中性的なテイタムオニールの魅力が全開でした。
意外性のある話ではないけど、安心して楽しめる。
ちょっと飽きてきた頃にラストを迎える短さもいいですね。
じんわり良い映画だなぁと思いました。
あんな漢文の先生に出会いたかった。
ただ、起伏が少ない物語なので、
冗長に感じてしまう時もありました。
全体的には淡々としたテンポですが、
ダレることなく緊張感が続くハードボイルド物語。
破綻せずに集約していく話作りはさすがコーエン兄弟。
サイコと同時期に作られた先駆的な作品。
題材は当時としてはかなり攻めたサイコスリラーですが、パウエル監督だけあって丁寧な作りの映画でした。
1946年の作品とは思えないほど鮮やかな映像でした。ストーリー自体は堅苦しいものではなく、わかりやすくて見やすい。