深獣九さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ファンタズム(1979年製作の映画)

3.5

古き良きホラー映画。夢と現が交錯し、得体のしれない相手に怯え、少年は謎を突き止めようと勇気を振り絞り、銀の玉に襲われ血を吹き出し、落とし穴におびき寄せ頭上から落石攻撃。盛り沢山だ。両親を事故で亡くした>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.0

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悲しい。悲しさしか残らない。

本作は、実話をもとにした小説の映画化とのこと。
ジャンルはホラーやサスペンスだが、そうとは思えない。確かにフリッツは人を殺しているし、暴力や解体シーンもある。だが、それ
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.5

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やだなー
あーやだやだ
だから心霊スポットなんか
行っちゃだめなんだよ
こうなるんだよ
しかもやらせを仕込むだなんて
罰が当たって当然だよ
おれ絶対行かないよ
行かないって……

これは映画の形をした
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.5

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告白します。かなり好き😊

端的に言えば、死んだ娘を蘇らそうと悪魔に魂を売った医者のせいで、病院が異界と化し町の人が巻き込まれる話。
人間関係、終幕も含めかなり難解だったが、ごちゃごちゃ語らず、シンプ
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積むさおり(2019年製作の映画)

4.0

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4
黒沢ねえさんあっぱれである。
いつみてもいい芝居。
愛してます😍

結婚5周年を迎えようとしている、バツイチ同士の夫婦。妻は夫の粗野な振る舞いに悩まされ、体調に異変をきたす。耐えかねた妻は……。
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ライフ(2017年製作の映画)

3.5

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SFホラー久しぶり!🌍👽🚀
定石通りで楽しめたー💙

火星探査機が、宇宙ステーションへ持ち帰った生命体。実験は成功し、生命体は見事息を吹き返した。喜びに湧く研究チームと地球人類。生命体は「カルビン」と
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バカ昔ばなし(2011年製作の映画)

3.5

【名言集】
スナックに必ずひとりはいる山ちゃん
エアーごはん
金玉は神様の贈り物
金玉の在庫がない
屋根も壁もない家
ナウシカじゃー!
森公美子の家で出される料理のように美味しかった
婆さんがなりたい
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.0

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不完全燃焼。
なぜなら、ブラインドマン(ジジイ)もロッキーも、それぞれ悪い奴であり悲しい境遇であるから。
どちらにも肩入れしてしまう。私の気持ちはどっちつかずの宙ぶらりん。

犬は殺されないし
レイプ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

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難解系ゾンビ映画。
いや、これゾンビ出てくるけど、もしかしてゾンビ映画ではない?

物語は、センターヴィルという片田舎で起きた、ゾンビ大量発生の右往左往が描かれたもの。
とはいえ、お約束のゾンビ対人類
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.5

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うわー、すごいもん観てしまったな。

言わずとしれた大林宣彦監督のデビュー作。
明るく楽しい、ポップなホラーコメディ。
怖くないお化け屋敷。

内容は、化け物屋敷で少女たちが犠牲になるという、単純明快
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初恋(2020年製作の映画)

4.0

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あらかじめ申し上げるが、これはバイオレンスの皮をかぶったコメディ映画である。
えー? 想像してたのとぜんぜん違うんだけど。
逆に、めちゃめちゃ面白かった😆

天涯孤独で冷めた性格のボクサー葛城レオが、
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

マーベル作品って、気軽に観られてそれなりにエキサイティングだから、TV放送にはうってつけな気がする。
ところで、ヴェノムってヴィランだよね? 『スパイダーマン』観てないのでわからないけど、いいやつじゃ
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

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一言で言うならば「最高(サイコ)!ゴアマン😆」。
いや、ダジャレと言うなかれ、本編も最高にベタベタなのだ🤭
ジャンルは特撮コメディであろう。PG(サイコ・ゴアマンのあだ名)を始め、敵役(どちらが敵なの
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マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)

3.0

あれ? これ、アメリカ版の『世にも奇妙な物語』じゃん。
と思ったら『Masters of Horror』というテレビシリーズの映画版だった。
ホラーのオムニバスと言えば『クリープショー』や『トワイライ
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マーターズ(2007年製作の映画)

4.0

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虐待を楽しむ映画? いやいやもうちょっと深いぞ。

簡単に言えば、少女時代に誘拐・監禁・虐待された少女リュシーの復讐譚。
だが、超常現象や自傷行為、一家惨殺、死体写真など衝撃映像で満ち溢れ、ミステリー
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ゾンビ・ファイト・クラブ(2014年製作の映画)

3.5

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まず、冒頭から「生き残ったのはゾンビだけ」って意味不明すぎる。ゾンビ生きてないだろ。

さあ、正直に言おう。好きだ、この映画。
なんていうか、スタッフの「やったぞー」って達成感がビンビン伝わってくる🔥
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

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3

ちょっと私には合わなかった。

クリーチャーは好みだし、戦闘シーンも悪くない。めっちゃ大勢で襲ってくるシーンは楽しい。
だが、気になるところがたくさんあり、物語に素直に入り込めなかった。
傑作と
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地獄(1960年製作の映画)

3.5

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生きるも地獄
死ぬも地獄

主人公の四郎が、至上の幸福を手に入れる寸前、田村という男と出会い地獄へ真っ逆さまに転落していく物語。「地獄」と言うのは本物の地獄で、四郎だけではなく現世で罪を犯した者たちが
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

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『ジュラシック・ワールド』三部作で伝えたかったのは、メイジーのこの一言に尽きる。

「私と同じ、クローンだけど、みんな生きてる」

現実でも進歩し続ける科学技術は、そのうち神の領域を侵してしまうだろう
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

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ヤク中のクズガキがドタバタする汚物にまみれたクレイジーな青春映画。

部屋の内装とか劇伴はポップでスタイリッシュ。上映当時は、若者にとても支持されたらしいんだけど、まあとにかく汚い😂

部屋が汚いし、
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.0

美しい映像、エキサイティングな戦闘シーン、海洋生物をモチーフとした武器や兵器、感動の再会、勧善懲悪、汗と努力と修行のジャンプ味、厨ニおじさん大満足のステキな映画だった。

以上です。

面白かったよ。
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LOVE GOD(1997年製作の映画)

3.0

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🌿キマっちゃってるね♥️な映画。
とにかくすべてが不潔でぬるぬるして気持ち悪い😩

ゲロゲロに汚れたトイレとか。
築50年一度も掃除したことがないよね的な部屋とか。
噛み終わったガムで作るオブジェとか
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

言わずとしれた、クエンティン・タランティーノの名を世間にお披露目した、メジャー長編デビュー作。やっと観れた。
すごい(小並感)。
なにがすごいかって、もうタランティーノが完成している。ディスイズ・ザ・
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.5

愛があればなんでもできる。
愛を貫くあなたたちはヒーロー。
愛のためならすべてが許される。
たとえそれが無差別殺人でも。
愛は無敵。
愛こそすべて。


後に調べたら、原案はタランティーノ。確かに、冒
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

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これは、聖地広島を舞台に、暴力団の抗争を描く物語。だが、主役はヤクザたちではなく、はぐれ者のマル暴大上。市民の平和を守るため、命を賭して抗争を止めようと奔走する。その手段は、とても法を遵守する警察官と>>続きを読む

デッド寿司(2012年製作の映画)

2.5

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嫌いじゃないよ、チープなB級。刺し身は死んだ魚、だからゾンビになる。目のつけどころはとてもいい。コメディだし、ユニークな作品になりそう。
ちゃんと、空手の有段者を起用したのもいい。型は美しい。
ゴアは
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68キル(2017年製作の映画)

4.0

スタイリッシュを狂気でコーティングした、なんかわからないけどすごい映画。しかも笑える😁

チップとライザ。ライザの売春で暮らすふたりが、糞溜めから脱出するために金を盗もうと計画し、トラブルに巻き込まれ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

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ストーリー要素は少ないが、アイデア勝負が成功した映画。丁寧に作られているし、山場もある。登場人物の描き分けも、よくできている。90分という長さもちょうどいい。低予算ショートムービーのお手本と言える。低>>続きを読む

ブレイド3(2004年製作の映画)

3.0

ザ・パート3という趣き。
ただのバトル映画だった。
バトル映画としてだったら、まあ普通。

以下、見どころを。

武器進化してるー。厨二ゴコロが満たされる😍

同時に容赦なさも進化してて、ふつうにひど
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ブレイド2(2002年製作の映画)

2.5

もう少しトロ味出してほしかった。
紫外線照射爆弾くらいかな、味出てたのは。
てか、紫外線がチートすぎてもうバトルいらないよね。
ブラッドパックは出落ちだし。
もうゾンビだし、遊星からの物体Xだし。
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ブレイド(1998年製作の映画)

3.5

この監督は、かなりの日本贔屓と見た。主役の演技に、歌舞伎の見栄や古典芸能の動きが、ふんだんに取り入れられてるように感じる。原作はアメリカンコミックだが、演出は監督に任されているだろう。カンフーアクショ>>続きを読む

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.5

盛りだくさんだったー😆

『銀魂』は漫画実写版の中でも、希少な成功作品と思う。福田監督は、塩梅をよーく心得ている。いつも素材の味を活かしつつ、福田のスパイスでしっかり爆笑と感動を与える作品に仕上げる。
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

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ジム・キャリー主演作品だから、楽しいコメディと思ってた。でも、違った。これはSFホラーだ。

生まれたときから(生まれる前から?)創られた世界に閉じ込められて、30年近くを過ごしてきた男の物語。彼の思
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狂った一頁(1926年製作の映画)

2.5

まったく理解できなかったので、ウィキ先生に尋ねたところ、1926年公開というなんと100年近く前の映画だった。しかも、有名な作家やクリエイターが携わってるようであったが、膨大な情報が記されてあったので>>続きを読む

喰女 クイメ(2014年製作の映画)

4.0

和製ホラーに満足したのは久しぶりだ。

『喰女』は、四谷怪談を題材にした舞台に関わる俳優たちの、どろどろ人間模様をホラータッチで描いた作品。それはまさに「怪談」。一言であらわすならば「女の怨念は超常現
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

タランティーノの映画はいつも、バーで雑談を聴いているような錯覚を覚える。

私はリックの友だちで、彼の引退後に映画のSNSで知り合い、年に数回飲むようになった。会えばたいてい彼は酔っ払って、業界の思い
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