SSさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

最後の終わり方がめっちゃお洒落というか、センスが光るというか、それでいて映画愛が非常〜に伝わるもので、良かった。

あと人々がご飯にやられる理由がとてもよくわかる。
黙々とご飯を作るお母さんと、上から
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

はぁぁぁあああああああ溜め息……素敵すぎる。
ほぼ主人公2人の対話に終始するけど、その内容も、それを話しながら交わされる目線の動きも深いし、美しい。(2人の目が本当に雄弁すぎてだな)
そこにウィーンの
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

-

全体を通して、エンニオの仲間たちが
「あいつすげーんだぜ!!!」って、
キラキラした眼で語ってるのが、すごく微笑ましい(怒られそう)
偉いおっちゃんたちが、
「ほらあの出だしがさ!ドゥン、ドゥンってな
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

【ワインスタインの肉声も出てくるよ!!】

冒頭3分からもうずっと涙目。
怒り、悔しさ、虚無感などなどの入り混じる感情。

この話が、最後はちゃんと暴かれて罰を受けると知ってるからその希望を頼りに観て
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

-

あーーだめだ、、私が未熟すぎた。
ハマらんかった。
岸井ゆきのちゃんの目と表情が雄弁なのはよくわかった。

あのこと(2021年製作の映画)

-

劇場出た瞬間大きいため息が出てしまった…
こんなに痛い映画だとは…
覚悟してなかった…

私含め女性の中には、観ていて思わず自分の体に痛みを覚えてしまう人もいるんじゃないかしらと思う。
一方で、その痛
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.0

鍵泥棒のメソッドの韓国リメイク版🇰🇷
ベースはしっかり踏襲しつつも、ロマンス要素が加わって、ラストはオリジナルな感じに。
視聴者の意見で変わっちゃうドラマ展開とか、食べ終わった出前を部屋の前に置いてお
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.0

なんかもう特に後半カオスなんだけど、
大好きな友達のために泣いたり、泣きながら笑ったりする男たちを観れただけで満足できてしまった。
しょーーーもない思い出ばっかりでゲラゲラ楽しそうに笑って、そういう思
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

思った以上に静かな作品だった。
何か大事件が起こるわけでもなく、シルクのようにするする〜っと話が進んでる感じ。
それでも主人公たちの居場所は確実に変わっているわけで、女性たちの覚悟とか選択はこれだけ静
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

あーこれは面白かった。
ノーラン作品の中で暫定一位かもしれん。
細かいところは理解しきれてないと思うけど、それでも「夢の中の夢」っていう、TENETとかインターステラーよりは馴染みやすい(自分自身も経
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僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.7

もうただただ楽しいエンタメ作品だった🤣
ジニョンがもうカッコ良すぎてだな、、、

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

やっと、やっと重い腰を上げて観たよぉおお
朝イチで観る映画ではなかったよぉおお

バットマンやらジョーカーの原作を一切知らない人間からすると、悲哀に満ちたヒューマンドラマとディスクライブしたくなるよう
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さらば! 2021年(2021年製作の映画)

-

もはや「あー去年ってこんな感じか〜」ってふむふむしながら観てた。
1年前なんざ遠い彼方だなあ。

今年は流石にウクライナ侵攻という現在進行形でネタにできない大事件があったから、2022版はないのかね。
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

4.0

私これ観ながらずっと
「え、クリスはサンタさんやん、普通に考えてそうやろ?」
って思ってたから、多分私の心はまだまだピュアなんだと思う🎅🏻

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.6

カジュアルで頭空っぽで見られる映画だと高くくってたら、ラストで泣かされた〜
イギリスならではの移民問題とか、LGBTQ+問題とか、ホームレス問題とかもストーリーに織り込まれてたのも良かったし、ワムの歌
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

めっちゃいい話だった。
これが70年前に作られてるの凄いなあ。

ストーリーは比較的シンプルだし、最後はお決まり大団円(予想はつく)だけど、自分の生まれなかった世界を見せるっていうの、観てる人が思わず
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.5

中盤の前と後で映画の雰囲気の変わり具合に呆然だった。
最初のうちは、各所の異端児的な人々が集まり、やがて絆を深めていく…っていう王道ストーリー。
場所が戦時中の捕虜収容所っていうのくらいがユニークどこ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.6

ジムジャームッシュっすなあ〜感。

マクロ視点で見たら、"毎日同じことをやってる"の一言で片づいちゃうんだけど、その「同じこと」の中には無数の「違うこと」が含まれてて。
周囲の人が発した言葉とか行動が
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

君の名は。と、すずめの戸締まりの3作品の中で1番解せないな…ってなった。

映像は相変わらず綺麗だし、言の葉の庭を彷彿とさせるようなたくさんの雨描写、あーやっぱ綺麗〜ってなった。

けども、穂高の言動
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.5

映像が綺麗〜
浮世絵とかでも、雨の描写が上手い人好きなんだよな。だから雨の描写が綺麗なこの作品も、まずアート的な意味で好き。

内容は大丈夫なんか?っていうのはまあ置いといて
ラストシーンは天使なんか
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.2

とてもよかった、好き。

2017年で、LGBTQど真ん中の作品を邦画で作ってたんだ…!という今更の衝撃。
チョコレートドーナツとか、ミッドナイトスワンを彷彿とさせるけど、やはり荻上作品なだけあって、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

予想を超える面白さだった。

まず抑も絵がめちゃくちゃ綺麗。
日本各地の景色もとても丁寧に描かれてて、それだけで2時間観てられた。

その上で、ストーリーのテーマも思ってた以上に理解ができて、置いてけ
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.2

みんなそれぞれ自分勝手で腹立つけど、これが人間だよな、、とか思った。
人はそんな簡単に分かり合えないし、孤独で、その上で愛するという営みを努めてしてみる、って感じなんだなあって。

なんか、
たとえば
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

白米がとってもとってもおいしそうだった。

死とか生とかの話だけど、
でもふんわりとしている。
生きるためには食べないと。
で、ご飯って1人で食べるより誰かと食べた方が美味しい。
生きることって、1人
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

プールの水にぷかぷか浮かんでるような映画だったなあ。

シナモンロールとおにぎりが主役の映画🍙
久しぶりに手作りおにぎりが食べたくなった

ぷかぷか〜

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.8

最後すごい綺麗にまとめてきたな…って思っちゃったけど、でも2時間あっという間だったし、テーマもちゃんとしてて、よかった。
何より絵が綺麗でずっと見てられる。繊細。緑色と青色が綺麗。
声優さんがすごい。
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.6

なんか難しい言葉は両作通して出てくるけど、要は
"自分の選んだ選択肢によって今の環境なり、自分の周りにいる人なり、自分自身の状態なりが全て決定づけられてて、今の自分がこの自分であることって奇跡"
みた
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

この作品を出町座で観る、ということにこの上ない価値があるのです!!!
「劇場を出たらすべてがロケ地」

京都で学生生活を送りたかったけど送れなかったわたしの、永遠の憧れと架空のノスタルジーが詰めつめさ
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ久しぶりに「恋愛っていいなあ」って思った。とても好きなストーリー。

ゴッドファーザーが好きな男ども。
エレベーターで突然醒める目。
笑いながら本心を言っちゃうメグライアンと恋人。
最後の
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

5.0

最高でしかない。
原作何にも観てないけど全然ついてけるし楽しめるし、何なら原作知らないからこそピュアにわくわくドキドキ観られた気がする!!!
京都を舞台にしたタイムリープ的なものとして、ぼく明日が脳裏
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