13untaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.5

サイレント時代の名残か、ルネサンスか、極度なセリフの少なさで想起されたのは『去年、マリエンバートで』、、静寂のバカンスはSF的ですらある。

狩人の夜(1955年製作の映画)

4.3

腐った聖職者モノ大好物なのでそりゃあ好きですよ、

いつも2人で(1967年製作の映画)

4.0

去年日本で流行ったやーつの源流みたいなのだけど、ヌーヴェルバーグとか裏でやってた時代だし時間軸のグチャ味がエグい

泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

(亜光速で)泳ぐひと

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.9

やっぱ映画で映画を賞賛してる構造普通にグロテスクなので、こういうド変態をモチーフにしてくれた方が全然健全に見える。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.3

構造が強固な物語で人を駒のように動かせば、ともすれば彼らは物語に従事する退屈な記号に堕しかねず、さりとてあまりに不条理に走ればやはりそれは強固な物語を想起させる。

人間も含めて映るもの・聞こえるもの
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.1

『赤い影』やん!て思ってたら「青い影」「白い影」「オレンジの影」と大挙して出てくる影祭りだった。

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.6

先代の味に血糊をつぎ足しつぎ足し受け継いだクローネンバーグ家秘伝のタレ、丁寧な焼き加減コゲ目なし

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.4

マーロン・ブランドが出てくれなくて画面に映らないの正解過ぎるし、なんならラスト2カット削ってあの画で終わってほしい。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

フランスがグチャグチャゴア大国なこと忘れてた、

三度目の、正直(2021年製作の映画)

3.5

神戸シネマティックユニバースのマルチバース・オブ・マッドネス

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

古の価値観への現代という安全圏からの糾弾。昨今の流行かもしれないそんな退屈な前半から、全ては圧倒的暴力闘争の物語であったことを知らしめて雪崩れ込むラストカット、からのタイトル、そして思い起こされる冒頭>>続きを読む

密使と番人(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

渋川さん心臓麻痺で死んだらしい

シュガーマン 奇跡に愛された男(2012年製作の映画)

4.3

思い出話系音楽ドキュメンタリーは大概超退屈だがこれは別格

さがす(2022年製作の映画)

3.5

冒頭めちゃソンガンホな佐藤二郎な。
ラストがアントニオーニの『欲望』ぽい。

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

4.7

この静謐に宿る野蛮さ、ノルウェー産に通底する荒み

MONK モンク(1968年製作の映画)

4.4

静止写真をピヨピヨ動かして終始ナレーションでお茶を濁すくだらない編集のジャズ・ドキュメンタリー郡のつもりで観に行ってブッ飛ばされたが、最低限のカット割&ナレーション字幕皆無で魂が揺さぶられるのはそもそ>>続きを読む

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

当然普通にホシがいるミステリーでありながら、主人公主観の犯人像や意図せざる「偶然」にオカルト要素を「想像」させる帰結がいいですね。

香川1区(2021年製作の映画)

4.0

こんなにもわかりやすく恣意性の高いドキュメンタリーでも、映像を通せばより過剰に溢れる選挙というシステムが孕むグロテスクさ、かつてそれを一見「ありのまま」に撮ったかの名作「観察映画」という構造にその実潜>>続きを読む

彼女はひとり(2018年製作の映画)

4.2

タイトルが指しているかもしれない"彼女"が前触れなく映っていた瞬間のおぞましさ、心地よさ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いまだにMCUとして無茶苦茶面白い上に、スパイダーマン映画20年史どころかスターウォーズまで含めた勧善懲悪エンタメ総評として超高次元でもう色んなレイヤーで散々っぱら笑かして泣かして、からの完璧なデ・ラ>>続きを読む