演劇というモチーフを排して浮かび上がる、日常に蔓延る演技。
技術の引き算として機能する、唐突で斬新な、でも現世に対して誠実なSF設定。
ホンサンス氏や今泉力哉氏を踏襲、というより踏み越えていくよう>>続きを読む
Same as it ever was.
自分の嗜好性の正反対を直角でぶつけられたら大号泣してしまった。
この映画、91分間全て(牛含む)が加速し過ぎて、エンドロールすら速くなっていくんですよ。ホントなんですよ。
流石にもう俯瞰して観れるかと思いきや、30代の方が全然直球で青春映画としてブッ刺さった。
映画賛歌映画は大抵グロテスクに見えるが、これは撮ることのグロテスクさを捉えていてとても良かった
凄まじい CUT の情報量×どこから観始めても問題ない MINIMUM な構成で SCRATCH 文化を映像化した結果、このテーマ以外許されないようなアバンギャルドな編集になっている。
タルコフスキーの撮る女はほぼ幽霊
ジェーン・バーキンの衝撃的なおっぱいの無さが物語上超重要なの笑う
画面に何も映っていないオープニングのガヤに集約されていた
無人のラジオ局で廻り続けていた永遠に曲が終わらない7インチ
間違って癒しなど求めれば地獄に叩き落とされるトラウマ動物ドキュメンタリーでありながら、人間も犬も平等にヤコペッティ的残酷さを描く姿勢は安易な文明批判を回避しており、誠実で、やはり美しい。
影響下の作品群を観過ぎた令和極東30代の目にも初々しく映るてめぇの主張を口語でゴリ押ししてくるウザさ最高
でも彼になんの制裁もないラストに映像のみで示唆された批評性を感じる。
ヌーヴェルヴァーグから美しい被写体を排除すると、ポップカルチャー文脈から切り離され実験性は高まり誰得映画になる。
物語の推進力、ましてサスペンスなど全く期待していないからこそ響くラスト唯一のモノローグの不意打ちな
殉教者視点だと狂い過ぎてて狂気を感じることはない。そこから反転させるのが近代映画のサスペンスでしょうがシネマトグラフにそんな概念は勿論無い。