夜の茶会さんの映画レビュー・感想・評価

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.1

スマホは触らないで、人物の表情にぜひ注目してほしい作品。ダンスシーンを観るアン女王の表情とか、ラストのうさぎと重なるアビゲイルとか…セリフのないシーンも見応え十分。サラが女王と最後に話すシーンがとても>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

ベラを通して生まれ直し「良識ある社会」のフィルターを持たないで世界を見て、一緒に考える映画。

特にこの映画のダンカンが象徴する「男性像」への解像度が高く、ベラとの対比が最高だった。ベラが初めて「知性
>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

見終わった感想「すごいものを観た」。タイトル通り、女性たちの会話だけで進む映画。村の男性たちが全員いない二日間、女性たちが女性たちのために、女性たちの未来を話し合い、合意形成をしていく。それぞれの主張>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

原作読了済み。キャラがイメージ通りで推しの尾形もニシパもよかった!序盤の説明部分が冗長に感じられ、ふと横を見たら原作未読の友人が寝ていた。北海道の雄大な自然の中でのアクションも見応え十分なのだが、アイ>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.1

前情報なしで鑑賞。一切ギャグパートはなくかなり重たい内容だった。人間の醜悪さをこれでもかと詰め込んだ描写に少々疲れてしまった。これまでの歴史のように、大義のために個人の幸せが踏み躙られないような行いを>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

いつものスパイファミリーのノリが楽しい。神の登場には笑いました。この作品は、このまま永久にクレヨンしんちゃん的な感じで行くのか、物語は進みいつか家族としての岐路に立たされるのか…

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.6

マーライオンから血のようなものが出るシーンが怖すぎて戦慄。シンガポール旅行に行ったばかりだったので、知っている場所がたくさんあり楽しめた!京極さんにおもろキュンとしました。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.3

その人の中に在る美しさを見る物語。火のエレメントは危険だからと差別されてしまうが、単に文化や性質が異なるだけで先入観による恐怖がそういった差別を生み出す描写にハッとした。特に好きだったのはエンバー🔥が>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

主演の二人が魅力的!ダンスの入れ替わりシーンがアナログな撮影とは思えないほど素晴らしく、すごいなー!と何度観ても感心してしまう。サンディの抱える痛みに自分も少なからず覚えがあり、少し心がキュッとした。>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.1

今作は嬴政という人物への文脈理解が深まりとても面白かった。政がなぜ中華統一という夢を掲げるのか。とてもパーソナルな絆によるもので、泣けた。1で「私を守るために死んだ者が少なからずいる」と信に話し、楊端>>続きを読む

わんわん物語(2019年製作の映画)

4.0

子供の頃大好きだった物語が世界観そのままに。シャム猫の理由なき悪意、言葉を交わさなくても愛を語ることができると知ったスパゲッティのシーン。ディズニーとともに大人になった自分が大好きな愛犬を思い浮かべな>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

スプラッタとか怖いだけの映画ではなく、人と人、人と機械について考えさせられるちょいホラーヒューマン映画って感じだった!ホラー苦手な私でも楽しめた。ミーガンが人を襲うのはケイディを守るためなのと自分のア>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

原作の物語が好き過ぎてなんか泣けてきた。リアルに振り過ぎずおとぎ話の雰囲気を出してくれていたのが嬉しかった。二人のダンスシーンに自分の中のプリンセスがうっとり。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最初の25分で難解かつ理解できる気がしなかったので、一気見せずに途中で解説を挟みながら鑑賞。アクションも映像も素晴らしいのだが、どうしても疑問が多々残りあまり向いていなかった。ラストの時間挟撃作戦、青>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

アバターを観るとまじで人間やめたくなる。CGとはわかっていても素晴らしい”自然の美しさ”に圧倒される。監督は本当にどこかの星の記憶を有してるのかも。自然の美しさとは対照的に、スカイピープル(人間)の創>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.9

セリフ回しがまじうける。字幕は割とまろやかに中和されてるけど英語の方はもっと過激でおバカ。飲み過ぎた翌日のやっちまった感に共感すると共にダグを探す謎解き要素もあってすごく楽しめた!

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.4

20年ぶりに見返した。アメリカの激動の時代を生きたフォレストの半生が面白い。気がつくとフォレストのひたむきな愛と誠実さの虜になり、彼の幸せや喪失の伴走者となっていた。大袈裟に喜んだり、大泣きしないニュ>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

直立した靴、割れたなにか、血まみれのチンパンジー。冒頭の映像の引き込み方すごい。野生と調教、恐怖と家族愛。カテゴリーが「ホラー」になっていたが、受け手によってそれも変わるのであろう。妹の原動力が最後ま>>続きを読む

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

2.9

サブマリンを観て、改めてこちらを。コナンくんの身体能力の高さに笑ってしまった。good!
セリフが多くてちゃんと観てないと全然謎解きの実感ないからこれは私が悪い😮‍💨

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

羊は目に表情を映しづらいので、それがよかった。冷えて、凛とした山間の空気が映像から伝わり、好きな感じだった。ラストは「え!?なに!?そっち!?」ってなったけど、まぁオーケーです。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

子供目線で見た戦争の日々だからか、陰鬱な雰囲気ではなく色彩も鮮やかです。ゲシュタポの機械的で不穏な感じが子供の不安をよく表していると思った。無垢なジョジョの戦禍での常識が、一人のユダヤ人少女との出会い>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.1

お友達に勧められて見た、初タランティーノ監督。これぞ映画!エンタメ!の内容で釘付けでした。最後の敵も味方も入り乱れる銃撃戦に「これまでの展開や緻密な計画はなんだったの!?!?」と唖然としましたが、きっ>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.9

コナン映画は初見でしたが、子供の頃から地上波アニメを観ていたことと、映画の冒頭で全て説明してくれるスターウォーズスタイルのため難なく楽しめた。コナンくんの勇気と仲間を想う気持ち、行動力に幼い頃抱いてい>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.3

原作が素晴らしく、読了後すぐに観た。脳内の映像を答え合わせするような感覚で楽しんだ。静かで染み渡るような作品です。個人的には本の方が好き。

RRR(2022年製作の映画)

5.0

大好きすぎて言葉にならない。人生のターニングポイントになるであろう作品。これまで、白人最高!アメリカ万歳!の映画を長らく観てきてのだと自覚した。まさに「俺は森で生まれて無知だった!」と。世界は広く、そ>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

大好きな家族なのに、うまくいかないことを「家族のせいで…」と思わずにはいられない、その苛立ちと自己嫌悪に大大共感。様々な人との出会いの中で成長していく様子と家族がいるからこそ強くなれる姿に涙が止まらな>>続きを読む