ちゃんとミステリィをやっていてとても良い。長いけど伏線の回収を映像ならではのスマートさでやっていたらああなるか。小説じゃないとミステリィは……と思っている節があるけどこのシリーズは良い。
前作よりも>>続きを読む
Netflix『ウェンズデー』にハマっているのでジェナ・オルテガ繋がりで。思ったより活躍せず酷い目にあっていた。
この映画自体はちょっとピンと来ず、怖さや驚きで楽しめた部分もあったがなぜ作ったのかと>>続きを読む
デイヴ・フランコっていいポジションをゲットしたのか、いいように使われてるのか微妙なラインという気がする。
映画に限らず話題になった作家やその作品は大規模化するが、阪元裕吾監督の世界がこんなふうに純度高く広がっていくとは。
モキュメンタリーという手法で、日常に「殺し屋」をブチ込み、成立させる。そして、この>>続きを読む
楽しめた。やはりゴズリングは良い。
僕はNetflixで観たけど、劇場鑑賞をおすすめする。
ちょっと期待していた感じとちがった。少なくとも前作は見直したほうがよかったな。反省。
どこか煮え切らない。ラストシーンのあとのことを映画にしたほうがいいと感じた。
この歳になって「自分は何になりたいのだろう」と考えさせられた。
あきらめていたけど、また自分の内側から生まれるものを信じてみたくなった。
余白が多いと感じた。良くいえばテンポがいい。
病気以前のことを掘り下げず、ミニマルなシーン構成で進んでいく。突飛な展開もないから余白を察しやすい。
簡素なのでデップだからこそ成立する映画という気も>>続きを読む
鑑賞前のイメージよりもしっとりとした作品だった。斬新な設定やどんでん返しではないところに重きを置くSF映画。
設定のわりに画的に地味だったり「ん?」となる展開もあったりで、ヒュー・ジャックマンのパワ>>続きを読む
本物の映画だ。カタルシスの大きさは今年1番だった。
威風堂々、超王道のアメリカ映画を現代でクリーンにやりきっている。僕が生まれるより前、86年の作品が、しっかりと地続きのままブラッシュアップされてい>>続きを読む
『ヨコハマ・フットボール映画祭2022』にかかる映画。試写で観させていただいた。
サッカーシーン、とくにヨーロッパの主要リーグを追っている人ならば「あるある」となる内容だが、まずそういうストーリ>>続きを読む
性犯罪の種類について調べると、大きく「暴力的性犯罪」(強姦や強制わいせつなど)と「非暴力的性犯罪」(公然わいせつやわいせつ物頒布など)に分けることが一般的のようだ。しかし、この作品を観て分類・可視化>>続きを読む
近年で観た映画のなかでもかなり難解な一本だった。全編モノクロ、ほぼワンシチュエーションで展開されるなかで、虚実入り乱れ、内面世界も随所にインサートされる。
ジャッロ映画のような趣も感じた。「ここ>>続きを読む
子どものころ、ウルトラマンが大好きだった。ビデオを全て借り、ゴムでできたウルトラマンの被り物を被って遊んだ。正直に言うと、今はその気持ちをトレースできない。どうしてあそこまで好きだったのか。この映画>>続きを読む
実話ベースの作品かと感じた。実際は小説が原作だが。
「複雑な人間関係を描く」と謳われる映画は数あるが、この作品は主人公夫婦2人が多面的に描かれ、複雑性が増している。クズであり、謙虚であり、サイコパ>>続きを読む
驚いていてはいけないのだけど、それでも驚いた。恥ずかしながら。
自分が属しておらず、かつかなり多数の人が属する属性に対して、こんなに不寛容で無理解な仕打ちが日常的に行われているということを改めて>>続きを読む
余韻が長い。とても心に残る作品だ。
本作は人と人との分かり合えなさを描いたという。確かに、それぞれの立場で言語化できない問題が積み重なり、通り一遍の優しさでは救えないことがある。僕はそれを、日々>>続きを読む
実話ベースらしく解像度が高いエピソードがガンガン盛り込まれてくる。額の寄生虫や卵を食べるシーンは吐きそうになった。
ラドクリフ演じるヨッシーは完全に自業自得だ。仲間2人はジャングルに行くことをめ>>続きを読む
やはりメタというか、第四の壁を無言で蹴り破ってくる映画だった。
アヴァンタイトルでは期待通りカラックス本人が登場し、キャストたちと映画の始まりを告げながら練り歩く。劇中で彼の姿を見るのが好きだ。>>続きを読む
面白いけど、少しやり過ぎに感じたかな。
前作同様の3人を中心に据えつつ、悪役、インターポール、殺し屋&警備の同業者、ライアンの父(伝説の警備)などがどんどん登場してまさにわちゃわちゃ状態となる。>>続きを読む
どんどんと阪元裕吾監督の世界にハマっていく。すごくクセになる。
彼が創り上げた世界観は、何層ものレイヤーが重なっていくのが特徴だ。『ある用務員』の上に『ベイビーわるきゅーれ』があり、そのまた上に>>続きを読む
これは僕の映画かもしれない。国、年齢、職業、性的パーソナリティなどあらゆる部分で自分とリンクする描写はなかったけど、それでもそう思えた。この作品と自分の世界は地続きで、どこかに2003年の自分もいる>>続きを読む
ながら観してしまったというのもあるけど、あまり入り込めなかったかな。
ある程度は楽しめた。CIAの安っぽさ、スリのバックボーンのなさ、悪役の中途半端さが気になった。珍しく日本版ポスターやキャッチ>>続きを読む
『アネット』の予習に。
メタであり、オマージュであり、セルフパロディであり……。何重にも意味が重ねられて、無意味になっていく。夢のような支離滅裂さ、没入感を味わった。
メタがレオス・カラックス>>続きを読む
とてつもなく良かった。僕にとっては最高だった。
ストーリーの整合性だけを追求すれば確かに疑問符がつくのだろうけど、そんなことはどうでもいいくらい画作りが最高だった。映像がかっこよくてずっと観てい>>続きを読む
やっぱり観る順番って大切だなあ。『ベイビーわるきゅーれ』よりこちらを先に観ればよかった。
『ベイビーわるきゅーれ』はかなりアップデートされた作品なんだと分かった。この『ある用務員』は序盤、思ったよ>>続きを読む
ケイト・ブランシェットの台詞がいつまでも頭に響く。
「何があった?」
「人生よ」
前半と後半の2部構成で、ガラリと雰囲気が変わる。前半は観ていて少し長いと感じたが、後に必要なシークエンスだったこ>>続きを読む