しらたまさんさんの映画レビュー・感想・評価

しらたまさん

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

諦めの悪い限界ヴィランを演じるマッツミケルセンからしか得られない栄養素があります。

宇宙人よりタイムトラベルの方がまだ全然良いなと思えた考古学博士の冒険だった。
(あれはあれで、軍服の冷酷なケイトブ
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ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

4.7

大好き!定期的に作業BGMとして流されてる。

純粋にエンタメとして面白い。話の筋が若干渋いのもいい。
ボブ・ホスキンスが素晴らしい。ロジャーがそこにいて、瞳に映っている演技をする。
アニメと実写のハ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

ほんまに180分あったんか怪しい。信じてない。そんくらいよかった。

タイムラインが洗練されてて痺れた!
複数のエピソードを並行して進めていくんだけど、今まで以上に細切れの時間は、「過去も未来も同時に
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ドゥニ〜!160分と感じないくらいテンポ良かったよやればできるじゃん!!!

私はあの独特なイメージカット多用〜雰囲気〜スピ〜みたいな作風も嫌いじゃないんだけどな。今回はやりたいエピソードが多かったの
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

圧 倒 的 美 術 !!!!!
すげえよ、目が焼け死ぬ。美術がエグい。

表現に妥協がなくてたいへんよかった。
誰もがpoorで、等しくdearである。
愚かで慈しい人間の、人生という冒険の美しさ。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ゴジラはにわかなので多くを申すまい。

戦争ものとして普通に観ていられたのでよい。
それでいて話の展開にストレスがなくてよい。
ビームの威力がド派手でよい。

人が死にすぎるので私にはゴジラ向いてない
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

眼福!

ビジュアルとサウンドでもたれるくらい
「カッコええでっしゃろ!!!」
って言ってた。

ドニー・イェンも真田広之もビル・スカルスガルドさえもキレッッキレのキメキメで最高だった。
(キアヌはか
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

アリ・アスター ってすげー。って感想になってしまった…

鬱を鬱の形のまま映画というコンテンツにまとめてずっとブレがなくてすごい。
踊り場も寄り道もない。
「恐怖」と「嫌悪」を使い分けててツボがわかっ
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

よくできてるので大好き。

クローゼットの上でドヤ顔してるところだけはほんと笑ってしまうんだけど許してほしい。

不穏な要素の出し方とか、湿り気とかの雰囲気も最高だし、キャラ立てとか悪霊退散のエンタメ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.7

けっこうたくさんの要素を盛り込んでてすげえなーと思った。

死霊館ユニバース好きな某氏が「ジェームズワンがうまいんだよ」と言ってて、うんほんと それはそう。

でも、最初の「死霊館」みたくゴシック寄り
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.4

「ウェス・アンダーソン まじで一生ついていくわ」って思った。
目にやさしく、耳においしく、心にあたたかい、私のずっと好きなウェス・アンダーソンだった。

演劇リスペクトな構成が徹底されてて感心して、大
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

ジョーダン・ピール監督はなんというか漫談師みたいなところがある人なんだろうか。
映画作るのって楽しいけど業が深いわとか思ってるんかな。

『「UFO映像で一攫千金」な話展開でいい感じのホラー撮ったよ〜
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

駿さんは今際の際なの?

映画館を出てきてすぐの感想は「これ『ジブリ美術館』じゃん」だったし、「宮崎駿のエンドロール」を観ているような体験だったんだけど。
「今までさんざん描いてきましたから」みたいな
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.6

soooo creative!!!

これをチームでやり遂げてるっていうこと自体がやばい。
アクションパートのクオリティすごい。
構図と、絵と、動き、カメラワーク、これアニメ作品なのよな?
描かなきゃ
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ライフ・イズ・クライミング!(2023年製作の映画)

4.3

クライミングシューズを履いたことがあるひと
好きなことに全力を出したことがあるひと
挑戦してコテンパンにされたことがあるひと
生きることってなんなのか探してるひと

そんなひとたちみんなに観てほしい景
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.4

すごい良かった。役者がめっちゃいい。
さすが戯曲だなぁという感じの脚本だった。

演出はそんなに好きではないけど、一見凡庸に見える人生の、人間のドラマチックな悲喜交々は大好物です。

コンパクトだけど
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.4

やっぱりディズニーはさすがだし、ピクサーは相変わらず主義が偏ってていいな。(褒めてるよ)

どのアニメよりもディズニーアニメのモーションが一番感情にしっくりくると思う。

でも、日本版でそこかしこがカ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

音楽がぜんぶ持っていった。
構成上 端折らざるを得ない部分を補完し、さらに彩りを加え、ドラマチックにもセンチメンタルにもしてた。

音楽にセリフを言わせてる映画だった。
せっかく音が出るんだからそう来
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

くやしい、おもろかった。

『”めちゃくちゃ”を「これってめちゃくちゃじゃないか!」と認識できるよう整えてある』のは凄いと思った。編集がやばい(語彙の消失)

長くてしつこいと思うところも沢山あった。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

「ぼくのママの話」…

ママの影響が絶大だったのはわかったけど合わなかった

映像作品として安定感しかないスピルバーグはほんとうにすごいわぁという尊敬と、映画って撮るのも観るのも面白いよね〜っていう共
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バビロン(2021年製作の映画)

3.7

冒頭からタイトルバックまで「この調子で3時間いくの?死んじまうよ!」って密度だったんだけど、そのインパクトが必要な感じだったのかしら。

マーゴット・ロビーが2億点くらい叩き出しててカッコよかったです
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.2

サム・メンデスって「どう撮ったらエモいか」みたいなのを、あざとくないギリギリのラインで堂々とやるよな。

四季の空気の質感や、古い劇場の埃っぽくてちょっとカビ臭そうな感じとか、実際に体感してるんかと思
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

娘ちゃんにデレデレな “パパ・スコット”が大好き。そういう意味ではアントマンは最初から最後まで常にスコアカンストだよ。

余白が一切ない弁当箱みたいな編集で個人的には疲れたけど、MCU観てるな〜って感
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

言語化しにくいんですけど私には天啓みたいな作品だったので大切にしています。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.2

みんな、ダニエルの太ももを撫でるハビエル・バルデムと激おこジュディ・デンチと初々しいベン・ウィショーに会いたくなって何度も鑑賞しますよね?

白状して?

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

アレクサンドルデスプラのサントラが超絶エモい。ライティングとロケと衣装がめちゃエモい。登場人物全員幸せになってほしい好き。

グレタ女史は今後もシバリのある時代ものから撮っていこう(余計なお世話)

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.3

ジョン・ウィック的なアップテンポアクションかと思わせといて、激渋でごりごりなスパイものなので大変よいです。

なのに!凄まじい!眼の!!保養!!!!

シリーズ化されたら絶対に劇場で観るのでシャーリー
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

撮影が技術センス共に高品質。
イギリス人俳優スタンプラリーが刺さる。
戦争ものなのに詩的。

劇場で観ることに大いに意義のある作品のひとつ。
6回くらい観て、毎回感動した。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.9

SF映画の金字塔ですよ。
わたしゴリッゴリのSF好きなんやなとわからせてくれた作品。よい作業BGM。
難しい話と愛だ親子だって話の盛り込みバランスが両方振り切れてて好き。
ノーラン監督がおかしい奴だっ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

クレメンタインもジョエルもいつまでも私の中におる!
誰が何を言ってもこの映画が人生で一番好き。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.7

ウェス・アンダーソン作品の中では個人的に一番湿ってるとおもう(良い意味)。
すべてfeat.ブルースウィリスのせい。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

ウェスの日本愛がカンストしてるやつ。

言語の情報がいつもの作品の倍あって、それだけで見応えのある一本。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.3

これ日本でももっと知れ渡ってほしい。

みんなもっと好きに生きていいんやでって言いたい。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.6

3人が癒されていくのが嬉しい。
過去のシーンになってからが特に大好き。
スルメの如く噛みまくって、ウェス作品の芯みたいなものに触れたきっかけのやつ。

観た後、部屋の中にスパイスの香りがするっていう幻
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