しんごさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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そばかす(2022年製作の映画)

3.8

多様性について考えさせられる作品。LGBTにQが加わったのは知っていたけど、I(「インターセックス」生まれつき男女両方の身体的特徴を持つ人)と、A(「アセクシュアル」誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

4.7

原作→映画だとがっかりさせられる事の方が多いけど、この作品は違った。個人的にはよくまとめられていると思った。

原作者は学校の先生で、若い世代に戦争や特攻の事を知って欲しいという思いで、この作品を書か
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.8

トットちゃんの輝き、子どもの頃を思い出させてくれるストーリー、親が子どもを見る視線、よき恩師との出会い、全てが良かった。

バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.4

日本でいう小中高生時代に、スポーツに限らず何かに打ち込むことはすばらしい。学生時の限られた時間を何に投資するか。学生である時にはその貴重さに気づいていないのがもどかしい。「バレエボーイ」たちの費やした>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

台詞がなくても「影」を効果的に使って心情を表現する作品。アメリカの銃規制が進むことを願います。

彼方に(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

幸福なひとときから失意のどん底まで突き落とされる主人公。
ライドシェアのドライバーとして、乗客たちの些細なやり取りを見る目は、大切な人を失った人だからこそ見える当たり前の幸せ。当たり前のことに感謝しな
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

3.2

初ウォン・カーウェイ監督作品。「メットガラ」というファッションイベントを企画するキュレーターのドキュメンタリー。当然のことながら衣装が芸術的。
原田マハさんの小説を読んでから知ったキュレーターという職
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

理論的には実現可能という『ジュラシックパーク』。「遺伝子操作」の倫理上の問題をクリアすれば、どこかに作って欲しいな。もっと安全性を保証してから…。

ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.8

惜しまれつつ閉館となった、渋谷の伝説のミニシアター「シネマライズ」で、「マサラ映画」の先駆けとなったこの作品。このシアターで話題になった『アメリ』から続けて鑑賞。
インド映画初心者(『RRR』から二作
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アメリ(2001年製作の映画)

4.4

伝説のミニシアター系作品。どのカットを取っても美しい映像。お洒落なBGM。つかみどころのない展開で、評価は分かれるかもしれないが、それ故に何度でも観られる。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.2

壮大なミュージックビデオのような作品。キューバという国の「におい」まで伝わってくるようなドキュメンタリー。出演しているおじいちゃんたちがとにかくカッコいい。








『18歳までに子どもにみせ
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.6

気持ちの半分では「こんなのあり得ないよね」と思いながら、もう半分では「こんな世界は来ない!とは言い切れない…。」と思って観ていた。
ノード(頭につけ勉強する機械)があれば、生身の先生はいらないし、学校
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グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

4.1

この作品を「自分一人くらいが頑張ったところで何も変わらない」と思っている人たちに観てもらいたい。
「環境」を考えることはとても大切。ただ「経済」や「便利さ」などと、どこまで折り合いをつけられるか?どこ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

「現実世界」と「仮想世界」。夢のような作品だけど、もうこの世界は現在にあるんだと思うと不思議な感覚。どうしても自分に自信が持てない人がいて、もし仮想空間でなら自分の才能を発揮できるとしたら、そんな世界>>続きを読む

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方(2014年製作の映画)

3.2

村の子どもたちが力を合わせ、施設に入れられたお年寄りたちを救出するストーリー。子どもたちもすごいけど、ハナグマがもっとすごい…。








『18歳までに子どもにみせたい映画100』No.022

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

『女王陛下のお気に入り』のような「貴族の華やかな暮らしぶりテイスト」かなぁと思って観たらとんでもなかった!(賛否分かれるかも。)エマ・ストーンの演技に脱帽。ヨルゴス・ランティモス監督の映像美と、(シー>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.9

「ブッ飛んでる」の一言に尽きるcoolな作品。数年前に職場の同僚(ギタリスト)から「是非、観てほしい‼︎」とDVDを借りた以来の視聴。何度観てもおもしろいし、エネルギーをもらえる。デューイの「教育」は>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

初ヨルゴス・ランティモス作品。イギリスの宮廷を舞台にしているだけあって、音楽と映像が重厚。章立てされており、御伽噺のよう。源氏物語でも、大奥でも見られる「権力に気に入られるための戦い」。世界共通で恐ろ>>続きを読む

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.3

二人が浜辺で「シーグラス(ガラスが割れて角が取れて丸くなった石)」を探すシーンが印象的だった。「ガラスもここまで削れたら誰も傷つけない」「傷ついたことがある人は優しくなれる」。過去に負った傷は時間が癒>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

5.0

「1」だけでも十分にストーリーとして確立されているのだけれど、「2」と「3」を加えた「三部作」として、BTTFが完結しているのだと改めて思った。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

5.0

この三部作の「2」と「3」は、元々一本の作品だったのが、長くなり過ぎてしまい、分かりやすく「未来の2」と「(もっと)過去の3」となったそう。そのため、「2」の最後は中途半端な感じが否めないが、それでも>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

この作品を何度観ただろう。何度観ても飽きないし、ワクワクする。自分の中では「殿堂入り」の作品。







『18歳までに子どもにみせたい映画100』No.014

Away(2019年製作の映画)

3.8

ラトビアのクリエーター、ギンツ・ジルバロディスさんが3年半かけて1人で作った作品。約80分セリフなし。(効果音とBGMはある。)幻想的な世界観や、映像の美しさに、ついつい見入ってしまう。





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とんでもない計画/計画から出た地獄(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

因果応報…。人は騙せても、動物たちは騙せないよね…。

春のしくみ(2010年製作の映画)

3.9

独特の世界観に引き込まれた。アニメのタッチ、音はあるけど台詞がないショートフィルム。和田淳さんのホームページには、この作品以外のショートフィルムも載せてくださっていた。





『18歳までに子ども
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.1

元々は演劇だったものを映画化した作品。「偶然見つけたタイムマシンを利用して壊れたクーラーのリモコンを取り戻す!」という「スケールの小ささ」がおもしろ過ぎる!何度も笑わせていただきました。>>続きを読む

ブルークラッシュ(2002年製作の映画)

4.0

CGではなく「リアルな波」の映像が大迫力!サーフィンの魅力を描くだけでなく、きちんと恐怖も描いていた。音楽もCOOL!少し「プリティ・ウーマン」要素も入っていたかな⁈





『18歳までに子どもに
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

3.8

スケートボードの創成期を知ることができた。水不足の年→空のプール→そこでスケボー。音楽もスケボーもカッコよかった。ただ暴力シーンも少しあり、そこは少し辛かった。




『18歳までに子どもにみせたい
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僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.(2011年製作の映画)

4.0

作品中の一場面でもあったが、立派な事を考えて何もしない人よりも、「偽善者」と言われても行動する人の方が尊い。今の大学生にもぜひ観てもらいたい作品でした。

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

3.8

40年前のLIVEとは思えないほど今見ても色褪せない。カッコいいアーティストを名監督(『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督)が撮ると、こうなるのだろう。
4Kレストアで限定公開されるようだけど、劇場
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奇跡(2011年製作の映画)

4.0

『怪物』でも感じだが、是枝監督は「子どもたち」の姿や目線を、すごく丁寧に撮る監督さんだなぁとつくづく思う。橋本環奈さんの「原石っぽさ」もよかった。子どもたちの冒険を、そっとサポートしてくれる大人たちに>>続きを読む

フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.3

大好きな作家、伊坂幸太郎さんの映画化作品。原作は、かなり前に読んだと思うけど微かな記憶。ラスト5分の伏線回収、お見事!
当人が意図しないであろう人や作品との出逢いが、「世界を救う」事に繋がる。(かもし
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Wonder ワンダー(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

エンドロール後の「自分らしく生きる子どもたちへ捧ぐ」のメッセージに勇気をもらえた。
日本でもLGBTQの出現率は5〜8%。(9.7%という説もある。)分かりやすく表現すると、日本で多い苗字の鈴木さん、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.3

「歌×映画」はやっぱり元気をもらえる!
そしてこの作品はめちゃめちゃ笑わせてくれた。(作品中の狂児さんと同業者かな?という見た目の)隣の座席の人もゲラゲラ笑っていた。原作未読でしたが充分楽しめました。

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.2

1960年代のアメリカが舞台。この時代はまだまだ「人種差別」をされていることが伺える。主人公のトレイシーは少しぽっちゃりしている女の子。トレイシーのママ(なんとトラボルタ!)もぽっちゃりしており、ママ>>続きを読む

アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー(2014年製作の映画)

4.0

本当に素敵でカッコいい94歳。作品の中でのインタビューでは、アイリスの哲学が随所に散りばめられている。「毎日無難なことを繰り返すくらいなら、いっそ何もしなきゃいい」「(アイリスが人のファッションセンス>>続きを読む