僕の母が亡くなった時、喪主として葬儀社の担当者と打ち合わせをした際、故人の思い出を聞かれた。僕は喪主として自らの挨拶が控えていたのでその印象は薄いが、そう言えば住職の入場前に、葬儀社の方が僕から聞い>>続きを読む
食事か話の柱となる作品は基本好きだ。もろもろの問題も美味しそうな食事があるだけで幸福感をもたらしてくれる。この作品で言えば社会情勢、家族の問題というものがあるわけだが、レシピ作りのワクワク感が全てを>>続きを読む
張り付いた笑顔で八方美人になってしまった主人公が、子どもの頃に悔いのある家族を自分も持つことになって、イメージできない幸せを作っていこうとする物語。何かに取りつかれたかのような特化した拘りを持つキャ>>続きを読む
そもそも恐らくだけどDJか気分を上げるの「上げ」と、トンカツを揚げるの「揚げ」をかけてるんだろうな。語呂合わせを元に全く違う職業を掛け持ちさせるというコミックのネームがナイスアイデアなんだと思う。>>続きを読む
セカチューと呼ばれて平井堅の曲と共に大ヒットし、ものすごく感動するんだろうな思ってハードルを上げすぎていたかもしれない(大ヒットしたのにリアルタイムで観なかった映画は大体そう)。思ったほどの感動は得>>続きを読む
ちょっと「宮本から君へ」をおもいだした。無謀な復讐に挑むという点で。
ほぼ盲目のまま、敵討ちに挑む殺陣は、見たことがないリアルさで、スマートなアクションしか見たことがなかったキムタクに、新たな演>>続きを読む
韓国の映画のリメイクで、チャップリンの「街の灯」からインスパイアされた映画とのこと。「街の灯」が本当に好きだったので、イケメン過ぎる横浜流星かチャップリン代わりじや全く泣けない。その前情報がなかった>>続きを読む
山下達郎の曲の印象が強くて、凄く感動するんだろうな、と勝手にハードルを上げすぎてしまったかもされない。最後はいい話風だったが、そこに至る前の時点で、色々あったかもしれないけどそこまでひねくれなくても>>続きを読む
中2男子の妄想をベースにカオスな世界観が現実との堺を曖昧にしていく。「本当に子連れ狼だったね」
でもしかし、笑えなかった。苦笑いだけは何度もしたが。
讃岐うどんを柱にして、それに関わりながら人生悲喜こもごも起こる、という映画。ストーリーはベタだが、柱となるうどんがとにかくうまそうで、実際にある店も出てきたらしいので、聖地巡礼的にその店へ行きたくな>>続きを読む
これは演技が難しかったんじゃないかな。逆にやりがいがあったかもしれないけど。菅田くんからはそう感じる。
パラレルワールド・ラブストーリーのときも思ったが、小説だとハッと驚くどんでん返しが、映像に>>続きを読む
映画で垣間見る僕の知らない仕事の世界、今作は「芸人」。原作者が芸人なのだから取材などいらない生の現場感。目指す人は多くても、多くは夢破れ、淘汰されていく競争社会…と思っていたが、皆が皆ではないかもし>>続きを読む
何でも観るという気概で映画を観てきたけど、このジャンルはダメかもしれない。俳優は豪華で、しかも任侠ものに長けた人たち。すらすらとその世界の言葉を話し、敵味方なんでもありの世界を表現する。最後に「カッ>>続きを読む
終戦後、戦地から帰る夫を待つ妻のもとに届いたのは、夫の戦死、ではなく処刑による死を告げる手紙。納得のいかない妻は20数年の月日をかけて真相を求めるうち、戦地の凄まじい現実を知る…。まさにこれが戦争の>>続きを読む
これは、ショー・ビジネス大国、アメリカでよくあるパターン。最後のショーは本国アメリカに迫るクオリティだったと思うし、それぞれの事情については邦画の方がその辺慣れてる。一度もうムリ!と思わせといてそれ>>続きを読む
DVDで観賞して、前半の展開があまりに苦痛でこのままキリキリと胃が痛む展開が続くのかと思ってチャプターを飛ばしたらあっさりと逮捕後の話しになっていたので、あわてて元のところに戻した。それくらい逮捕が>>続きを読む
まずこれはベースがコメディだ。フランスのルイ王朝時代のお家騒動、「降りてこない」と書けない小説家を始めとした、旅行参加者たちの「訳あり」事情、さらには同じ会社か2つのツアーを同じ宿で行うという、「経>>続きを読む
過去の罪を背負い、逃亡先の異国の地にてわずかな光を浴び、しかしその光を過去の魔の手に巻き込んでしまう。救いを見いだすのが難しい物語。
殺し屋が誰に雇われ、何のために殺戮を繰り返し、最後にあっさりと>>続きを読む
神戸という街が、大戦前ギリギリまで欧米人がいて、欧米の文化を受け入れて生活している人がいたというのは、言われれば神戸ならそうだろうと思うが、この映画を見るまでは思ってもみなかった。イニシャルであるア>>続きを読む
主人公コウタは、軽度の遅れがある人かな…。冷凍食品工場でパートさんや外国人と働いていること、親兄弟の過剰な褒め方、クラスの他の子(あ~ちゃん含む)からの印象に残らなさなど、そんな感じがする。そして、>>続きを読む
主人公がチンギス・ハーンで総制作費が30億円!となれば、モンゴル平原を越えるスケールの映画が撮れる…はず。でもそこに至らず…
あえて言及すれば、チンギス・ハーンの描き方にスケール感がない。苦難を乗>>続きを読む
尺長めでアングルが変わらない授業風景、家族の食卓、校庭の遊び…そのせいで最初は間延び感を感じてしまう。そして、衝撃の「ちっちゃなイエス様」登場。子どもの願いをホイホイ叶えたり、紙相撲で遊ばれちゃった>>続きを読む
タイトル通り、パラレルワールドが展開する。肝となっているのは、二つの世界で恋人の相手が違うということ。終盤タネ明かしで人為的なものとわかるが、にしてもなぜ違う恋人となったのか、そもそも何のための研究>>続きを読む
モノクロから始まって途中からカラーになる(あまりに自然でどこからカラーになったか覚えてないけど)ところや、小説のように場面転換で第一章、二章という章の番号とタイトルが入り、時には助演者のプロフィール>>続きを読む
素晴らしい映画だし、実話がもとでここまで色々な感情を揺さぶられたことに驚く。
冒頭は浅田家がコスプレ写真集を撮る経緯等でクスッと笑える場面が多めだが、他の家族の写真も撮るようになって他の家族の内情>>続きを読む
基本コメディだと思うが、次々起こる問題を解決する推理もののような伏線回収があり、進むにつれて"次のトラブルはどうやって解決する?"と、「脳のアレ」が気になってくる。現実的には泥沼状態の時に式場の人の>>続きを読む
それぞれの問題が解決する感動よりも、隠岐の島の雄大な自然と温かな心が勝った。そして留学制度(島親制度)の素晴らしさをドキュメンタリーで取り上げてほしいと思った。
実話を元に作られた、反アパルトヘイト運動で政治犯として懲役刑をくらった白人の脱獄劇。冒頭で、差別を受けていたのは黒人だけではなくアジア系もであることを知る。そして、刑務所内で働かされていた黒人があっ>>続きを読む
死んだ後に家族に想いを伝える感涙パターン。今回は本人が嫌いな猫への転生!?コメディ要素多めとは言えギャンブル好きがもとで死んでしまうことを笑いに丸め込むのはちょっと無理がある。まあ、本来は生き返れる>>続きを読む
何故、一度命を落としたものがさらには何年か過ごした後、再び亡くなり、雨の日に一度目の姿で記憶をなくして戻ってくるのか、その仕組みは理解できないけど、その間に運命を受け入れ、変わらぬ想いを確認した、と>>続きを読む
このドキュメンタリーは最初、趣味のスケボーの記録用として撮っていた。なのでスケボーをしていない場面にカメラを向けられると、ザックもキアーも「おいおい、こんなところも撮るのか!?」と照れていた。しかし>>続きを読む
戦略上、戦術上のミッドウェイ海戦はとても興味がある。山本五十六の先見の明、南雲の判断ミス、山口「飛竜」の奮闘、アメリカ側からすると情報戦の勝利、雲の流れ等で艦上爆撃機がずれてたどり着いた幸運などあっ>>続きを読む
豪華なキャストを使ってばか騒ぎ、楽しめるかどうかは観る人が心を空っぽに出来るかどうか次第。僕は、今一つ乗れなかった…
このレビューはネタバレを含みます
自分にとって実話が元の映画はいつも様々なことを学び、感動をもらう。今回もまたそうだった。バングラデシュの貧しく不安定な情勢、インドとの関係、フランスの移民との向き合い方(難民センターへと導く赤十字の>>続きを読む
コミック・アニメ実写化は、あたり外れがあることをよーく理解してる。「弱虫ペダル」はロングセラーなコミックでアニメ化も成功、コミックがどんどん進んでいるなかでタイミング的にどう?と思う実写映画化。ファ>>続きを読む
本来ならばワンシーンで撮りきるとこで、狂喜のサバイバルをリアルに感じるのが狙いだと思うが、殺陣というお約束の世界をアングルを変えずに見ていくと、他の方もおっしゃる通りどんどんゲーム的な動きに見えてし>>続きを読む