あおやさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あおや

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黒い罠(1958年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オーソン・ウェルズがいかにもな悪役を演じていて「クサいなー」と思っていたら最後。
やり方はどうであれあいつは正しかった、という後味の悪さの中「アディオス」と締めくくられるのが妙に心地よい。

冒頭の車
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.0

正直前2作に比べると取って付けた感はあるけれど、最後のまとめ方や主人公の変化には分かっていながらも心動かされる。

3部作イッキに観たのでよりつながりが鮮やかに感じることができてよかった。公開当時これ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.9

なかなか年鑑を取り返せないのがじれったく(当たり前だけど)、「今だ!いけー!」「あー惜しい!」と思わず声をあげて応援してしまう。

話題の2015年の未来像に関しては本当にこんな感じだったらなあという
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.8

デロリアンはいわずもがな、55年も85年も車がかっこいい!

最初から最後までワクワクドキドキ、画面に釘付けになってしまう作品。伏線のちりばめ方も素敵。94年生まれにとっては85年も十分昔なので、いち
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クラッシュ(2004年製作の映画)

5.0

ジャケから切ないラブストーリーだと思っていたら終始鋭いナイフで切りつけてくるような映画でした……。

人種差別について、日本ではあまり馴染みがない問題なので本作を「まぁ落ち着いて、みんな仲良くしようよ
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

スマートインテリなイメージのあるサイコパスですが、本作では「メカ」「マッチョ」「ドンパチ」の3馬鹿要素が加わり、「日本語字幕・戸田奈津子」までひっくるめてSF・アクション好きにはたまらない感じになって>>続きを読む

大いなる遺産(1998年製作の映画)

4.0

ディケンズの原作は読んだことないけれど、主人公が過去を振り返ってゆくという描き方はそのままとってるみたいですね。それなのに!あの最後のボイスオーバーが憎たらしくてずるい。

エステラの絵を描いた後ちょ
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美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡(1995年製作の映画)

4.6

20代女子の女子会にオススメ。
当時の推しと今の推しが全然違くなっていたり全く一緒だったりして面白いです。ウラヌスのイケメンさなんなんだ………。

ペルルの声がアグモンだと気づくかてんどんまんだと気づ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.6

最初こそまっすぐな描写にびっくりしてしまうものの、後半にむけて切なさが加速して久々に映画をみて「苦しい」と感じました。とにかく苦しい。

ヒースレジャーがとてもいい演技をしているんですが亡くなってしま
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複製された男(2013年製作の映画)

3.0

淡々とすすんでゆくなーと思ったら最後……心臓がヒュッとしました。

ちっとも意味が分からなかったのでネタバレサイトなどを一通りみてなるほどね〜とはなったけれど、それだけでした。「プリズナーズ」が良質サ
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.2

「テイクディスワルツ」のサラ・ポーリーが主演とのことで鑑賞。

っていう前置きを書かなきゃレビューするのも恥ずかしいくらいの邦題がついています。
単純に自分と主人公を重ね合わせて「もし自分がアンだった
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.6

とばせ、鉄拳!ロケットパンチ!

予告とは裏腹にヒーローロボットアクションもの。原作がアメコミではあるものの、なるほど日本が舞台とだけあってしっかりと日本のロボットアニメへのリスペクトが感じられてとて
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座頭市(2003年製作の映画)

4.1

殺陣がキレッキレ………!!
シビれる………!!!

北野作品ははじめてみたけれど、間の使い方が独特でなんだかそわそわした。
ラストのタップもこれはこれでよかったけれど、もっと渋い座頭市をみてみたいので
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ストリートファイター(1994年製作の映画)

2.5

ヴァンダムが若い!

元ネタわからず観たけどストファイやってた人でもよくわからなかったみたいです。展開もラストもわかりやすくて安心して観れる。ヴァンダム映画。

地球が静止する日(2008年製作の映画)

2.5

クラトゥ バラダ ニクト!

"キアヌ・リーヴス主演"にだまされました映画第2弾。
旧作の方をまだ観ていないのにリメイク失敗したんだろうなというのがすでに伝わる。ゴートっていうゆるつよキャラが完全にい
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観た人の大半が感じるように、レズビアンを描いた映画というよりはむしろ普通のラブストーリーという印象をうける。LGBTであることが要因になっている問題はたいして大きく取り上げられず、作品の芯の部分は純粋>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.5

でんぱを楽しみにしてたのに一瞬だった。俳優陣の役者魂。暴力シーンに心臓がひゅってなる。
人殺しでも非道でもオダギリジョーには一生ついていこうと思った。

愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

前半はなるほど完全無修正版……と思いながら観ていたけど後半でイッキに奥行きがでてきて、終盤たたみかけるように切なさが増幅していく。

そんな中「ナチの過去をもったドイツ人の罪の意識」というのもテーマに
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

人種差別の撤廃には国連の宣言やキング牧師らの演説がおおいに貢献したけれど、今日人々のLGBTへの理解を急速に浸透させているのは映画やその他の芸術であるように思えてならない。この映画に対する評価の高さか>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

4.4

大人ディズニー。
子どものときに観ていたら怖くて泣いていたかも。20才のいま観た感想、すごくよかったの一言。

個人的に"悪役だけど実はいいやつ"みたいなギャップに弱いのでなおさらやられた。こういう善
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

主人公の"お手紙代筆ライター"という仕事を理解できるか否かが、この映画自体を受け入れられるかどうかに関連しているような気がしました。「本人が書いた」という確固たる本人のしるし、つまり2人の恋でいえば肉>>続きを読む

ポンペイ(2014年製作の映画)

3.0

CG技術でポンペイの街並みを完全再現!のち、すべてを完膚なきまでに破壊します。

「ロード・オブ・ザ・リング」はCG技術で世界をまるごとひとつ創造し「CGは神の域に達した」と称賛されましたが、本作の中
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16歳の合衆国(2002年製作の映画)

3.8

ライアンゴズリング若い………。

単純な少年犯罪を題材にした映画だと思ったけど案外深い?
"なぜ過ちを犯してしまったのか"、ではなく"これからどう生きていくか"を問うような場面もみえたのにあのラストだ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

性的マイノリティであることを告白したロランスが苦悩する映画。
……だと思ったら違った。

むしろ168分の中でめまぐるしく心境を変化させるのは周囲の人々で、ロランスは映画の原題でもある"LAURENC
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ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

3.2

オチは序盤で読める(わざと読ませてる?)けど、「ペイン&ゲイン」のように最後に実話だと知らされることでじわじわ余韻が残る映画。

作中では監視カメラが好んで使われていたり、パノプティコン要素がふんだん
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スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

3.5

「キアヌリーブスのラブストーリー!人を撃ったり斬ったりしないキアヌ!これは見なくては!!」って思って観たけれど、やっぱりキアヌリーブスは全身黒服サングラスで弾よけてる方がかっこいいなと思った。

最初
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.0

作中でメイジーが眠り目覚めるシーンが繰り返し描かれる。現実のことがすべて夢だったらいいのに。起きたら全く違う世界になっていたらいいのに。メイジーが望む世界は、きっと元どおりの生活じゃない。一緒に住めな>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.6

試写会にて。
大半の人が「怖い」という感想をもつようだけど、それがただ単純にサイコパス的な恐怖を指しているのだとしたらあまりにもったいないような気がしてならない。
お得意の「まさかの展開」やぶっとんで
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サロゲート(2009年製作の映画)

3.3

これちょっと感動したんですけど、ブルースウィリスのサロゲート(身代わりロボット)は髪の毛ふさふさなのに、自宅でBMIにつながれている生身はハゲてるんですよね。それでいて「サロゲートは本当の俺たちじゃな>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

この映画は本当にバッドエンドなのか?
「後味の悪い映画」として有名なこの映画をみたときに、私はいまいちパンチが足りないと思ってしまった。

なんといっても最後のシーン、ヘミングウェイの「誰がために鐘は
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大停電の夜に(2005年製作の映画)

3.2

「クリスマスイブに大停電」という圧倒的に素敵な設定が勝っちゃって内容はイマイチ。

ラブアクチュアリーのようなハッピーさもなく、ジュンパラヒリの「停電の夜に」のような苦さもなく中途半端に感じてしまった
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.5

美しさは罪………。

Bang Bangがオゾンの「サマードレス」に影響されているのは気づいたけれど、もっともっと細部へのこだわりがあるのだろうと思うとやはり映画というよりはアート。
正直ストーリーは
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

日本だったら「職場が自分にあわない!けど克服してなんとか頑張る!」みたいになっただろうけど「あわないから辞めます」ってキッパリ働く場所を変えてしまうのが印象的だった。

明るいパッケージの写真とは裏腹
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明日、君がいない(2006年製作の映画)

5.0

オーストラリアの『エレファント』『桐島』的映画。

「2時37分、この中の誰かが自殺するーー」ということが分かっていながら物語がすすんでゆく。いったい誰が自殺するのかとある種謎解きのような見方で楽しめ
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.8

洋画アクション入門映画1作目。
この中でビビッときた俳優が主演している映画をたどってみていけばたちまち洋画アクションを満喫できちゃうオールスター感"射"祭。

とにかく過剰に殴りがち、撃ちがち、刺しが
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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.2

カミーユが終始キレてて「若いな」というよりも「まぁ落ち着いて……」ってなる。

Zガンダム20周年を記念して作られたものということで、当時のシーンと新しく作ったシーンでクオリティが笑ってしまうほど違う
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