシングで主人公に蹴りを入れたりコレクションの絵画が贋作である事を指摘されて暴れたり成金役ジョン
>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

5.0

Batman

クセ強のキャスト、ミニチュアやマットペイントを活かした美術、ダニーエルフマンとプリンスの音楽等見所しかないティムバートン印の傑作

街の野獣(1950年製作の映画)

4.0

Night and the City

山師ファビアンがプロレス興行の為のアコギな振る舞いで破滅して行くノワール
アクの塊リチャードウィドマークの存在感が抜群

ある日どこかで(1980年製作の映画)

5.0

Somewhere in Time

1912年を再現した美術と淡く幻想的な撮影、優しい劇伴が印象的
何の道具も使わず、念じる事でタイムトラベルする画期的な設定のSF
グレースの写真の微笑みがリチャー
>>続きを読む

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

5.0

Vanishing Point

ベトナム帰りで元レーサーで元警官の男コワルスキーが、警察に追われながらダッジチャレンジャーで爆走するニューシネマ
会ったこともないコワルスキーを励ますファンキーな盲目
>>続きを読む

ジーザスキャンプ 〜アメリカを動かすキリスト教原理主義〜(2006年製作の映画)

5.0

Jesus Camp

キリスト教福音派のおぞましい洗脳を赤裸々に描いたドキュメンタリー
集会でブッシュ大統領(のパネル)を崇めたり政教分離クソ喰らえなアメリカの現実が興味深い

主婦マリーがしたこと(1988年製作の映画)

5.0

Une affaire de femmes

闇で堕胎を行いギロチン処刑された女性の実話を元にした映画
とにかく美しいイザベルユペールと戦争帰りの寝取られ夫フランソワクリュゼが印象的

クルーレス(1995年製作の映画)

5.0

Clueless

ジェーンオースティンのエマを翻案し、衣装や楽曲に90'sの魅力を詰め込んだ青春映画
コロコロ表情の変わるアリシアシルヴァーストーンを見ているだけで楽しい

ザ・ハント(2020年製作の映画)

5.0

The Hunt

ポリコレをおちょくる人間狩りブラックコメディ
映画的な美男美女が即殺されたり主人公が確定しない序盤が特に楽しい
後ろ姿しか映らなかったヒラリースワンクの満を持しての顔出しシーンが印
>>続きを読む

さすらいのガンマン(1966年製作の映画)

5.0

Navajo Joe

ダンカン率いる盗賊団に妻を殺されたナバホジョーが、たった一人で復讐を図るマカロニウエスタン
ナバホジョーの名を連呼するモリコーネによるテーマ曲が印象的

めまい(1958年製作の映画)

5.0

Vertigo

変態ヒッチコックの歪んだ女性観が炸裂した傑作
後世に影響を与えた撮影技術とバーナードハーマンの楽曲、穴だらけのミステリーが印象的

狂った果実(1956年製作の映画)

5.0

兄(石原裕次郎)の弟(津川雅彦)に対するホモホモしい感情が引き起こす悲劇
ボート周囲を旋回→突撃のラストが印象的

いとこ同志(1959年製作の映画)

5.0

Les Cousins

主人公が一目惚れした女性を従兄弟に寝取られ、二人が同じ部屋で同棲を始めた結果勉強に身が入らず落第して最後に誤射死する映画
陽キャの従兄弟ポールのネットリした視線が印象的

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

5.0

Ready or Not

変わった富豪一家に嫁いだヒロインが死のゲームに強制参加させられるブラックコメディ
ラスト10分の爽快すぎるカマしっぷりに爆笑
かくれんぼの歌が耳に残る名曲かつ大切な舞台装置

若き勇者たち(1984年製作の映画)

4.0

Red Dawn

突如街を占拠した共産軍を相手に若き勇者たちがゲリラ戦を仕掛ける、ジョンミリアスらしい映画
撮影中から犬猿の仲だったパトリックとジェニファーが後にダーティダンシングで大ブレイクするき
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

Minding the Gap

歪な男らしさや貧困などの問題を、監督含むスケートボード仲間三人に数年間密着して描くドキュメンタリー
何枚か映る街中に実在するメッセージ性あふれる看板が印象的
ザックの
>>続きを読む

ステップフォード・ワイフ(1975年製作の映画)

5.0

The Stepford Wives

閑静な住宅街ステップフォードに越してきた妻が、街を彩る理想の妻たちと男性協会なる団体との関連を探るスリラー
友人が人間か確かめる為に躊躇なく腹を刺す主人公が怖い
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

5.0

Les Misérables

スパイクリー絶賛も頷けるバンリュー映画の傑作
イッサが火炎瓶を投げるのか投げないのか、エモーションの最高潮で終わらせるEDが印象的

地獄の英雄(1951年製作の映画)

5.0

Ace in the Hole

都落ちした鼻つまみ者の新聞記者が、たまたま遭遇した落盤事故を利用して現場を牛耳る英雄に成り上がる映画

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

Mid90s

仲間内でイキる男子特有のあの感じが非常にリアル
日々のルサンチマンを主人公相手に発散する兄貴、チヤホヤされる主人公に嫉妬する友人ルーベン等愛すべきボンクラの目白押し
フォースグレードが
>>続きを読む

白衣の男(1951年製作の映画)

4.0

The Man in the White Suit

究極の繊維を開発し世間に知らしめたい男vs何とかしてそれを防ぎたい繊維業界の重鎮その他大勢の追っかけっこを描くコメディ
やたら軽快な音を奏でる実験
>>続きを読む

太陽の季節(1956年製作の映画)

4.0

あまりに放埒な主人公たちが高校生である事、石原裕次郎が脇役である事、岡田眞澄が美形すぎる事に驚き

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

5.0

The Babadook

シングルマザーと幼い息子が社会的に追い詰められていく過程が厭すぎる
終盤のホームアローン的展開はちょっと可笑しい

アダプテーション(2002年製作の映画)

5.0

Adaptation

薄毛で小太りのニコラスケイジが画面に二人いる時点で面白い
現実的な作風の主人公が嫌いな要素(セックス、殺人、カーチェイス)が盛り沢山の怒涛の終盤が印象的
主人公が臆して取材対象
>>続きを読む

ジェラシー(1979年製作の映画)

5.0

Bad Timing

奔放なテレサラッセルとそれに辟易しつつも魅力に抗えないアートガーファンクルの恋愛映画
主人公がフロイト精神分析講師でクリムトやシーレの絵画が頻出する、ウィーンの香り漂う一作
>>続きを読む

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

5.0

Hearts of Darkness:A Filmmaker's Apocalypse

238日に及ぶ撮影期間中の信じ難いエピソードに満ちた実録ドキュメンタリー

サンダーロード(2018年製作の映画)

5.0

Thunder Road

不器用で癇癪持ちだけど憎めないダメ警官ジムの心温まるオフビートコメディ
OPの葬儀から空回る娘への愛情まで実にいたたまれない

コード・アンノウン(2000年製作の映画)

4.0

Code inconnu: Récit incomplet de divers voyages
Code Unknown

仕事、出自、家庭環境など其々に苦悩する人たちの群像劇
エンディングで鳴り響く
>>続きを読む

最後の誘惑(1988年製作の映画)

5.0

The Last Temptation of Christ

悪魔に幸せな人生の幻を見せられた十字架の上のイエスが、ユダの一喝で神の子として死ぬ決心をする終盤が興味深い

LOFT 完全なる嘘(トリック)(2010年製作の映画)

4.0

Loft

5人の男が共有するロフトで女性の死体が見つかり右往左往するベルギー映画のリメイク
チンコ脳マティアスのクズさと出歯亀ロブのキモさが印象的