Shogoさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

大傑作の前作Fury Roadには敵わないけど、アクション映画としてはかなり良い方だと思う。期待していたほどの勢いはなくとも物語性があることで前作含めた良さがある。アニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘ>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

面白くない・リアリティない・どこかで見たもので溢れているけど、批評家に酷評されているほど個人的には酷くなかった。見るのやめようとは思わなかった。やはり災害時やハプニング時に世界で最も頼りになる人間ジェ>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

2.7

個人的には、途中で見るのやめようかと思ったほど面白くなかった。途中からリアルさとか置いといて娯楽全振りすぎて緊張感なく、特に最後らへんは真面目なシーンなのに笑ってしまった。緊急時においては世界で最も頼>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.2

貧困を暗い話で描くのではなく、子供目線でカラフラな画で活き活きと描いているのがとても良い。キャラクターを褒めたり非難したりもなく、温かさを感じさせながら厳しい現実も。ウィレム・デフォーの存在もかなり大>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.6

金曜ロードショー、日曜洋画劇場を思い出すような作品。軽い気持ちで見始めてもトイレ行く時は一時停止してしまう。暇な夜に最適で、映画に引き込む力があるのはジェラルド・バトラーのおかげだと思う。素晴らしい出>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

"アンダー・ザ・スキン"のジョナサン・グレイザーが監督というのもあるのか、意図を理解するのが難しいところもあり、個人的には絶賛とまでは。"サウルの息子"のような衝撃も感じられるず。ただ、観察的な視点、>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

個人的に最も恐ろしかったホラー作品ヘレディタリーと同じ系統で、ヘレディタリーほどのインパクトはなかったけど恐ろしさは充分。世界観の構築、画作りはかなりのもの。ロバート・エガースにしか作れないように感じ>>続きを読む

シンプル・プラン(1998年製作の映画)

4.1

自分が見た順番だと「その土曜日、7時58分」「ファーゴ」と同じ系統で、それらと同じでよく出来た作品だと思う。普通の人間が人生を踏み外す様子を描いていて、万人受けするわけではないけど、とても良く出来た脚>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

目新しい作品ではなく、ジョン・ウィックシリーズのような派手さや世界観もなく、ソウル・グッドマンも出てこないけど、悪くなかった。ボブ・オデンカークのアクションも良かったと思う。それにイコライザーシリーズ>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.3

ブロムカンプらしい世界観ではあるけど、物語含めて目新しさがなかった。第9地区のようなよく出来た作品ではなく、エリジウムにも届いていないような仕上がり。個人的には、物語に出てくる"意識"のところをしっか>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.4

あまり期待していなかったからなのか、意外と悪くなかった。ジェラルド・バトラーというスターの力もあり、見るのに耐えれるレベルではあると思う。新鮮さはなく、派手な画で圧倒することもなく、突っ込みどころもあ>>続きを読む

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

2.9

最初は少し期待できそうと思ったけど、ダメだった。話が中途半端にしか広がらず、アクションも興奮するようなものではなかった。呆れるようなレベルではないけど、アリシア・ヴィキャンダーが頑張っているのしかわか>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

人物へのリスペクトもあり、悲劇を見せるのではなく家族の物語を丁寧に魅せている。役者陣のパフォーマンスが力強い。特にザック・エフロンはキャリアベストだと思う。作り自体も見やすく、退屈することはなかった。>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

時系列がいじられてて複雑+知識不足でついていけないところもあり、あまり引き込まれなかった。テネットと似たような編集のテイストも個人的には疲れる。個人的にはソーシャル・ネットワークのような21世紀を代表>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

ホラーというより脱出劇で、細かい説明等はないけどそれが丁度よく、そこそこしっかり作られていた。引っかかる部分はあるけど、この手の作品では完璧さが重要ではないので気にならず楽しめたとも。ただ、イーサン・>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

前作同様に映像が圧倒的。サウンド面の迫力もすごい。壮大で作り込まれ世界、完成度の高さに今回も驚いた。けど、物語の盛り上がりのわりに引き込まれなかった。雑さはないのに何故か退屈に感じるところも。2作目と>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

おバカさや下品さは全くなく、風刺と温かさのあるコメディドラマだった。こういう作品が見たかった。苦難な状況で戦う黒人作品が求められがちな世の中、作り手からするとアホらしい物語が世間には大ウケする世の中を>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

若干長く感じるものの、脚本が素晴らしい。斬新さや娯楽的要素はないものの、とにかく惹き込まれる。かなり練られたと思う。主演女優ザンドラ・ヒュラーのパフォーマンスもかなりのもの。謎解きとせず人間を描き、か>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ランティモスの独創的な世界観と、エマ・ストーンのパワフルなパフォーマンスに圧倒される。ラファロとデフォーのパフォーマンス、画のレベルも高い。ただ、普通なら満足な出来だけど、過激な性描写が多いのがきつい>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

長く感じるところもあるけど、退屈しないアクションで今回も満足の出来だった。単に人の動きを見せるだけじゃなく、色彩のこだわりもある。視覚効果頼りとならず、画の美しさも感じられるアクション主体の作品は少な>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

個人的には、悪くはないけど素晴らしくもなかった。クリストファー・プラマーのパフォーマンスを中心に作品に惹き込まれるようなところもあるけど、退屈に感じるところも。全体的にゲティという人物に負け、深く描い>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

1作目がヒットしたからとりあえず続編・・・のレベルではなく、前作を超えるレベルだった。ファミリー映画でここまでのクオリティはあまりないと思う。ウェス・アンダーソンの意識を前作より感じる。ヒュー・グラン>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

3.8

気軽に見れる作品で大人が見ても楽しめ、よく出来ている。ウェス・アンダーソンみたいとまでいかないけど、可愛らしい。サリー・ホーキンス、ニコール・キッドマンも出演していて作品にチープさもなかった。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

パッと見、中身も見応えもない類と同じように見えるけど、そうではなかった。そこそこよく出来た娯楽作品だった。完璧とまではいかないけど、軽い気持ちで楽しく見れた。キャストもあっていたと思う。

インフェルノ(2016年製作の映画)

3.0

"天使と悪魔"と違って原作は読んでないけど、原作の面白さを全く引き出せていないと思うような出来。かなり雑で慌ただしく、このシリーズで大事な歴史の魅力も乏しく、ロケ地だけ気合い入れた感。これまで含め映画>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

MR.ROBOTと同じで惹き込まれるところはあるけど、一流とは呼べない演出・脚本で、それっぽい撮り方・編集・セリフを並べて結局大したことは描いていないと感じる。必要以上にやかましいキャラ、意味不明な行>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

2.7

厨二すぎた。途中で見るのをやめるほど酷くはなかったけど、飽きた。マイケル・ベイが監督だから自然にそうなったのか、プロの脚本家が真剣に考えて書いた脚本とは思えなかった。脚本と演出がダメなおかげで役者陣が>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.1

最高なニコラス・ケイジが見れた。B級映画で暴れまわるケイジではなく、静かで美しい作品の中で素晴らしい演技を見せてくれた。説明的になることなく、丁寧に人の心を描き、心に響くような作品だった。それもニコラ>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

3.3

中途半端な作品に仕上がっている。ミステリー要素のある物語に惹き込まれることもなく、アクション描写に興奮することもなく、トム・クルーズと映像の無駄使いに感じる。トム・クルーズだからなんとか見れた。モーガ>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

2.8

人間という生き物や社会を表現したかったのか、何かを表現したかったのだろうか、しょうもない中身で終わる。シュールとは呼べないありえない世界で、イーサン・ホークがいなければ見る価値は全くなかったと思う。低>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

40年前のリドリー・スコットのエイリアンと大差ない物語で何かしらの捻りもなかったけど、そこそこ楽しめた。真似をしただけのB級映画とならず、ギレンホールとファーガソンの力もあってチープさは全くなかった。>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

ほどよく楽しめる。ブラッド・ピットも張り切りすぎないパフォーマンス。コメディでもあり退屈しのぎにはなる。物語やアクションは全く最高ではなく、ブラッド・ピットを楽しむという感覚だった。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

最高にスタイリッシュ。今回も撮影と編集に圧倒される。かなりシンプルな物語で、パニック・ルームの系統で、より洗練された作品。主演はマイケル・ファスベンダー以外考えられないぐらいあっている。フィンチャーフ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.1

今年度オスカーの主役になる可能性がある評判通りの出来で、完成度が高く3時間26分の長さとは感じなかった。社会派でも難しくなく面白い。ただ、個人的にはアイリッシュマンより良かったけど、より過去作と比べる>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.5

なかなか良さそうなミステリーだと思ってたら、その期待を超えることなく平凡なまま解決に至った。役柄の旨味もないのに何故クリスチャン・ベールは出演したのかと思ってたら、最後に捻りがあって、これがあるから出>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.9

物語に驚く捻りがあるわけではないけど、独特な世界観で中途半端なモノで終わらず、見てよかったと思える作品だった。役者陣も浮いている人はいなかった。音楽もとても良かったと思う。ただ、パーフェクトとまでは少>>続きを読む