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翻訳家たちが色んな言語で必死で作戦会議をするところが、さすがだった。
映画館でかかった時にはあまり話題にならなかったと思いますが、良いミステリー。おすすめ。
好々爺のデニーロを見ると、達人というものはは殺気を完全に消すことができるんだと思った(笑)。ストーリーは『プラダを着た悪魔』の続編という感じ。
税金の無駄遣いを恐れすぎ、給付は複雑すぎて届かず、お金を介さない助け合いは成り立っている。なんでこうなってしまうのか。文部科学省特別選定作品なのだけど政治家はこの映画観ているのだろうか。
七之助さんは、こういうちょっとSな女性の役がハマり役。
『ケルズの書』のモチーフが散りばめられた美しい絵本のよう。特に緑色のバリエーションは日本のアニメ(特にジブリ)とは違う色彩感覚で文化や気候、植栽の違いを感じる。
日本のアニメは敵を倒したり封印するのに>>続きを読む
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男たちはどうしようもないが、女たちは助け合って生きていく。地に足をつけてたくましく生きる人たちは、悲惨なエピソードが続いても絶望がゴールではない。ごはんを食べて明日も生きよう。
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白川由美のセーターが良い。
謎のセイウチは大人の事情で追加したのだろうか?記憶喪失は何かゴラスの秘密に関係あるのか?と思ったけど、そうでもなかった。
しかし特撮部分のワクワク感は100点。
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原節子は体の線も顔だちもなんとも言えないなだらかさ。楕円、絶妙なR。小津監督の執拗な直線の背景に、原節子をはじめ人と茶碗の円みが動いている。