写真に現れる、リーアム・ニーソンが特にツボ。
どうしても似ているパンズラビリンスと比較してしまうけど、あきらかにこっちのほうがやんでないのでインパクトがあまりなし。テーマもシンプルであまり新規性もな>>続きを読む
悲劇が悲劇たる所以は、悲劇はそこでおわることではなく、その加害者、被害者、被害者の周りにまで悲劇を再生産してしまうこと。
その悲劇の広がり方は状況によって違うし、予測不可能なもの。
だからこそ、悲劇を>>続きを読む
展開が唐突だったり、無理はあるものの、多くを語らないセリフと、抑えた演技と、音楽と映像効果がもたらす荘厳な雰囲気でとても大好きになりました。テッド・チャンの原作をすぐ読んだけれど、原作をかなり忠実に再>>続きを読む
行けなかったので自宅目黒シネマ。
ポール・オースターが原作&脚本なだけあって、挿話がどれも味わい深いものばかりだった。セリフがいちいち素敵で、最初10分で、あ、これはいい映画だなと思わされるほどでした>>続きを読む
政治学の先生に、社会科学を学ぶ者であれば必ず鑑賞しなければならないといわれていた作品。フーコーが現代に生きていたとしたら、情報を利用した国家管理とそれに対抗するハクティビズムについて、規律権力・生権力>>続きを読む
マネーショートとあわせてみれば、授業をとらずともサブプライムローン問題がわかる。どんな組織が失敗するときも構造は同じなのかもしれない
アメリカのサブカル女子ドーン!って感じの映画。
ポップなカラーリングとことば遊び、意外とすごい下ネタのオンパレードが独特な世界観を作り上げていました。人間の持つ愚かさ、イタさ、みたいなものを煮詰めたみ>>続きを読む
孤独な闘い、何があっても信頼を寄せてくれる賢く貞淑な若妻、これぞ男のロマン!って感じの映画。小泉元首相が大好きな作品と聞いて、彼のローンウルフ精神の支えだったんだろうなあと拝察。
来世にシャーロットゲンズブールになるため、今回は徳を積もうと思う
ヴィム・ヴェンダースなのにRotten Tomatoesの評価が低いのが気になっていたけど、開始30分で「あ、これやばいやつだ」と気がついてしまった。映像の美しさはほんとうに卓越しているけれど。こうい>>続きを読む
フランス映画であっても黒沢清節は変わらず、西洋的なミザンセーヌと黒沢清の演出のおどろおどろしさが不思議なゴシックホラー作品を作り上げていました。タヒール・ラヒムが大好きで観たものの、彼を含め役者の心理>>続きを読む
ジャクリーンケネディは、ELLEのようなファッション雑誌でべべやジェーン・バーキンと並んでファッションアイコンとして頻繁に登場します。それゆえ、わたしにとっては、ファニーフェイスでありながらとてもおし>>続きを読む
ララランドもとてもいい映画だったけど、ムーンライトこそがオスカーをとるべき映画だったと納得しました。
主人公およびほとんどの登場人物が黒人であり、しかも主人公はセクシャルマイノリティで、ドラッグや貧>>続きを読む
初日、初上映だったからか席はいっぱいでした。この映画は、これまでのドラン監督の作品に比べて極めて「地味」であるといえます。ドラン監督の映画の魅力といえば、そのめくるめく映像美。ファッションやインテリア>>続きを読む
この映画を観て以来、レジーナ・スペクター(歌手)とズーイー・デシャネルと水色っぽい青色が好きになりました。ズーイー・デシャネルはいまや、全世界のサブカル女子にとってのアイコンといってもけっして過言では>>続きを読む
レオス・カラックスのばかやろーって感じだった。
その他二つは大好き。蒼井優はいつも最高
大好き。新しさはないけど(これまでの映画のいろんなオマージュで構成された映画だからか)、観ていて楽しくて、きれいで、とりあえず映画に審美的価値だけを求めるのような人にとっては100点の映画。
ジャズ>>続きを読む
24時間テレビを思わせるありがちな展開だったけど、フランスのbanlieuの描写に学ぶことが多かったので見た価値はありました。トランプ氏の政策でゆれるいまだからこそ考えさせられることも多かった…
すごく好きだった。「ダブル不倫」だけどゲスさは0.
岡田英次さんはフランス語をしらずに音として暗記してセリフを話していたらしいけど、みじんも感じさせないような発音のうまさ。
小説よりも、こちらの映像作>>続きを読む
ゼミの飲み会の後にレイトショーで観た。
この間、アンナ・カリーナのあと、ゴダールの恋人だったアンヌ・ヴィアゼムスキーが書いた「彼女のひたむきな十二か月」を読んだのだけど、その本からはゴダールの一人の男>>続きを読む
主人公がどんどんかっこよく見えてくるから不思議。視聴以来ずっとFour Seasonsを聞いてる。
南アでのひと月を思い出した。少年ギャングの男の子が、「ちょっとでもいい人生を望んだらギャングに入るしかない」と言っていた。彼もまたツォツィのひとり。
この国では人の命が虫くらいに軽いのかと思うくらいだ>>続きを読む
「夕凪の街、桜の国」の映画がよかったので実写でもよいのではとはおもったけど、
アニメじゃないとつくれなかった映画でした。
(北川景子主演のドラマもあったらしいけど)
東北で大震災がおきたとき、
東京>>続きを読む
「シン・ゴジラ」がちゃちにみえてしまうほどの超良作。
「5人を助ける為に他の1人を殺してもよいか」という思考実験をトロッコ問題という。この映画はまさにトロッコ問題を現実にしたもので、
「自爆テロ(そ>>続きを読む
なんだこれは!ってくらいにいい映画でした。まったく有名じゃないのに。
オドレイトトゥの地に足ついた、でもどこかガーリーなファッションもかわいいし、ひとりひとりが主人公だって言えるくらいに丁寧に描かれて>>続きを読む
コンゴ(当時のザイール)から亡命した医師が、フランスのど田舎、人口は数百人という小さな村Marly-Gomontに赴任して奮闘する話。黒人を一度も見たことがないような人たちだから、彼や彼の家族に対して>>続きを読む
大学でやっていた上映会にて。
いつか働く可能性も十分にある国のことだったので、きちんと勉強したいと思い見に行きました。
もっともノーベル平和賞に近いともいわれる、レイプ被害者の精神面・身体面をサポー>>続きを読む
ジャンピエールジュネ監督の、ひとにぐんと接近して撮るやり方が好き。
定量的分析より定性的分析が好き(卒論に取り組む大学生の嘆き)
観ながら思い出していたのは、「W3」を代表とする手塚治虫の作品。
宇宙人から地球の常識、特にインド圏の宗教文化を客観視する、というアプローチが新しかったのでしょう。
日本においては、宗教がとても特殊>>続きを読む