三宅監督ティーチインでの鑑賞。
モノクロフィルムによって俳優そのものの強さが現れる、俳優とは何かを描いたいう言葉が印象深い。
住民への説明会や車中の二人の会話は濱口監督ならではの会話劇を感じられた。
この場面が強調されるのも、言葉少なく進んでいく長回しのカットや自然の映像、ブツ切りの劇伴などの緩急があるからこそのように思えた>>続きを読む
大好きなロードムービーを下敷きに女性、そしてそれぞれ二人自身の解放とともに進んでいくストーリーが最高。
Psycho killerからの始まりがたまらない。
性と生を通じて、知を持ち世界を知る。このように感じられた映画だった。何度も見ればまた視点が変わるのかと感じる。
不安定に思える劇伴が美しさを添える。
81分にギュッと凝縮された日常生活と愛。
見終わった後にパートナーを愛おしく思えた。
ウォン・カーウァイが描く60年代の香港。ジトっとした湿度感と映像の色合いが素敵。雨のイギリスを思わせる街の雰囲気も醸し出しつつ、若者たちのそれぞれの心情を描き出す。
とにかく映画から醸し出される雰囲気が最高なのよって感じ。デカいスクリーンに映し出される映像と爆音で聴けるBGMが良い。
置かれた立場や経済状況によって捉え方が変わるのではないかと思う映画。それぞれの色んな意見を聞いてみたい。
個人的には金や権力者といわゆる弱者とされてしまう人たちとの対比構造がそこら中に散りばめられて>>続きを読む
ツチヤタカユキ本人の熱量に応えるかのような役者の熱量が凄い。
岡山天音の泣きのシーン、凄い。
ドラマで1話ずつテーマに集中して観るのが良いね。今回の映画は内容詰め込まれすぎていて、まさに島民の皆がコトー先生に寄りかかりすぎて倒れたかのごとく辛くなった。。
待ち遠しかった、ようやく札幌でも。
学生の頃に観た映画をスクリーンで観れる嬉しさ。
当時観た時と感覚が変わってなくってそれはそれで良かったなと思える。
プロダクトデザイナーの一面しか知らなかったアアルトが建築家としてこんなに素晴らしい建築を残していた事を知れたのは良かった。
アルノとエリッサ二人の妻が居たからこそのアアルトの仕事ぶりだったのかなと感じ>>続きを読む
ビートたけしなりの歴史解釈なのだろうかと思いながら見ていた。首をあんなに軽々しく扱ってしまう戦国武士もいたかもしれないな。
救いようがない闇を生きる市子ではあるのだが、生きることを諦めないということからは光を感じずにはいられない。
演じる皆の演技、そして市子役の杉咲花の演技が凄すぎる。
許すという行為に対して宗教を通じて考えさせられる。自分は許すことはできないだろう。
チョン・ドヨンの演技も素晴らしいし、ソン・ガンホがいるからこそ救われるところがすごく多かった。
重たい空気が流れ続けて終始ヒリヒリさせられ心が抉られる。常に刃が自分を向いている感覚だ。
考えさせられるといった尺度では感想を書けないほどの映画であった。
それでも今この時に観させられたこの映画の事>>続きを読む
とにかく変だなという映画の印象。まだ一度では咀嚼しきれない内容であった。でももう一度見てみたい不思議な映画。
死の感覚がまとわりついた青春が描かれていて、怖さもあるが美しくもある。
湖や自然と共に2人の淡い気持ちが現れる。
様々な人たちが集まるバクダッド・カフェ。そこではどんな人でも受け入れてくれる。
何の意味もないのかもしれないけど、ウェス・アンダーソンの素敵な世界ではある。
やっぱりウェスのシンメトリーと色合いに恋する。
こんなにも夜が鮮やかに描かれるのは、登場人物それぞれの不器用ながらも現れてくる生に対しての希望があるからだろうか。
大人っぽくもあり、子供っぽい男女の恋愛群像劇が面白い。
ジェーンとシャルロットももちろん、それぞれの母と娘との関係性が良き距離感だと感じて素敵だなと思った。
二人で話をしていた、2番目の子という共通性に妙に共感してしまった。
画面や音などが不穏な感じで続くけど、建物などは均一でいて、それがさらに不気味な感じを醸し出していたように感じた。
胸騒ぎを覚えつつ最後まで進んでいった映画でずっとザワザワしてた。
監督自身の体験からの映画という事で映画内容のような事も当たり前にあるのだと思ったし、ゲイがいなければ海兵隊も成り立たないという言葉も、この世界色々なことに対してそうなんだよなと納得してしまう。
花畑を駆け抜ける二人、レミを見つめるレオの瞳が何よりも美しい。
そんな簡単な内容じゃないんだけれど最後、過去を振り返り未来を見据えて走りさる姿も素敵だ。
好きすぎるバンドが故にスコアをつけられないが多くの人に見て欲しいので⭐︎5つ。
自分自身は色んなことに対して、売れてるから好き、売れてないからそうじゃない、売れてるから嫌い、売れてないことが好き、と>>続きを読む
知らなくて良い事もあるけどやっぱり裏側を観れるって面白い。
主人公レスリーがとことん嫌なやつに感じたほど演技が素晴らしかった。
最後には愛を。そんな都合よくなんてとは思うけど、やっぱりそんな事を失いたくはないとも思う。
このストーリーがごく最近まで実話としてあったなんて考えたくもないけど事実でもある。(まだ知られていない事もあるだろうし)
何があっても常に学びを続けようと思わせてくれる映画となった。
やはりスピード感と音楽のシンクロが素晴らしい。続きを早く観たい。
どれが幻覚でどれが現実か狭間が分からなくなるような瞬間が多かった。もうそれすら、何かに捉われ過ぎて恐怖に陥っているのかもしれないと感じる。