しんどうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

しんどう

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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.0

セックスと暴力と血とロックンロールのオンパレードなのに時に幻想的に時にコミック的に笑わせてくれます。

黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.7

かなりのドタバタ喜劇でした。人間関係の把握やジプシー世界での決まり事などが今一つ掴みづらかったけど、そういったことは笑いとは直接関係なく十分楽しめました。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

強烈な個性を持った、どこか抜けてはいながらも哀愁漂うキャラクター達や、全編に渡ってクスッとしてしまう様なユーモアが印象的です。スタイリッシュな映像や音楽もお洒落ですね。何だか絵本を見ているかのような不>>続きを読む

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.6

背景として映し出される雄大なアメリカの大自然の美しさは圧巻。バッファローの大群の中に馬に跨ったインディアンが勇猛果敢に飛び込んでいき、弓矢でバッファローを仕留めるシーンも迫力満点。
第一級のアクション
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.3

人生の誤解と過ちを取り戻す物語。自分の人生を振り返り、いま取り戻せるならそうしたほうがいいかもしれないですね。

突撃(1957年製作の映画)

3.4

現場に矛盾を呼び、混乱と悲劇を生み出したのは、軍の上層部の思惑と功名心と保身。
戦争を何のためにやっているのか。そんな疑問まで呼び起こす硬派の作品でした。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.1

派手さのない俳優ばかりでしたが、手堅いところでまとめていた感あり。
ただ、実在の司会者ロイド・ヴォーゲルを演じるハンクスの、ロイドとしての生き様があまり語られず、父子の確執話がメインになったのが残念で
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.2

高校演劇部の戯曲が元になっているというだけあって、会話も内容も、等身大なのがいい。
キャストの瑞々しい雰囲気も活きていると思います。

とはいえ、もと舞台作品の印象が拭え切れてないのが残念。
欲を
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

2.8

 森田監督という事でもっと面白いかと期待しましたが、ちょっと説明セリフが多すぎる気がします。
 登場人物が揃ってぼそぼそとしゃべる事もあり、加えて内容が内容なのでストーリーが分かりにくい。
 結局、ス
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

3.9

反乱軍による日常化したテロ行為の描写が凄惨ですが、中でも3人の女性が爆弾をバッグに入れ、それぞれカフェ、ダンスホール、空港に仕掛けるシーンの緊張感には息をのみました。

今こそ見られるべき作品。もうこ
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

普遍的な話でありますが、それぞれの想いがよく伝わってきます。
上手くいく恋、すれ違い、そしてハートブレイク。
ちょっとませた女の子や、友達の姉にドキドキする男の子。
派手なことはしないのですが、
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.0

難解で意味不明だがヘンテコで映像が綺麗でなんか見ちゃうという映画。
終盤はやや失速したがそれでもまあまあ面白かったです。
いろいろと考察するのが楽しい作品ですね。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.7

完成度の高い作品で、映像の良さはもとより宇宙飛行士のほか大勢の人間が関わる物語は熱いものがありました。

人間の知恵は素晴らしい。

グッドナイト&グッドラック(2005年製作の映画)

3.3

非常に真面目な作品。テーマ云々の前に、観客に提供する娯楽という事で観客が観やすいように丁寧に作ってます。構成もいいですね。

報道の姿勢というかスタンスって言うよりもアメリカ建国の成り立ちの根源を扱っ
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コンタクト(1997年製作の映画)

2.9

単なるでSF映画で終わらせてしまっていないのは、過去の作品と異なる斬新な点ですが、ストーリーは取り立てて興味深いものではありませんでした。

「科学と宗教は両立するのか?」と言うテーマを正面から扱って
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チェイシング・エイミー(1997年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ面白いです。台詞の一つ一つに含蓄があって、素晴らしい脚本。
そして限りなく切ない。
男性には考えさせられる台詞がたくさんあります。

最高の恋愛映画だと思います。

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.0

語り口が自然体なのがいいですね。
良いだけの善人も、悪いだけの悪人もいない。

自分が何気なく発したささいな言葉や行動が、他人を深く傷つけてしまうこともある。だから人はお互いに尊敬し合う事が必要なんだ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.2

これだけリアリティ重視なら、いっそドキュメンタリーを撮った方が良かったんじゃないかなと思いました。

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.1

久し振りに「スペクタクル」という言葉が似合う作品で、文句なしに人にお薦めできる映画でした。

上映時間は割と長めですが、二転三転する良く練り込められた早い展開と基本的な物語は単純なので入り込みやすいと
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奇跡の丘(1964年製作の映画)

3.1

俳優が素人なのが絶妙でした。
その為かイエスも神秘的で人間的。

イエスの言葉も無駄がなく簡素で単純ですが、強烈な印象がありました。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.8

思ったよりもシリアスな映画でした。
笑える所はたくさんあって楽しく見れます。登場人物達も1人1人魅力的で好きですね。

子役にあんなセリフ言わせていいのかな…

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

2.9

いろいろなエピソードがごちゃ混ぜになっており、それぞれは掘り下げれば面白いと思いますが、どれも何とも中途半端に感じてしまいました。

ただ、良い塩梅の笑いを混ぜて、見る側へ問題提起する良い作品とは思い
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反撥(1964年製作の映画)

3.4

グロテスクな狂気が充満する映画でした。

カトリーヌ・ドヌーブって、麗しい大人の女性ってイメージだったので、こんなに頼りない少女の役だということが意外な感じ。

異常な神経症的な感覚をこちらに共感させ
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女優と看護婦は同一人格で、二つのペルソナを演じ分けていたということなんでしょうか?
ラストはやや不可解。

青い春(2001年製作の映画)

3.3

高校生が自分たちの世界の中だけで苦悩して、ひたすらもがく姿を映した話。

この手の話は個人的には苦手ですが、
豊田監督のエッジたちまくりの演出は見応えがありました。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.5

おんぼろバスを家族全員で押しながら、いつの間にか死んだ眼に光が宿り始めるのがいいですね。

なによりこのテンポの良さはロード・ムービーとして最高。

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.7

妬みや恨みを外に向けるエネルギーの凄まじさを容赦なく映像化しています。
80分弱、モノクロ映像でここまで描けるとは素晴らしい。

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.4

他人に対する愛し方を知らない男の姿は
見ていて悲しくなりました。

特に、才能のない妻を無理矢理売り出そうとする姿には心が痛みます。

完成度も高く、様々な映画ランキングで1位になるのも納得でした。

悪人伝(2018年製作の映画)

3.2

物語の設定自体は面白いんですが、
期待していた硬派なシリアス物ではなく
個人的には物足りない感じ。

犯罪都市の方が好きですね。

東京物語(1953年製作の映画)

4.1

何度も扇子をパタパタと扇ぐシーンが出てきますが、演じる俳優によって優しさ、冷たさをそれぞれ別に感じました。
同じ行為なのにこうも違うものかと感心したのと同時に小津監督の演出は凄いと思いました。

デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.3

ちょっとSFっぽい設定に、サスペンスとスリラー色を加えた作りの映画。

こういう超能力モノが沢山出てしまっている今観てしまうとオーソドックスな印象になってしまいますね。

君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

4.0

じんわり心が暖かくなる映画でした。

人間の弱さやそれを克服する強さ、勇気というメッセージを受け取りました。

普通の人々(1980年製作の映画)

4.1

結構好きな作品でした。
決してドラマチックではないけれど、
心理描写が細やかで心の葛藤と感情が
伝わってきました。

後半からの盛り上がりは思わず見入ってしまいました。

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

2.8

重い事実を描いた作品。
リアルな山火事のシーンは迫力があり、
映像面では頑張っていたと思います。

ただ、仕事と家族どちらを優先するかの
ジレンマに苦悩するドラマはありがちなものでした。
男の熱いドラ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

ようやく観ました。
凄く面白い。

好きなこととかやりたいことがある人には
刺さる映画だと思います。

台詞やモノローグも過剰でなく、
視線や表情で心情を表現しているのも
素晴らしい。
もう一度観たい
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.1

他愛のない話がずっと続いていく感じが
ウディアレンっぽい。

後から何でもない日常の一コマが、
レイチェルにとっては大切なものだったのだと明かされるシーンには胸がジーンときた。

いい作品でした。