あおやさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あおや

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.6

IMAX試写会にて。
まだ上手く言葉にできないですが……。

ゼログラ同様、映画館で(できればIMAXで)みなければ魅力が半減してしまう映画。

前日に『2001年 宇宙の旅』を観てからいったのでこの
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

5.0

親がどうであれ環境がどうであれ、子どもは1人で大人になってゆくものです。

個人的にいくつか自分と重ねてしまう部分もあり序盤からぼろぼろ泣いてしまいました……。
『ビフォア〜』シリーズでもそうですが、
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.2

名作すぎて、この音楽をくだらない演出に使うCMやバラエティにイラっとするようになるくらいによかった。

HALが愛おしくて、あのシーンは涙がでそうになってしまう。この映画で1番人間的なのはHALだと思
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.1

圧倒的センス。
各方面で絶賛されているとおり19才が作ったとは思えないバケモノでした。

よかったところは書ききれないのですが、個人的には「Je t'aime」の使い方が上手いと感じました。どこからど
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

4.4

総集編だけあって見どころ満載で、140分とちょっと長めだけど飽きない。というか目が離せない。
こんなに面白いアニメがやっている時代に生まれたかったし、キャスバル兄さんみたいなお兄ちゃんが欲しかったし、
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イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.5

テックスとマサキくんの話がよくて思わず泣きました。個人的にはテックスとかタチコマ、R2-D2みたいな愛すべきお馬鹿ロボットが好きです……かわいい……。
話の大筋とは別件で、ロボット(アンドロイド)は人
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.7

地方の閉塞感や、諸々のしがらみがまとわりつき、あるいはそれを自分から断つことができず(いつだって出発は断つことと同義だ)どこへもいけないうっすらとした絶望感みたいなのが作品全体を覆っている。これはきっ>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

震災後、助け合いの精神とともに人々ー特に被災者ーの心に強く刻まれたのは、もう2度と失わせはしないという「独占欲」であるように思う。
震災ですべてを失ったハナ。避難施設で「金をもっているか」と聞かれた過
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

4.8

劇場版三部作第二弾、「哀 戦士」編。
サブタイトルのセンスがズバ抜けているのでもう一度いっておくと「"哀" 戦士」編です。戦争は非情………。

今作でカイの株がグッと上がるので、彼にもう少しかっこいい
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

4.0

「ガンダム面白そうだけど何から見ればいいんだろう?いろいろありすぎ……まずは手軽にさっくり楽しみたい!」
と、たどり着いたのがファーストガンダム劇場版三部作。

平成生まれにはアムロの声が若井おさむに
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

「ジャケで選んだ」と友だちからお誕生日にDVDをプレゼントされ、なんだこのチープさは……と思いながらも鑑賞。

むちゃくちゃ面白かった。

終始テンポよく流れ、アクション、コメディ、ストーリー性の三拍
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.4

また雨の日にこういう映画をみてしまった………。

加害者と被害者の家族(遺族)の関係の複雑さが上手く、多少過激に描かれている作品。加害者を愛する家族らも登場させた吉田修一原作「悪人」の方が幾分か"考え
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.5

最後の山崎まさよしの主題歌に全部もっていかれる。

メイン2人は置いといても第2話のサーファーの女の子が飛び抜けて切ないのでどうか幸せになってほしい。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.8

アバウトタイム→ラブアクチュアリーと観たけれど、個人的には監督の描く恋愛よりも父息子愛にグッとくる。本作でもサムの初恋を応援するダニエルの話がとてもよかった。

ヒューグラント演じる英国首相の話やコリ
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

3.3

なるほど「突然炎のごとく」。燃え上がるような恋の例えだと思っていたらまったくの見当違いで、あまりの表現の秀逸さに鳥肌がたった。原題は「ジュールとジム」なので、おそらくこの邦題をお考えになった山田宏一さ>>続きを読む

トランスポーター2(2005年製作の映画)

4.5

無印の方のレビューで「徹頭徹尾イケてるステイサムが観たかった」って書いたけれど、続編で見事期待に応えてくれた。よくやった!!

宅急便屋さんから坊っちゃんのお抱え運転手に転職した本作「ドライバー2」。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.1

正直とりたてて特徴はないんだけど、観たあとにもやもやとかイライラがすっと消えて幸せな気持ちになれる映画。

ベタベタの恋愛映画かと思ったけど父と息子の愛というか、男なら(女もだけど)誰もが通る通過儀
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.6

世界一かっこいいハゲの宅急便の話。

アクション映画で「今の動きかっこいい!」というのは数多くあるけど、この作品で圧倒的にイケてる!と思うのはカメラワークだと思う。もちろんスタント自体もなかなかすごい
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あこがれ(1958年製作の映画)

3.6

トリュフォーの映画にでてくる少年たちは煙草の吸い方がこなれすぎていてドキッとさせられる。

「僕たちはその敵意が恋だということをまだ知らなかった」という言葉が印象的なあこがれの女性にみんなでイタズラば
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「われわれは幸福も不幸も大げさに考えすぎている。自分の考えている程幸福でもないし、かといって決して不幸でもない。」

ドワネルも慕ったバルザックのこの言葉を理解する瞬間、少年少女たちは走る。

学校で
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.2

①ブルース・ウィリスの毛根生存率はだいたい55%くらい
②絶対に「ハーレイ・ジョエル・オスメント 今」で検索してはいけない

散々「まさかの結末」「どんでん返し」と煽られているために身構えて見てしまっ
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悪人(2010年製作の映画)

5.0

「必ず最後に愛は勝つ」とは限らない。なぜなら(建前上の)善側にも悪側にも愛はあるからだ。

人は失った悲しみを怒りに変えてぶつけるために悪を要求するけれど、その際に法を用いるのは法に愛は裁けないからで
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.8

たとえ何度タイムリープして繰り返しても、あの一瞬で駆け抜けてゆく季節を長く感じることはないだろう。

東京国立博物館野外上映にて。……といっても長蛇の列に入場を諦め上野公園から遠目に観ただけで、改めて
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エリザベスタウン(2005年製作の映画)

5.0

好きな映画がまたひとつ増えた。

運転中のオーランドブルームは全体的に「頼むから前見て集中してくれ」という感じ。単純そうでなかなか掴めないクレアにいつのまにか心を奪われて、言動にいちいちにやにやしちゃ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.8

You are a prisnor of your mind.
モーフィアスの言葉が印象的。何度観ても面白い映画。

「1度観ただけじゃわからない」とかよく言われてるけど設定はそこまで難しくない。これ
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アバター(2009年製作の映画)

3.2

青い。
すごくお金をかけたゲームのムービーみたいな印象。

これが映画を変えた、という評価のとおり映像は壮大で圧巻。
単なるファンタジーじゃなくBMI的に"ナヴィ"とリンクしているため実際の世界にもう
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.5

自称音楽ツウはたいてい「ベースが」って言う。

セレブ時代の生活と転落したあとの生活が交互に映されてゆき、本来ならその対比によってより残酷さや惨めさが浮き彫りになるのだけど話がすすむほどおかしくて笑っ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.0

アベンジャーズを楽しむために観賞。筋肉サンダートンカチマンのお話。

全体的に普通。
けど唯一ロキの不器用さや報われなさにグッと心打たれる。一貫して俺様ソーの「でいやっ」って勢いでストーリーが進みがち
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

1997年制作の「そう遠くはない未来」のお話。生まれる前の遺伝子検査が可能になった2014年からみると数年後の話なのかも……?

SF映画の最高傑作!と言われたりつい奇抜な設定に目がいきがちだけど、と
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

3.5

筋肉!暴力!暴言!セクシー美女!アメリカ万歳!いったん爆発も挟んどくか!!!!
みたいな感じのとにかく下品なマイケル・ベイ映画。

おバカでまぬけな主人公たちが無鉄砲な計画で一攫千金を狙うコメディかと
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

「プリンを大量に買いこんだから君とどこまでも一緒にゆけるよ」っていうお話。

PTAがラブストーリーを作ったらこうなりました、な印象。特有の奇妙さや狂気を残しつつも芯は心温まる恋愛物語。ラブストーリー
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17歳(2013年製作の映画)

3.6

フランソワ・オゾンの最新作。

私が17才の頃なんて鞄に教科書代りのハガレンを詰めて、細工した席替えクジによって手に入れた1番後ろの席でそれを読む日々だったなぁ…と思いながら。

前半はイザベルが娼婦
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

前にドイツ語の授業でベルリンの壁崩壊前後の東ドイツと西ドイツの違いがよく分かるとかで観たけども、改めて観るとコミカルで心温まるストーリー。
ラストの息子の背中を見つめる母のまなざしのための2時間。ララ
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いつも2人で(1967年製作の映画)

3.4

出会った頃、新婚、結婚記念日、そして離婚の危機を迎えた現在……様々な時代のドライブが交差して描かれる映画。
異なる時代の場面のつなぎ方がうまい。

病めるときも健やかなるときも、いつも2人で。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.2

ストーリー(創世記だけでなく猿の惑星全体としての)はものすごく作り込まれてて面白いと思いますが、いろいろ見てて辛くなる映画No.1です……つらすぎ………