Pierreさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アンディ・ガルシア 沈黙の行方(2001年製作の映画)

4.3

おもいのほか体感時間の短い作品で、この手のサスペンス物としては新鮮というか珍しい。編集が上手いのかな。
話の筋は大どんでん返しとまではいかんけど、ふーむそうだね、くらいの感じで、満足げではあったが、あ
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

4.2

意外にもハマったというか、『ファイト・クラブ』的なアレとしてはコッチのほうがシンプルで好きかも。設定の細部は無視できないとツラいけど、地味に派手におもしろい。
車窓を撃ち抜くとこと、真円撃ちで薙ぎ払う
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

役所広司すごいなーってのと、滝藤賢一の絶妙な小物感もすごかった。最後の養豚場で親父さんが止めてなかったらどうなってたねんな笑
死因は溺死なのか、窒息死なのか。綱渡りのどんな失敗なのか。気になることも多
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.5

噂に違わぬ感じでよかった。刺激的なシーンはどこかでみたことあったけど、まぁ迫力はあったわね。わんこ避けるんかーいと思ったけど、これにもカットが割かれており、よき。
2人の飲み屋での会話が好きですね。
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怒り(2016年製作の映画)

3.8

上手いようなそうでもないような、最後まで見てしまったので、そこは面白かったが。しかし、キッカケの事件の、つまり彼の人間像が想像しづらいというか、うーん、わかるけども……。あー、そうなのかな? 人間誰し>>続きを読む

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.3

あー、アウトローの続編なのか。既視感あるけど、視聴済みかは判断できなかった。機内で追手をボコすとこ、無茶苦茶すぎて最高ですね。

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.5

90分でみるには面白かった。アクションも派手すぎず、好き。陰謀も暴かれずに終わるというか、つまるところ生き残ったもん勝ちという落とし所なんでしょう。
好きなシーンは、うーん、緑のパーカー着て歩いてると
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マザー!(2017年製作の映画)

3.8

噂通りの面白さではあったけど、万人受けしなさそうな難しさと、ループ的に提示することの意味はちょっとわからなかった。
好きなシーンは……、朝食焦がすとこの一連の騒ぎは好きだね。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

ジャネール・モネイなのか。面白かったし、可もなく不可もなくって感じだけど、その場に居るだけの彼とか、わからないことも多い。好きなシーンは……、顎から鼻筋へ垂れる汗? スパイス?

東京物語(1953年製作の映画)

4.3

ようやく。1人での鑑賞がツラくて、年末年始パワーで人と観たよ。クライマックスの紀子と京子の交感こそテーマ的であって、なかなか。逆に志げの強かさなんて上手かったもんだ。
鉄道で近くなったとはいえ、おいそ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

決意するのは錯乱なりの症状が出始めてからでもよかったんじゃねーのって気もするんだけども。隠し梯子上り下りしてるシーンが1番好きかな。続編を見ようかなという流れのうえで鑑賞。

楢山節考(1983年製作の映画)

4.5

あき竹城の出演と今村昌平の初体験として。リマスター入ってるのか画面はめっちゃ綺麗で風景をはじめとした自然の切り取り方が抜群だね。雪のとこ、おにぎり、白い。生々しい人間模様。よかった……。

中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2(2022年製作の映画)

4.0

中島みゆきのLIVE映像、年末の映画館でやってるよな、とふと思いたち、空席の多いタイミングで予約をとると、当日は満席で熱い雰囲気に満たされていて。一朝一夕では消化しきれない圧巻のエネルギー、美しさ、力>>続きを読む

チーム・ジンバブエのソムリエたち(2021年製作の映画)

3.8

JVめっちゃいいやつやし、ドゥニ・ガレが最終的にチームにフィットしてなかったのも事実だけど、まぁ前日(だっけ?)の気分転換的なワイナリー来訪それ自体はそこまで責められない気はした。本編ではなかったとは>>続きを読む

光復(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

年末になっておもろい映画をよく引くね。ありがとうございます。
長野シティに喧嘩売ってんのかなと苦笑いしながらみてたけど、なるほどね、はい。なるほど。こうなるんなら長野なんだろうな。なんてったって日本の
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宮松と山下(2022年製作の映画)

5.0

俄然おもしろかったですね。いやはや。
カメラはほとんど動かないし、淡々とゆっくりと進むけど、やっぱり画面がしっかりしてると飽きない。
話は珍しいとも言えないと思うが(なんなら潮流的にはアニメや漫画でな
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

期待大だったので反動……、じゃないけれども。

主人公は人物のイメージと名前、架空単語を結びつけてたわけだけど、そのイメージについての描写は薄味で、ベタでもファンタジックでもいいけど、1回くらいらもう
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.0

フィルム撮影、不穏な雰囲気、フランス映画らしいカット割、どれも楽しめた。お馴染みのような設定の活かし方のエグさにほぼほぼ感服してたけど、着地点は割と投げてきたな(笑)
好意的に、というか深くいくならタ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

ファン向けだとも思うし、初見でも映像の面白さで魅力的とも思うけど、突き詰めると原作読んでくれないとわからんという箇所も否めず。
リョータのシュート時に夜の2人のシーンが音だけ蘇ったところが好きかな。

今そこにある危機(1994年製作の映画)

3.5

序盤のバッセン遊びしてるのが終盤に生かされてるシーンは好きだよね。なにかと憎めないカルテルのボスの雰囲気。

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.9

愛は死に誘うけど、それをいろんな意味で超克するのも愛、というような身も蓋もない話だったようだけど、安直なブラックジョークのようでいて無視できない含みはあったかな。特には自己決定権周りとかのネタは好きだ>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.5

なるほど、ボーンを狙う理由がやっぱりよくわかんねーけどまぁいいか。そうですね、知人宅のシーンが次作にも繋がるわけだけど、味があって好きですね。

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.0

警官たちからの逃亡劇はロシアのシーンがシリーズで1番好きかも。最後の女の子、ヒロインにちょいと寄せてきてるよな。

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.5

序盤は寝落ちしそうだったが、思ったよりもちゃんとしたSFだったので中盤からは楽しめた。『風の谷のナウシカ』の10年前か、という感覚ですね。ショーン・コネリー出演の謎とか日本語だとろくに情報ないっぽいね>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.9

「代理」というのが役職だとはわかるが、あの限界状態でもそこ呼ぶんだという感じで。一応の主人公は課長または部屋番号、胡散臭い男は兄貴。女の子と子供だけは名前だけで呼ばれており、それなりに象徴的だったのか>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

剛腕。テーマの図太さは言わずもがな、モチーフもてんこ盛り過ぎて、よくこんなことできたね。呆れるわ。なんかしらの覚悟と受け取るか、あるいはがむしゃら的な繰り返しと取るかは鑑賞者次第ですかね。
前作以降、
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

5.0

信頼と実績のフォローさんら大推し映画に大きな安らぎがあった。全般的にレベル高くて舌を巻くけど、キャストの絶妙さが心に残る。憧れの方のある仕草(?)が妙に頭から離れず、何かしら暗示してる気がするけど、ア>>続きを読む

3つの鍵(2021年製作の映画)

4.0

イスラエル系ライターの小説に基づき、裁判官役も務めた監督による作品と。原題も英題も「三階建て」ぽいので悪いとも思わんけど、ややニュアンス変わるやんな。
キャスト順に従うなら主役は裁判官の妻ドーラらしく
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天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

5.0

万人に見てほしいけど、残念ながら万人向けでもなさそうな歯がゆさ。そも、注意書きが公式ページにしか出てないの、どうなんすかね。もう他の作品でもこんな感じなん?

キャストで5億点。まぁこのテーマなら集ま
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.2

個人的にはコレだよこれ、という雰囲気映画でその点は良かった。アイスランドの山間部の絶景、最優秀助演犬賞(お疲れさまでした)、よかったんご。
展開にそこまで意外性はなかったけど、耳に付された管理番号とか
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.2

劇場だともっと楽しいんだろうけど。Netflixにて。
最後のカットの2人の距離が象徴してるか知らんが、わかりあえているのか最後までわからん2人だったな。鑑賞者が小さいと、こういう方が何かが伝わりやす
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軍中楽園(2014年製作の映画)

3.8

つい先日ニュースになった金門島だが、こんなに大陸本土側にあって事実上台湾なんだねぇ。2014年の映画というが、これは現在では作れるのかねぇ。
お話ですが、実直やけども、こじらせ男子な主人公がさらっとハ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.4

やや冗長気味で序盤は繋ぎにも戸惑ったが、集中はギリギリ切れず、流石か。本筋は、時系列的に難しくないかな? と鑑賞しながら考えてたので、そうだよねぇ、しかし、なるほどねぇ、ついつい溜息が出た。
自分らの
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

いろいろ思うが、シンプルには『シン・ゴジラ』なんかと並べて考えてみりゃいいのかね。
前作より美術もカットもあんまりカッコよさを感じないけど、舞台ゆえですかね。あの雨には笑ったけども。
エンジェル、好き
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