SSさんの映画レビュー・感想・評価

SS

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

3時間あっという間だった。
けど、マジで登場人物多すぎて、横文字の名前暗記が苦手すぎる私は、楽しんで3時間観てたというより、誰が誰でどういう利害関係かを必死で整理してたら3時間経ってた、という感じに近
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異人たち(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どっからどこまでが現実か境界線が分からなさすぎて、夢見てるみたいな映画だった。
全体通してフェードイン/アウトがすごく特徴的で、夢物語のような雰囲気を増幅させてる感。
特にオープニングの窓に映る街→ア
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羅生門(1950年製作の映画)

4.3

昔教科書で読んだ髪を抜く老婆の話かと思ったら、全然違った。
原作のテーマが生きるために犯さざるを得ない罪だとしたら、映画は嘘と信頼に関してかな。何れにせよ人間の業がテーマで、時代を超えて身につまされる
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.5

紹介されて観たけど、予想以上に面白くてびっくり!
これは落語や古典文学に親しんできた杵柄なのか…?それとも誰が観ても観やすいと感じるもんなのかな、分からないけども。

理解したテーマとしては欲深さ/知
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.1

女子校育ちな分なのか、この共学内での高校生男子とか高校生女子の立ち居振る舞いに共感が持ちづらく、「こんな感じなんだね〜」でさらっと終わった。
あまり私には刺さる部分はなかったかなあ。
(高知と吉祥寺が
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MY SHINee WORLD(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

応援上映〜!
オタクなので満点つけちゃいます〜🫶🏻

冒頭のreplayでもう懐かしすぎて訳わからん涙ずっと流れてた…
재연とかもはや嗚咽…
사계한とか내가 사랑했던 이름とか투명 우산とかとか、聴け
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.4

戦争映画だけど、10歳の子供から見た視点で主に進んでくこともあり、比較的ポップに描かれてる。
主人公たちが着てる洋服とか家具とかの色味もカラフルだから、ポップみにも輪がかかるなーって。

ヒトラーとの
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.5

あーーーよき!!!
気軽に観られる恋愛映画。

それでいて、特にこのアラサーの若者なら分かる人も多いであろう「恋愛とかだるい。でも淋しい」みたいなのを、良い感じに映像に落としてる。
本命に昇格できない
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.7

観たいみたいと思ってたらアマプラで無料になってたので。

あの事件の着地ってこんなんだったんかーー
すっごいモヤモヤするエンディング。

国に使われ翻弄されたという印象。
無垢で純粋だからこそああいう
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.0

山添くんが栗田科学のジャケットを初めて着て、(おそらく)初めてあの自転車を乗った時の画がとてもよかった。
そのシーンを境に「夜明け」なんだろうな、きっと。

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

空気階段のかたまりさんかな…が、好きな映画として挙げてて気になり鑑賞。
みんな書いてるけど、最後のどんでん返しでがっつり涙腺やられた〜
他の方々が「最後の伏線」って書かれてたので、ちょいこの結末は頭か
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「金日成の子どもたち」日本語(2020年製作の映画)

3.2

委託教育。初めて知った。帰還事業然り、私は北朝鮮について知らないことが多すぎるな…

帰還事業をテーマにした映画でも「時代に翻弄されてしまったんだな」という感想を抱いたけど、今回もそう。
北朝鮮が顕著
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雨降って、ジ・エンド。(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からは想像もしない展開だったな〜
個人的にはとても好きな映画だった。

雨森さんが言う一言一言がいちいちツボ。
「ご尊顔はいけません」みたいなやつとか。

「人を好きになるって世界で1番素敵なこと
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「私よりあんたを愛してる人なんてこの世にいない!!」(意訳)って泣きながら怒れるほどの親友、そうやって泣きながら怒ってくれる親友。
羨ましすぎる。

ミソとハウンが本当に、輝く太陽とその影という役割を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

ベラが知性を獲得して号泣するまでの流れは、アルジャーノンに花束ををちょっと思い出した。
正直うまく掴みきれた自信はあんまりないのだけど、誰の手中にも収まらないベラは、観ていて本当にかっこよかったし憧れ
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

3.9

4.3事件のこと、知らなかったよ。
済州でこんなことがあったのか。

作品の冒頭でも、かぞくのくに観てても、「何でヨンヒさんのご両親はここまでして北朝鮮を支持するんだろうか」って思ってたけど。
終盤、
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.8

こんなにすすり泣く声が満ちた劇場に居合わせるの、久しぶりだった。

ああ、トゥルーノースで背景になってた「帰国事業」でお兄ちゃんは北朝鮮に渡ったのか。
と、なんだかあの事業を中と外から見たような感覚。
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.0

前評判が良すぎた分、期待しすぎちゃったかなあ
原作未読勢だから映画のみの話だけど、全体的に「ふぅん、そっかあ。」っていう感じというか。想定内のストーリーというか。
何の前情報もなく観てれば、いい話だっ
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

想像してたけど、非常〜に見応えがある。
トゥルーノースと同じように、「フィクションであってくれ〜」と祈りたくなるような内容でありながら、実写ゆえトゥルーノース以上に「これ現実なんですよね」って突きつけ
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.5

おもろ!
子供が憧れそう
自分から俺アイアンマンだお、って言っちゃうのかわいい

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

2.8

んーーーーー。
1番着地してほしくない形でのエンディングだったな…
それによって、何を言いたい作品なのかが分からないまま終わってしまった。

「多様性」が必要な現代における、宗教軸でのお見合い結婚って
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

パターソンを彷彿とさせるような、一見すると他愛ない日々を切り取っているような作品。
でもパターソンと違うのは、役所さん演じる平山さんの表情が雄弁すぎたこと。

平山さんが、私にとっては「些細だなあ」と
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市子(2023年製作の映画)

3.7

冒頭の波のシーンでちらっも見えた黒い靴下みたいなのは、そういうことだったのか…。

市子の状況とか境遇はちゃんと説明される割に、市子自身の心情が説明されない場面も多くて、市子という人の底が掴めないまま
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

確かに観る前には戻れないな。
だけど、期待値が高すぎたかなぁああ。

吾郎検事がなぜあそこまで不寛容で排他的な思考になったのか、「普通」を良しとする側なりの苦悩とか、もっと描かれても良いのになと思った
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

評判通りかなり見応えあったな。
そして前評判通りアニメとか原作を知らなくても楽しめるけど、例えば血液銀行とか、狂骨とか、その存在を知らないと「ナンダ…?」ってなる部分もあったりはする。
キョウコツって
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.4

桐島なる万能何でもできる君が、たかが部活を辞め数日学校を休んだだけというトリガーなのだが、
それだけで悉くカオスになり友情も崩壊するその周辺の高校生たちが滑稽だったなあ。
まあでも学校通ってた当時なん
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.6

リバーの面々が出てて、SFみも似てるからと結構ゆるゆる酒飲みながら観てたけど、リバーより時間構造が複雑で途中で混乱w
でも面白かった笑

後半から一気に色々回収されてくの、ほんと流石だよなあ。
リバー
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.8

知名度低いけどいい作品だから、って元レンタルビデオ店員の知人に勧められて鑑賞。
コメディものかと思ったら予想を裏切るシリアスものだった。

特にこの作品のデニーロと同じくらいの世代には、仕事をして稼い
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わたしのお母さん(2022年製作の映画)

3.2

静かで大きなドラマがあるわけではないけど、よくある親娘関係を丁寧に描いてるなあという印象。

外面がやたら良くて、でも子供には無神経に自分の価値観押し付けて、そのくせ被害者面する親、ゴロゴロいるよね。
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NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

3.0

沖縄選の下地さんを取材しながら畠山さんがぽろっと言ってた、「(政策とか政党じゃなく)人としてついてくる人がいるか否か」みたいな話は、小川淳也さんにも通じるよなあ〜と思いながら観てた。
そういう人がもた
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.3

個人的にはエンディング含めて予想できた筋書き感はあったものの、人々がこの作品を好きだという気持ちはまあわかるなあ。
観てて前向きな気持ちになるね。
正直こんなに上手くいかんやろ、とは思うけども。

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カンパイ!世界が恋する日本酒(2015年製作の映画)

3.2

シーズン1(?)のこっちを観そびれてたので。
こっちの方が日本酒飲みたくなるなー。
女性陣たちも勿論日本酒にかける想いは強いんだけど、男性陣はもうそのまま蔵に突っ込んでたり異国でサバイブしてたりと、良
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カンパイ!日本酒に恋した女たち(2019年製作の映画)

3.0

日本酒飲みたくなるーーー!!
特に千葉さんのバイタリティというか、ただのバイトのとこから始まって、ラベル貼りを経てまで蔵に通い続ける姿勢とか、お酒まで作っちゃう感じとか、すげーーー!ってなった。
そん
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

3.0

「女子共感度バツグン!」って書いてあったけど、個人的にはそうでもなかった。

セレステはセレステで傲慢だし(若干自分にも重なるところがあるから苦々しいけど)、自分勝手だなと思うし
ジェシーもジェシーで
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.6

なんか、ジョゼの境遇とかを除けば、ただただよくあるような、誰もが通ってきたような1つの恋愛の始まりから終わりまでを描いた作品に過ぎないのだけど、
でもその丁寧な描かれ方、言葉になってないけど画面を通し
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