シロさんの映画レビュー・感想・評価

シロ

シロ

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

1.5

先週観た「デリカテッセン」と同様、訳が分からなかった笑。説明のないまま進むから30分くらいで挫折。もう何のことだかさっぱり。でも脳みそで生きてるやつとか悪夢を見る子どもたちとか文章で読んだらおもしろそ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

2.8

「バットマン」初めて観た。思っていた派手なアクションは少なく、探偵っぽい雰囲気で1つ1つ謎を解いていくので飽きさせなかった。知能犯リドラーとの対決というよりも嘘と悪に塗れたゴッサムシティそのものを救お>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

2.9

最後の斎場のシーンがめっちゃおもしろかった。とにかくクズしか出てこないのが最高。市長もクズ、検察もクズ、板挟みになる警察もクズで、利用されながらも逆にこっちも利用してるやるぜ!っていうスタンスが気持ち>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

1.8

また訳の分からない映画と出会ってしまった…。登場人物全員が変人だけど地底人まで出てくるとは思わないじゃん。どう見てもフランス人にしか見えないけど。その地底人と協力して父親を殺す話?そもそも主人公が元ピ>>続きを読む

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

1.6

冒頭、女性が赤ちゃんを抱えてバイク走らせる場面は良かったけどそこまでだったかな。このお母さんがアーヤを迎えに来るのかなって思ったけどそうじゃないのね。バンドマン要素は意外だった。ジブリパーク、去年行っ>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

2.7

登場人物が相次いで2人死んでやべー映画だなぁと思ったら出てくる人出てくる人みんなやばい。血がついた手で握手するやつとかラリってる奥さんとか宗教に傾倒するやつとかやべー方法で殺すイ先生とか。でもそれに立>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

2.1

母を亡くした少女と詐欺師の男のロードムービー。少女の機転がすごいのよね。お金持ちにはより多く取り、苦労してそうな家族に貰わない。途中から合流したダンサーを追い出す作戦は大胆w最初は親子ではないって否定>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

2.3

人種差別をしてないつもりでも人種差別をしていると思う。「黒人だから」「白人なのに」「アジア人は」などと考える。言い争いをした時にそれは如実に出てしまう。ましてや銃社会、最悪な形として表れる。日本人とし>>続きを読む

復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.1

日本植民地時代にされた復讐を今老人が果たす。復讐の仕方がかっこいいんだよね。時に小細工も使うんだけど普通に腕も強い。でも根底にあるのは悲惨な過去。だからなんだかもの寂しくて全然スカッとしない。最後まで>>続きを読む

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

1.5

「オッペンハイマー」が話題になっててどうしても原爆のことが思い出されるね。誰かによって作られ、偉い人たちの会議で決められ、誰かによってそれが投下される。めちゃくちゃ怖いことなのにブラックコメディとして>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.4

アクションのバリエーションが多くて見てて楽しい。ナイフを投げたり馬の後ろ足を使ったり銃はもちろん日本刀やヌンチャクも出てくる。すべてを使いこなすジョン・ウィックがかっけー。でもそれ以上にハル・ベリー様>>続きを読む

愛を歌う花(2016年製作の映画)

2.4

日本の昼ドラもびっくりなドロドロの愛憎劇。前半までまだ親友の体を保っていたのにどうしてこうなった?親友の彼氏を取る女、どっちつかずの男、親友に復讐する女…3人ともクズすぎる。でもこれがけっこうおもしろ>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.0

絶望の底の底からそれでも希望を見いだせるのか。戦争が終結してもなおソ連の支配下に置かれ過酷な労働を強いられていた人たちがいたとは。山本はロシア文学が好きだからロシア語を学び、歌が好きだからと英語の曲を>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

2.5

セリフが少ないかわりに一言一言が痺れる。中二が考えた設定か?って思うほど演出がかっこいい~。ターゲットである姉の最期も、スーツや武器や侵入経路の準備も、鏡の世界での戦いも良かった~。ジョン・ウィックが>>続きを読む

ブルドーザー少女(2021年製作の映画)

2.7

常にイライラしてて喧嘩腰な主人公のキャラクター造形がすばらしい。怒りの要因はもちろん他人にあるんだけど、そいつらに真っ向が挑む彼女がかっこよかった。父が事故を起こして意識不明となり、その日何があったの>>続きを読む

(2022年製作の映画)

2.5

さわ子ちゃんはお父さんにコンプレックスがあっておじさん好きになったのかなぁ。そこに理想の父親像を当てはめるというか…。おじさんから若い子への好意ってどうしても性欲に思えてしまうな。だけどさわ子ちゃんは>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

2.1

ハワード・ヒューズさん、存じ上げなかったのですが凄い人ですね。お金があるから好きにように映画や飛行機を造る。実行力も凄い。しかし人生がすべて上手くいくわけでもなくちゃんと報いも受ける。正直言って全然興>>続きを読む

カオス(2005年製作の映画)

2.6

まじかー。これもう1回最初から観たくなるタイプの映画だわ。黒幕は誰かなぁって探りながら見てたけどそういうことね。たしかにあの時少し違和感あったもん。カオス理論っていうのも初めて知った。勝ち逃げはムカつ>>続きを読む

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.1

これ女の子みんな好きなやつじゃん!(クソデカ主語)。ジュリエットに手紙を書いて壁に貼る文化も素敵だし、ジュリエットの秘書として手紙を返す仕事も素敵だし、50年前の手紙を発掘してそれをきっかけに当時の想>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

観るのに覚悟がいる作品。でもこの作品を撮ってくれたことに感謝したいし、こういう作品があるだけで救われる。そう思う作品は今まで数本あったけどいつも上手く感想にできない。なぜだか涙が止まらなかった。たぶん>>続きを読む

フェイク(1997年製作の映画)

2.4

潜入捜査官ものが面白くないわけがないんよ。でもこれ実話なのか。えぐ。潜入捜査官だといつバレて殺されるか分からない恐怖に、死体をバラすのまで手伝わされて、夫婦仲は冷える一方…。そしてどんどんアル・パチー>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

2.9

父リチャードに一癖にも二癖もあるのは黒人であるが故に差別を受けてたり父が守ってくれなかったりすぐそばに転落する道に落ちる可能性があるというのを知ってるからで、人や特権階級というものに疑心暗鬼になるもの>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.6

正直よく分かんなかった。ホラー映画は滅多に観ないけどフェミニズム映画だと感じたので観た。主人公はあまり怖がっていなくて立ち向かっていったおかげでこっちも怖い思いをしなくて済んだ。が、何が言いたいか伝わ>>続きを読む

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.4

人生って出会いと別れの繰り返し…だけどその中で恋愛したり友情を築き上げたりする。それは簡単なことかもしれないけど大きな楔を打ち込むことだ。
ウードの元カノを巡る旅、赤い髪の彼女の話と女優の彼女の話は良
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

心の防衛反応ってエグいね…。中村倫也が「経験人数2桁超えてるのに…」って言った直後「それは性依存なだけでしょ、お母さんに愛されなかったばっかりに」って言われて、うわぁそういうことかって思った。芳根京子>>続きを読む

バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

1.3

キャメロン・ディアスだから見たけどつまんない!吹き替えの人いつもと違う?

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.1

孤島で男2人だけの生活、何も起きないことはなく…。これこそ映画ならではの体験。パワハラ気質のウィレム・デフォーと新人のロバート・パティンソン。2人の人物像が浮き彫りになり、2人の関係性も徐々に変わり、>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスフルでめっっちゃおもしろかった。盲目なんだけど暗くなるとちょっとだけ見えるのがミソだよね。前半は「パラサイト」のあの人がコメディリリーフとして回してくれておもしろかった。しかし後半から緊迫感>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

2.1

私もなにか遺していけたらいいなぁって漠然と思った。中盤でいきなり葬式のシーンになってびっくりしたけど、客観的に語られる最期の生きざまがいい。主観的にも客観的にも幸せだと思ったら最高。話は少々退屈だった>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.0

あ、あきちゃん…泣。期待してなかったのに突き刺さってしまった。中学生の自分に見せてあげたい。そしたら1人じゃないよ、って気付けたのに。中学生の頃って学校がすべてだと思い込んじゃうよね。でもそれ以外にも>>続きを読む

いますぐ抱きしめたい 4Kレストア版(1988年製作の映画)

2.1

若かりし頃のアンディ・ラウとマギー・チャンが美男美女~。芸名と役名が同じなのね。弟分がいくらクズでも決して見捨てないアンディ。そんな男を好きになってしまった純情可憐なマギー。同じようなストーリーは何度>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

2.8

圧倒的現実感のあるディストピアだった…。ひたすら苦しい。倍賞千恵子も最初は普通に働いてたし職場仲間とも和気あいあいとやってたのに、制度が出来てから生きるのが難しすぎて政府から早くいけよって言われてるみ>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

2.9

こんなにグサグサと刺さる映画だと思わなかった。生々しくてすごくリアルだった。すべての人の人となりが分かった上でのクライマックスは圧巻だった。みんながみんな狂ってるわけだけどそれにはみんなに過去があって>>続きを読む

ヴォイジャー(2021年製作の映画)

2.4

感情を抑制する薬を拒否し、唯一の大人であったコリン・ファレルが死んでから若者たちが暴走し始める…。人間の醜さが露呈してゾクゾクした。何が正解か不正解も分からぬまま群集心理に傾倒していく様が恐ろしかった>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

1.2

またしてもガイ・リッチー監督と相性が合わず…。ファッションが素敵な女性陣と音楽は良かったけどストーリーがまったく頭に入ってこなかった。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

2.5

男の妄想が具現化されたお洒落映画。好き!と嫌い!の狭間で揺れ動く笑。悔しいけどおもしろいんだよ、90年代のタランティーノとかコーエン兄弟みたいなアホな男が愛おしく見えてしまう映画。だけど冷静に考えると>>続きを読む

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